アンシュッツ・コーポレーション
アンシュッツ・コーポレーション(The Anschutz Corporation)は、アメリカ合衆国コロラド州デンバーに本社を置く持株会社である[1]。1958年にフレッド・アンシュッツ(Fred Anschutz)が、油田の開発・運営のために設立した。1962年にその息子のフィリップ・アンシュッツに経営権が移管されてからは、エンターテインメント産業やホスピタリティ産業などに事業を多角化した。 アンシュッツ・コーポレーションは、ケン・アーリック・プロダクションズ(Ken Ehrlich Productions)と、出版部門のクラリティ・メディア・グループ(Clarity Media Group)も所有している。 祖業である油田・ガス田の開発は、子会社のアンシュッツ・エクスプロレーション・コーポレーションが継続して行っており、特にコロラド州・ユタ州・ワイオミング州での開発に重点を置いている[2]。 クラリティ・メディア・グループクラリティ・メディア・グループが保有するメディアには、保守系ニュースサイトの運営と週刊誌の発刊を行うワシントン・エグザミナーと、コロラドスプリングスの新聞『ガゼット』などがある[3]。かつては『サンフランシスコ・エグザミナー』も保有していたが、2011年に売却した。 アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(AEG)→「アンシュッツ・エンターテイメント・グループ」も参照
アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group)は、アンシュッツ・コーポレーションのエンターテインメント部門を統括する会社であり、多くのスタジアム、スポーツチーム、スポーツイベントを保有する世界最大のオーナーである。同社はさらに、AEGプレゼンツ(AEG Presents)、AEGスポーツ(AEG Sports)、AXS、アンシュッツ・フィルム・グループ(Anschutz Film Group)などいくつかのグループに分かれている。 AEGプレゼンツは、コーチェラ・フェスティバルやステージコーチ・フェスティバルなどの大規模な音楽祭を主催している[4][5]。 AEGスポーツは、サッカーチームのロサンゼルス・ギャラクシーとアイスホッケーチームのロサンゼルス・キングスを所有している。 アンシュッツ・フィルム・グループは、映画製作会社のブリストル・ベイ・プロダクションズとウォールデン・メディアを所有している。 ザンテラ・トラベル・コレクションザンテラ・トラベル・コレクション(Xanterra Travel Collection)は、アンシュッツ・コーポレーションのホスピタリティ部門を統括する会社である。同社は、クレーターレイク国立公園(クレーターレイク・ロッジ)、デスヴァレー国立公園(オアシス・アット・デスバレー)、グランド・キャニオン国立公園(ブライトエンジェル・ロッジ、エル・トバーホテル、マスウィック・ロッジ、ファントム・ランチ)などの主要な国立公園内のリゾートの運営権を取得している。また、グランド・キャニオン鉄道、キングスミル・リゾート、ウインドスター・クルーズも運営している。 脚注
外部リンク |
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