キク科
キク科(キクか、学名:Asteraceae、保留名:Compositae)は、被子植物真正双子葉類に属する1分類群である。キク科は最も種類が多い双子葉植物とされている[1][2]。 特徴キク、タンポポのように小さな花(小花)がたくさん集まり、さらにそれが一個の花に見える点が形態上の主な特徴である。このような花の形状を頭状花序(とうじょうかじょ、略して頭花)という。また、その基部の、ガク(萼)のように見える部分を総苞片(そうほうへん)と称す。頭状花序(頭花)をつくる小花には、筒状花(管状花)と舌状花の二種類がある。ハハコグサは前者のみで花ができており、タンポポは後者のみで構成される。ヒマワリの花では、周囲を舌状花、中央を筒状花が占める。普通、花が筒状花のみまたは周囲に舌状花を持つキク亜科と、舌状花のみからなり茎葉に乳液を含むタンポポ亜科とに分類される。キク亜科をさらに数亜科に分けることもある。 世界ではおよそ950属2万種、日本では約70属360種のキク科植物が知られており、地球上のほとんどの地域で生育可能である。またそのため、キク科には多くの栽培植物、帰化植物が存在している。 分類古典的には、キク亜科 Asteroideae syn. Carduoideae とタンポポ亜科 Cichorioideae に分けられていたが、後者は側系統であり、いくつかの亜科に分割された。 12の亜科に分類される。ただしそのうち4亜科が、99%の種を含む。原始的なものから順に、以下のとおり。
ムティシア亜科1連のみ。 アザミ亜科3連からなる。
タンポポ亜科9連と連未定の3属からなる。
キク亜科21連からなる。
主な属のアルファベット順A
B
C
D
E
FG
H
IKL
M
O
P
RS
T
U
V
XYZ
脚注
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