アースクェイク (サムライスピリッツ)
アースクェイク プロフィール
アースクェイク (Earthquake) はSNK(SNKプレイモア)の対戦型格闘ゲーム『サムライスピリッツ』シリーズに登場する架空の人物。 キャラクター設定第一作目『SAMURAI SPIRITS』(以下『初代』)で登場。盗賊団を率いる巨漢の忍術使いで、シリーズ中で最も体重の重い登場人物。 強欲でプライドが高く、12歳の頃に友人に「世界中の宝を手に入れる」と豪語して後に引けなくなったことがきっかけで泥棒稼業に身を染める[1]。その後は驚異的身体能力で順調に盗みを重ねていたが、ある日保安官に捕まってしまい、「ジパングのニンジャでもなければ逃げ切ることなどできない」という保安官の言葉を聞いたことで忍術に興味を持ち、保安官を振り切って日本へとやってきた[1]。 シリーズでは不知火幻庵や牙神幻十郎と並ぶ悪役で、主に財宝を盗むために登場する。『初代』では「パレンケストーン」を盗むために世界中を巡っていた所、その宝珠を持っていた天草四郎時貞と戦うことになった。『真SAMURAI SPIRITS 覇王丸地獄変』(以下『真』)では表向きは羅将神ミヅキの下僕となって命令に従い、ミヅキから褒美の金塊を貰おうとするが、金塊を貰った後に裏切って邪魔なミヅキや声の主(アンブロジア)を倒そうとしている。 盗みの技術に応用するために、出羽の甲賀の抜け忍である綾女のもとでガルフォードと共に甲賀流の忍術を学んでいたが、入門から半年ほどして「忍者の技術は全て頂いた」という発言をして出羽を去った[1]。なお、ガルフォードはアースクェイクより先に綾女に師事しているので、ガルフォードが兄弟子となるのだが、出羽を去った後にガルフォードと再会したときには、アースクェイクは彼のことをすっかり忘れていた[1]。綾女のことは尊敬はしていなかったが惚れていたようで、『真』の「好みのタイプ」は「実は忍術の師匠」(=綾女)となっている。忍者としての才能は決して低いとは言えず、見様見真似だけでガルフォードの覚えていた忍術を独自のアレンジを加えた形で身につけている。先述のように「甲賀流」で綾女の元で忍術の基礎を学んだが、本人自身は流派を「我流忍術」としている。 『初代』では3人の子分(細野トン吉、高橋チン平、坂本カン太)を連れている。『真』では2人(コン八、キン三)増えて、総勢5人になった。 メガドライブ版『サムライスピリッツ』では、容量の関係で登場できなかった。 『SNK VS. CAPCOM SVC CHAOS』(以下『SVC CHAOS』)にも登場し、こちらでは鎌と分銅側の鎖を持つ手が原作ゲームと逆になり、必殺技の仕様も『サムライスピリッツ』シリーズとは異なっている。また、同作に登場するヒューゴーに対しては「巨体だから」という理由で親近感を抱いている。 『サムライスピリッツ 天下一剣客伝』(以下『天下一剣客伝』)でアースクェイクを選ぶと4回戦に妖怪腐れ外道が登場する。逆に腐れ外道でプレイしている場合、アースクェイクが相手になると「流石の俺も言葉が出ない」と呆れられる。 『天下一剣客伝』での決勝戦の相手はアンドリューであり、銀行強盗・金庫破り・窃盗・盗掘の容疑が掛けられていることが判明する。 『真』のエンディングにおいて、お宝を求めて子分たちとともに魔界に行くが、二度と魔界から出られなくなってしまい、その後の消息は不明。『天下一剣客伝』のエンディングでも同様に魔界へと行くが、こちらでは奇跡的に現世に帰還し、その後は魔界から持ち帰った財宝で大企業を興している。 キャラクターデザイン丸々と太ったスキンヘッドの巨漢で、目の周りや腕にはファイヤーパターンの刺青を施しており、上半身のサイズが合っていない破れた忍装束を着用している。装束の色はデフォルトカラーでは赤。 出生時からひときわ重い体であり、19歳の時の失恋が原因で、さらに異様に太ってしまった[1]。見た目通りの大食漢で、巨体を維持するために人よりはるかに多く食べなければならないことが、甲賀流の修行時代のエピソードで明らかになっている。 武器
『武士道烈伝』でのアースクェイクRPG『真説サムライスピリッツ 武士道烈伝』の「邪天降臨之章」ではガルフォードを主人公に選ぶと、アースクェイクとガルフォードが月山で一緒に修行しているシーンからストーリーが始まる。この他にも、アースクェイクの悪事をガルフォードが単身阻止するイベント[2]や、(条件次第で)アースクェイクがガルフォードを助太刀するイベントが発生する。 「妖花慟哭之章」では、ガルフォードを主人公に選んでゲームを進めた場合、パリでコルデ家の家宝を盗んだアースクェイクに対して「やはりお前だったか」とガルフォードが詰め寄ると、アースクェイクは「お前など知らない」と返す。また、パリではナインハルト・ズィーガーの妻・ビクトリアの妹で王女のステアに対してアイスクリームを奢るという一面もある[注 1]。 プレイステーション版『武士道烈伝』専用のゲームクリア後の隠しイベントにある、おまけストーリーの北京でのイベントで、無銭飲食をしていた子分たちとともに王虎道場の者に「精神的肉体的苦痛を受けた」としてお礼参りをしようとしたが、100人以上いる兵隊と鉢合わせとなって失敗して、常軌を逸した対応に子分たちと北京を批判する(この話を聞いた王虎も「北京は野蛮人の豚汁ばかり」と発言していた)。 ゲーム上の特徴見かけによらず身軽な方で、忍者だけあってスピードも見かけほど遅くはない。主に素早い動きのキャラクターができる「三角跳び[注 2]」ができる。攻撃は鎖鎌のリーチの長さを活かした中距離・遠距離からの攻撃を得意とする[3]。 自らの巨体を使った攻撃も多く、放屁を相手に浴びせて攻撃をしたり、尻で体当たりして攻撃したり、勝利ポーズでズボンの中から肉を取り出すなど、型破りで下品な行動が目立つ。その攻撃方法は、当時の『ジャンプ放送局』で「えのん(榎本一夫)そっくりだ」と読者投稿のネタにされたことがある[要文献特定詳細情報]。 弱点は、巨体ゆえに食らい判定が大きい、接近戦が苦手、全体的に技の隙が大きい、攻撃力がそれほど高くない点である。スピードも「巨体にしては」遅くないが、他の忍者や身軽なキャラよりは遅い。 初代『サムライスピリッツ』においては、相手の通常投げを無効化する能力を持っていた。『真』では、アースクェイクおよび黒子専用の組み技(投げ技に相当する掴み技)がシステムとして導入されたことで、投げ技を食らうようになった。しかし、投げられ判定がキャラクターの見た目より小さく設定されている関係上、アースクェイクがしゃがんでいると通常投げを決めることができないキャラクターが多数存在する。 技の解説投げ技&組み技
特殊技
必殺技
武器飛ばし技・秘奥義など
登場作品
キャスト
脚注注釈出典
参考文献
外部リンク
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