ウィントフック
ウィントフック(アフリカーンス語: Windhoek)は、ナミビアの首都[2]。ドイツ語読みのヴィントフック (Windhuk) と表記されることもある。ナマ語ではǀAiǁgams、ヘレロ語ではOtjomuiseという。 概要同国のほぼ中央に位置し、標高1655メートルの高地に存在する。 1885年にドイツ帝国軍がこの地域を占領し、1892年よりドイツ領南西アフリカの首都となった。ナミビアの商業、工業の中心地である。市街は小さく、周囲は砂漠に囲まれており、降水量は少ない。教会や図書館、美術館などが整備され、中世ドイツ風の建物が現存し、清潔できれいな街並みとなっている。ショッピングモールがいくつか建っている。 都市名「ウィントフック」は、アフリカーンス語で風の曲がり角(アフリカーンス語: Wind Hoek、英語: windy corner)を意味する[3]。 歴史
1976年、まだSWAPOの影響が及んでいない当時の人口は約65000人。市内ではドイツ語の新聞が発行される、ドイツ料理店が多くみられるなど、建物以外でも植民地時代の影響が残っていた[4]。 地理平均標高1,657メートルの高地に位置する高原都市である。北部以外は山に囲まれる。1つの行政区分の市の面積では、天津、イスタンブールについで世界第3位の広さとなっている[5]。 人種・言語人口は322,500人(2012年)で、そのうち67%が黒人、16%が白人。住民の過半はバントゥー系民族であるが、同国人口のおよそ6%を占めるドイツ系住民もいる。言語は政府機関などの公式な場、標識、ビジネス、文書などでは公用語である英語のみが使用されるものの、実際の人々の日常会話にはアフリカーンス語が共通語として最も広く使われている[6]。1995年の統計によると、市民の25%は家庭でアフリカーンス語を使用している。また、ドイツ語も広く通用する。 気候ケッペンの気候区分ではステップ気候 (BSh) に属する半乾燥気候で、最高気温は6月・7月が20 ℃、9月から4月が25-30 ℃である。降水量は6-8月はゼロ、1-3月が月間70mmを超える。年間で360mmと非常に少ない。標高1700mに位置するために年間通して温暖な気候であり、特に夏でも朝晩は涼しい。
交通道路
鉄道トランスナミブ鉄道により、ウィンドフック駅からオカハンジャ、ゴバビスなどの国内線のほか、南アフリカとも結ばれている。 空港教育大学姉妹都市及び友好都市
脚注
関連項目外部リンク |
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