ガイコツ書店員 本田さん
『ガイコツ書店員 本田さん』(ガイコツしょてんいん ほんださん)は、本田による日本のエッセイ漫画。作者のデビュー作であり[3]、『月刊コミックジーン』 (KADOKAWA) がpixivと共同で運営するウェブコミック配信サイト『ジーンピクシブ』において、2015年8月27日から2019年3月22日まで連載された[2]。全24話で、コミックスはMFC ジーンピクシブシリーズから計4巻刊行されている。 作者の本田は書店のコミック売り場で10年間働いた経歴を持ち[4]、本作ではそのときの体験が描かれている[5]。なお、本田は本作の連載中に退職しており[6]、コミックス第4巻には、退職後の本田が国内外の書籍・出版について取材するスピンオフ「場外乱闘編」が収録されている[7]。 登場人物「声」は、本作を原作としたテレビアニメにおける声優。
作風本作では書店員の仕事ぶりがコメディタッチで描かれている[19]。具体的には、書店に勤務した経験を持つ人間でなければ分からないことや「コミック売り場を舞台に展開する様々な異文化コミュニケーション」が描かれており[20]、本田によると作中で描かれた出来事や登場人物の発言は全て現実にあったものだという[4]。一方で、本田の同僚や出版社の人間についてはデフォルメして顔を隠すという配慮がなされている[21]。客は人間の顔で描かれているが[22]、こちらについても見た目は変更されている[4]。 本作はもともと、本田が書店で経験した「おもしろいこと」を漫画化したのに端を発しており、それをpixivで公開したところ、編集者から声がかかり『ジーンピクシブ』での連載に至ったという[3]。一方で、本田は本作を描くに当たり、「人の趣味嗜好を笑う話にはしない」よう注意を払っている、と語っている[10]。 書誌情報
テレビアニメ2018年10月から12月まで、BS11ほかにて放送された[23]。15分枠のショートアニメ[24]。全12話で構成されており、全ての回で、岡嶋心が脚本、轟おうるが絵コンテと演出を担当し、柿木直子が作画監督を務めている[25]。また、アニメーション制作はDLEが担当しており、書店員の仕事ぶりがフラッシュアニメの手法を駆使してテンポよく描かれている[24]。 テレビアニメはコミックスの第1巻から第3巻までの内容をベースとしており[26]、加えて、本田の原案を基に制作されたアニメオリジナルエピソードも盛り込まれている[9]。 テレビアニメを収録したDVDは、コミックスの特装版に同梱する形でリリースされた[26]。全12話のうち、前半6話を収録したDVDは上巻、後半6話を収録したDVDは下巻に同梱されている[26]。 スタッフ
主題歌主題歌はTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUNDが担当しており、ゲストボーカルはfeat.の形で表記されている。
各話リスト
放送
ラジオテレビアニメに関連して、『ガイコツ書店員 本田さん バックヤードレイディオ』が2018年10月7日から2019年3月31日までラジオ大阪で放送された[29][30]。全26回[30]。パーソナリティはテレビアニメのキャストが交代で担当している。 評価ニュースサイト・YOMIURI ONLINEに掲載された記事では、本作は「人と人が向き合う書店のよさ」が描かれていると評されている[10]。加えて「書店員からの共感の声が多い」のが特徴とも述べられており[10]、実際に2017年に発表された全国書店員が選んだおすすめコミックでは本作が12位にランクインしている[31]。 一方で、本田によると、書店業界の人間からもっと同業界の暗黒面について描くよう求められることもあったという[4]。この批判に対し、ミステリー漫画研究家の廣澤吉泰は、本作では暗黒面が笑いに昇華されているため、暗黒面があるように感じられないのだと批評し、本田の手腕を評価している[32]。 本作と同じく書店で働いた経験を基に描かれた『暴れん坊本屋さん』と比較する意見もあり、朝日新聞社の記者・松尾慈子は、本作と『暴れん坊本屋さん』の違いとして、書店が国際化している点を挙げている[12]。「書店の国際化」という点については虚構新聞の社主・UKも言及しており、UKは、本作では客にお勧めの漫画を尋ねられたときの対応など、さりげない描写に「外国人の接客をしているリアルな経験がすっと表れて」いると述べ、このことが本作の面白さの1つとなっている、と評している[33]。 出典
KADOKAWAオフィシャルサイト以下の出典は『KADOKAWAオフィシャルサイト』内のページ。コミックスの発売日の出典としている。
外部リンク
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