ココスクエア調布
ココスクエア調布 (KOKO SQUARE Chofu) は、東京都調布市に所在する複合商業施設[10]。京王線国領駅前の再開発事業により建設された。地下1階から2階までの商業棟はショッピングセンター「ココスクエア調布」となっており、核店舗としてマルエツ国領店が出店[7]するほか、調布市の公共施設、飲食店、クリニック、カルチャーセンターなどが入居する[6]。略称として単に「ココスクエア」と呼ばれることも多い[10]。 3階から6階は、国領駅南口市営駐車場「ココスクエアパーキング」[6][8]、上層階の住宅棟は都市再生機構 (UR) の賃貸住宅「ココスクエア国領」となっている[11]。 概要国領駅南口再開発ビルの建設および管理運営のため、1998年(平成10年)10月9日に株式会社ココスクエア調布を設立[2]。2000年(平成12年)6月に「ココスクエア調布」として開業[4]、キーテナントのマルエツ国領店は2000年(平成12年)6月22日に開店した[5]。 施設名の「ココスクエア (KOKO SQUARE) 」は「国領」と「狛江通り」の「KO」を取って命名されたものである[10]。またもう一つの駅前再開発ビルである「コクティー」の名も「国領」に由来する。 再開発ビルの地下1階から2階までを商業フロアとした、小規模なネイバーフッド型ショッピングセンター (NSC) である。地域の商店会「国領商店会」にも加盟している[12]。競合店舗は隣接するグランタワーコクティー(核店舗は西友調布店、2004年開業)[13]、狛江通りと品川通りの交差点にあるイトーヨーカドー国領店(国領町8丁目、2004年開業)[14]。 マスコットキャラクターとして、坊主頭の男の子「ココくん」とおかっぱ頭の女の子「スーちゃん」のコンビが設定されており、公式ウェブサイトや館内の随所に描かれている[15]。 エントランス正面にはからくり時計があり、正時ごとにメロディが鳴り、にわとりと卵を模した仕掛け(鶏の鳴き声「ココ」にかけている)が動いて時を告げる。また3時間おき(9時、12時、15時、18時…)に仕掛けとメロディがロングバージョンになるよう設定されている[16]。また建物北側には、周囲に調布市の花「さるすべり」と調布市の鳥「めじろ」のモチーフを象った円形のアナログ時計も設置されている。また、2階北側には国領駅に面したウッドデッキがあり、デッキの階段は非常階段も兼ねている。 国領駅前再開発国領駅周辺では、京王線連続立体交差事業による地下化に先立ち再開発事業が行われ、2000年(平成12年)に「ココスクエア調布」、2004年(平成16年)に「グランタワーコクティー」と2つの再開発ビルが完成し、それぞれのビルに調布市の公共施設も入居したことで、駅前に商業施設と公共施設の集積が進み、利便性が大きく向上した。狛江通りに面しており、国領駅をはさんで南側にココスクエア調布、北側にグランタワーコクティーが位置する。 →「国領町 (調布市)」および「グランタワーコクティー」も参照
ココスクエア調布とグランタワーコクティーが開業した当時は、京王線連続立体交差事業がまだ完了しておらず、2つの再開発ビルは国領駅の踏切で隔てられていた。これが開かずの踏切として狛江通りの渋滞の原因となっており、路線バスの遅延が常態化するのみならず、近くの慈恵医大第三病院へ患者を搬送する救急車が足止めされることさえあった。 2012年(平成24年)8月19日に京王線国領駅 - 布田駅 - 調布駅間の連続立体交差事業が完了し、3駅が地下化された。これにより開かずの踏切は解消し、地域の利便性は大きく向上した。 国領駅地下化後は駅前広場の整備が行われ、駅南側のココスクエア調布前にバスロータリーが新設された。従来は路線バスが国領駅前まで入れず狛江通り沿いにバス停留所があったが、交通広場整備により国領駅前まで乗り入れるようになった。また同時に調布駅でも駅前再開発によりバスロータリー改良が進み、バスが国領駅・調布駅のロータリーで待機して時間調整を行えるようになったため、路線バスの定時性はさらに改善した。 なお、国領駅に乗り入れるバス路線は小田急バス(狛江営業所が運行)の境91系統(武蔵境駅南口 - 調布駅北口 - 国領駅 - 狛江駅北口)、その区間便の狛02系統(狛江駅北口 - 国領駅)のみである。 フロア構成地下1階
1階
2階2階はレストランフロアおよびクリニックモールとなっているほか、椅子が置かれた休憩スペースがある。2階改装の際に休憩コーナーに本棚が設置され、写真集や調布・多摩の歴史に関する本などが置かれ、自由に手に取って読書できる。なお図書の盗難が相次いだことから防犯カメラの写真が公開され注意喚起されたことがある。また2022年2月10日には休憩コーナーにアクアリウム水槽が設置された[24]。
設備
交通アクセス
脚注
関連項目
外部リンク
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