エンシフェルム
エンシフェルム(Ensiferum)は、フィンランド出身のフォーク・メタルバンド。 略歴1995年にマルクス・トイヴォネン (ギター)、サウリ・サヴォライネン (ベース)、キモ・ミエティネン (ドラム)の3人で結成。翌1996年にヤリ・マーエンパー (ボーカル・ギター)が加入し、最初のデモをリリースした。 1998年にサウリ・サヴォライネンとキモ・ミエティネンが脱退し、キモ・ミエティネンの弟ユッカ=ペッカ・ミエティネン (ベース)とオリヴァー・フォキン (ドラム)が加入した。ユッカ=ペッカ・ミエティネンはこの時、わずか14歳だった。 1999年に2本のデモを作成し、同年にフィンランドのスパインファーム・レコードと契約した。2000年に1stアルバム『Ensiferum』のレコーディングを行い、レコーディング後にキーボーディストのメイユ・エンホが加入した(『Ensiferum』はゲストのキーボーディストが参加している)。同アルバムは2001年にリリースされデビューを果たした。 2003年に、2ndアルバム『Iron』のレコーディング後に、ヤリ・マーエンパーがウィンターサン専念のために脱退した。『Iron』は2004年にリリースされる。このアルバムは日本でもユニバーサルインターナショナルからリリースされ日本デビューを飾った。 ヤリ・マーエンパーの後任はノーサーのペトリ・リンドロス(ボーカル・ギター)で、急遽サポートメンバーとして迎えてライブ活動を行った後、2004年末に正式にメンバーとなった。その後、ユッカ=ペッカ・ミエティネンとオリヴァー・フォキンが脱退し、サミ・ヒンカ (ベース)とヤンネ・パルヴィアイネン (ドラム)が加入した。ちなみに、ノーサーのベーシスト、ユッカ・コスキネンが後にウィンターサンに加入している。 2005年に初来日をはたした。 2006年にミニアルバム『Dragonheads』、2007年に3rdアルバム『Victory Songs』をリリースする。リリース後、メイユ・エンホが脱退した。そのため、セッション・メンバーとして、エンミ・シルヴェンノイネンが加入した。エンミ・シルヴェンノイネンは、2009年に正式メンバーとなった。 同じ2009年には、ペトリ・リンドロスがノーサーから脱退し、エンシフェルムに専念することになった。同年に4thアルバム『From Afar』をリリース。同アルバムの日本盤はリリースされなかった。 2012年に5thアルバム『Unsung Heroes』をリリース。フィンランドの週間アルバムチャートでは3位にランクインした[4]。その後、計4週間週間アルバムチャートTOP50入りを果たした[4]。 2013年4月に14年間所属したスパインファーム・レコードを離脱、アメリカ合衆国のメタル・ブレイド・レコーズに移籍した[5]。 2014年2度目の来日を果たし、東京と大阪にて公演を行った。 2015年2月に6thアルバム『One Man Army』をリリース[6]。 2016年4月、キーボーディストのエンミ・シルヴェンノイネンが家庭の事情により脱退し、元チュリサスのネッタ・スコグ (Accordion)が加入した[7]。ネッタ・スコグはこれまでツアーメンバーとしてエンシフェルムに参加していたが、エンミと入れ替わりで正式メンバーとなった[8]。2017年9月に7thアルバム『Two Paths』をリリース。日本ではワードレコーズ傘下のケイオスレインズからリリースされた。12月下旬、ネッタ・スコグの脱退が発表された[9]。脱退の原因は、ネッタとバンド側のスケジュールが合わなくなってしまったため[9]。バンド側は発表時点では後任を探していないことを明言しており[9]、その後はサポートとしてメディアで活動するラウラ・ジャドゥレヴィチ (Key)が参加するようになった。 2018年1月に3度目の来日を果たした。 2020年2月末、ペッカ・モンティン (Key, Clean Vo)が正式メンバーとして加入した[10]。7月に8thアルバム『Thalassic』をリリース。本アルバムのタイトルは、古いギリシャ語で『海の』という意味で、バンド初のテーマ・アルバムであり、全曲が「海」もしくは「水」に関連している[11]。 メンバー現ラインナップ
旧メンバー
タイムラインディスコグラフィアルバム
シングル・EP
ビデオ
脚注
外部リンク |
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