ケルビン・ヘレーラ
ケルビン・デ・ヘスス・ヘレーラ・メルカド(Kelvin De Jesus Herrera Mercado , 1989年12月31日 - )は、ドミニカ共和国エルマーナス・ミラバル州テナレス出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。愛称はH[1]。 メディアによってはエレーラとも表記される。 経歴プロ入りとロイヤルズ時代2006年にカンザスシティ・ロイヤルズに入団。以後6シーズンをマイナーで過ごす。 2011年9月21日のデトロイト・タイガース戦で5番手として登板し、メジャーデビューを果たした。 2013年開幕前の3月に開催された第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)のドミニカ共和国代表に選出された[2]。 2014年2月21日にロイヤルズと1年契約に合意した[3]。この年は、勝ちパターンの7回での登板が主となった[4]。このシーズンは、被本塁打が0だった。 2015年4月19日のオークランド・アスレチックス戦でブレット・ロウリーに対して頭部への故意死球を狙った背中を通過する投球を行い、球審から即刻退場処分を受け、後日MLBより5試合の出場停止と罰金の処分を受けた[5]。4月26日に2試合に出場停止処分を受けた[6]。この年はオールスターのメンバーに選出された。レギュラーシーズンでは、72試合にリリーフ登板して4勝3敗、防御率2.71、WHIP1.12という好成績を残し、2年連続でブルペンの中心的存在の1人として活躍した。 2016年は3年連続70試合以上となる72試合に登板したが、防御率は2014年から悪化の一途をたどっているものの、それでも2.75という好数値をマーク。2年連続でオールスターゲームにも選出されたほか、一時クローザーも務めて自己最多の12セーブを挙げた。更に、奪三振率では3年ぶりの10.0以上となる10.8を記録する一方、与四球率も2015年の3.4から1.5と改善し、メジャーを代表するリリーバーの1人として引き続き安定した活躍ぶりを示した。 2017年はウェイド・デービスの移籍に伴い、開幕からクローザーを務めた。64試合に登板し26セーブを挙げたが、9月に11試合で防御率6.52と調子を崩し、シーズン通算でも防御率4.25、WHIP1.35とメジャー定着した2012年以降では自己最低の成績に終わった。 2018年も開幕からクローザーを務め、6月までに27試合で1勝1敗14セーブ、防御率1.05、WHIP0.82の好成績を挙げていた。 ナショナルズ時代2018年6月18日にケルビン・グティエレス、ブレイク・パーキンス、ヨハンセ・モレルとのトレードで、ワシントン・ナショナルズへ移籍した[7]。移籍後は主にセットアッパーとして21試合に投げたが、1勝2敗3セーブ、防御率4.34、WHIP1.71と成績を落とした。オフの10月29日にFAとなった。 ホワイトソックス時代2019年1月8日にシカゴ・ホワイトソックスと2年1800万ドル(2021年は球団側オプション)で契約を結んだ[8]。 2020年7月31日にDFAとなり[9]、8月2日に自由契約となった[10]。 ホワイトソックス退団後2020年8月6日にシカゴ・カブスとマイナー契約を結んだ[11]が、26日に自由契約となった[12]。 2021年2月26日に自身のTwitter上で現役引退を表明した[13]。 投球スタイル公称身長5′10″(約178cm)と決して大きくはないが、オーバースローから、最速102.8mph [14](約165.4km/h)、常時98mph(約158km/h)前後の速球(フォーシーム、ツーシーム)を軸に、88mph(約142km/h)前後のチェンジアップ、稀に81mph(約130km/h)前後のカーブを投げる。2016年から84mph(約135km/h)前後のスライダーを使用している[15]。 2013年は制球力・与四球率が落ちたため、不用意にフォーシームでストライクを取りにいった結果、被本塁打が多かったが、2014年は、70試合で防御率1.41・被本塁打0という好成績を記録した。 詳細情報年度別投手成績
年度別守備成績
記録
背番号
代表歴脚注
関連項目外部リンク
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