カルロス・シルバ
カルロス・シルバ(Carlos Silva, 1979年4月23日 - )は、ベネズエラ・ボリバル共和国ボリバル州シウダ・ボリバル出身の元プロ野球選手(投手)。 経歴フィリーズ時代1996年に、ドラフト外でフィラデルフィア・フィリーズに入団。 2002年4月1日に、メジャーデビューを果たした。同年は、リリーフ投手として68試合に登板。防御率3.21という成績を残した。 2003年までは、フィリーズでリリーフ投手を務めた。 ツインズ時代2003年12月17日に、エリック・ミルトンとのトレードで、ニック・プント内野手とボビー・コレッキーと共にミネソタ・ツインズへ移籍。 2004年からは先発投手に転向。転向1年目の2004年に14勝を挙げる活躍を見せた。 2005年は9勝に留まったが、188.1イニングを投げて与四球9個(1試合当たりの与四球率0.43)の成績を残す。これは1920年のベーブ・アダムズが記録した0.62を上回る近代メジャー最高記録となった。また同年5月20日のブルワーズ戦では74球で完投勝利を収め、1957年以降では最も少ない投球数での完投記録となった[1]。しかし、2006年は不安定なピッチングが続き、防御率は5.94と悪化。 2006年開幕前の3月に第1回WBCのベネズエラ代表に選出された[2]。 2007年は13勝14敗防御率4.19を記録した。 マリナーズ時代2007年12月20日に4年4,400万ドルでシアトル・マリナーズへ移籍[3]。 2008年は4勝15敗防御率6.46とまったく振るわず、チーム批判を何度か繰り返した[4]。 2009年開幕前の3月に第2回WBCのベネズエラ代表に選出された[5]。 カブス時代2009年シーズン終了後の12月18日にシルバに600万ドルを加え、ミルトン・ブラッドリーとのトレードでシカゴ・カブスへ移籍した。ブラッドリーは球団批判などをしたため、球団から出場停止処分を受けていた。カブスのジム・ヘンドリーGMはこのトレードをハイリスク・ハイリターンと評した[6]。 2010年は開幕8連勝を記録。カブスの投手では1967年のケン・ホルツマンが開幕から9連勝を記録して以来の快挙となった[7]。 2011年はスプリングトレーニングで5試合の登板で防御率10.90、WHIP1.96を喫して解雇された。 ヤンキース傘下時代2011年4月9日にニューヨーク・ヤンキースとマイナー契約を結ぶ。その後ヤンキースのマイナーで計7試合に登板するが、7月2日に解雇された。 選手としての特徴
ツーシームに近い「高速シンカー」を中心に、スライダー・チェンジアップを交え、ゴロで打たせて取るメジャーでも屈指のグラウンドボールピッチャーで、奪三振率は低い。被安打数が投球回数を上回っているが、極めて優秀な与四球率(2.0未満)でこれを補っている。 詳細情報年度別投手成績
代表歴脚注
関連項目外部リンク
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