オプラ・ウィンフリー・ショー
『オプラ・ウィンフリー・ショー』(The Oprah Winfrey Show)は、シンジケイションで1986年9月8日から2011年まで放送されていたトーク番組。オプラ・ウィンフリーが司会を務めていた。 シカゴのABC直営局WLSのローカルトーク番組として始まり、CBSディストリビューションによりシンジケーション番組として全米で放送された。そのほか世界140ヶ国で放送され、アメリカでは4600万人の週間視聴者数を誇った[2]。 番組はシカゴ近郊にある、Harpo Productions[3]で収録された。Harpo Productionsは、オプラ本人が設立したプロダクションである。 概説アメリカのテレビ界で最も評価されているトーク番組である。特に女性に人気が高い。 評判が高い番組だけに、シンジケイションで購入できたローカル局のほとんどが、夕方の自主制作のニュース番組の前(夕方の4・5時台)にオプラ・ウィンフリー・ショーを放映した。実際、オプラ・ウィンフリー・ショーを放映しているローカル局の多くは自主制作のニュースの視聴率でも地域のトップに立っていた。 1998年、「タイム」誌が発表した『20世紀最高のテレビシリーズリスト』に入った。また、2002年には『古今、最も素晴らしいアメリカのテレビ番組トップ50』というリストにも入った[4]。 歴史1984年にオプラはシカゴのABC直営局・WLS-TVの朝のトークショー「AM Chicago」の司会者を務めることになった。当時の「AM Chicago」は全国放送のシンジケート番組などに押されていたが、見る見るうちに人気番組へ上り詰めた。この「AM Chicago」が全米向けの番組としてリニューアルされることになり、1986年9月8日にオプラ・ウィンフリー・ショーが始まった。 2007年9月10日時点で3000回以上放送されている。2008年アメリカ合衆国大統領選挙では早い段階でバラク・オバマ候補の支持を表明し、その後のオバマ旋風のきっかけの一つとなったとされている[5]。 オプラは2011年まで放送契約を更新しており、1990年代には永久にこの番組を続けたいと語ったこともあったが、2009年11月19日、番組を2011年9月9日をもって終了させる意向を示した[5][6]。制作会社であるHarpo Productionsもこの予定を公式に発表した[7]。 2011年1月1日、ケーブルテレビ局「オプラ・ウィンフリー・ネットワーク(OWN)」を開局[8]。2017年12月4日、オプラはOWN株式を初めて売却、共同出資するケーブルネットワーク会社ディスカバリー・コミュニケーションズは出資比率を約45%から70%に高め、7000万ドル(約78億7000万円)を支払うことに合意した[9]。オプラはOWNの最高経営責任者(CEO)職にとどまり、独占的な関与を2025年まで延長する[9]。 主な企画Oprah's Book Club番組当初から続くコーナー。オプラが本を紹介し、主に著者のインタビューが中心である。ここで紹介された本はベストセラーになり、中には100万部以上を売り上げた本もある。2002年に一旦中断し、2003年に復活した。現在は古典作品を紹介することが多い。 Oprah's Favorite Things感謝祭やクリスマスなどに放送される。オプラが個人的に気に入っている商品などを観客にプレゼントするというもの。2006年11月にはスタジオに来ていた観客全員にビデオカメラ、1000ドル分が使えるクレジットカードをプレゼントした。彼女はその際、「他の人を助けるために使ってほしい」とメッセージを送った。 オプラの資産家としてのエピソードを語るときによくこのコーナーが紹介される。 Tuesdays With Dr. OZ毎週火曜日に放送。メフメトC.オズ博士(NYCコロンビア長老教会派の会員。「オズ博士」として多くの番組視聴者に知られている)が担当するコーナー。 その他
外部リンク
脚注・出典
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