グラツィアーノ・ロッシ
グラツィアーノ・ロッシ (Graziano Rossi, 1954年3月14日 - ) は、イタリア・ペーザロ出身の元モーターサイクル・ロードレーサー。ロードレース世界チャンピオンであるバレンティーノ・ロッシの父。 経歴1970年代から1980年代にかけて活躍し、同世代のイタリア人ライダーとしてはバージニオ・フェラーリ、マルコ・ルッキネリ、フランコ・ウンチーニらが挙げられる。 ロードレース世界選手権には1978年に500 ccクラスでデビュー。翌1979年にはモルビデリのワークスライダーとして250 ccクラスを戦う。この年がグラツィアーノのベストシーズンとなり、オパティヤ(ユーゴスラビアGP)、アッセン(オランダGP)、カールスクーガ(スウェーデンGP)とシーズン3勝を果たし、コーク・バリントン、グレッグ・ハンスフォードのカワサキ勢に次ぐシリーズ3位に入る。またこの年には息子のバレンティーノが誕生した。 1980年には再び500 ccクラスに戻り、ルッキネリと共にロベルト・ガリーナの「チーム・ガリーナ」でスズキ・RG500を駆ることになった。2度表彰台に立ちシリーズ5位に入るが、翌シーズン[1]は同チームに残留することは出来なかった。ガリーナとの確執があったとも言われている。その後は1982年まで500 ccクラス参戦を続けたが、結果を残すことは出来なかった。 また1982年にはヤマハを駆ってイモラで行われた200マイル耐久レース(200 miglia)に参戦するが、激しく転倒し、一時心肺停止状態に陥る。しかしクリニカ・モバイルの尽力により一命を取り留めた[2]。怪我から回復した後は2輪レースから引退し、ラリーへ転向した。 2007年にはロッシ親子が共演するヤマハのCMが日本で放映された。 ロードレース世界選手権 戦績
脚注
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