アトミックロボキッド
『アトミックロボキッド』 (ATOMIC ROBO-KID)は、1988年にUPLより稼働されたアーケード用横スクロールシューティングゲームである。 1990年にPCエンジンにアレンジ移植され『アトミックロボキッドスペシャル』のタイトルで発売された。また、同年にメガドライブやX68000に移植された他、欧州ではAmiga、Atari ST、コモドール64にも移植された。 2016年にはPlayStation 4用ソフトとして、2018年にはNintendo Switch用ソフトとしてアーケードアーカイブスにて配信された。 概要内容はフリースクロールのアクションシューティングゲーム。8方向レバーと2ボタンで自機である「ロボキッド」を操作する。一方のボタンはショットに用いる。もう一方を押下すると、ロボキッドが地に足をつけている時はジャンプ、それ以外の時は武器選択を行う。また、押しっ放しにすると自機の左右の向きを固定できる。 ステージのカウントは「ACT-??」で、形式は、ロボキッドの動きに合わせて任意スクロールする通常ステージ、同等性能のロボットと1対1で戦う固定画面の対決ステージの2種類。通常ステージは、ビームやミサイルなどの飛び道具で敵を倒しつつ、最後にある出口に辿り着く事を目指す。通常ステージでは敵に体当たりしても移動を遮られるのみで、ダメージはない。ステージによっては出口到達後に、巨大なボスキャラクターと相対するボスステージに突入する。敵の弾を受けたりボスに触れたりすると一発でミスとなる。 また、本作はアーケードゲームでは珍しいパスワードコンティニュー制も導入している。ゲームオーバー時に表示される3桁-4桁のコードを、タイトル画面でショットボタンを押しながらスタートボタンを押すことで現れる、パスワード入力画面でコードを入力するとゲームオーバー時から再開が可能。 事故により生殖能力を失った人類を救うべく、ロボキッドが残されたDNAを送り届けるというストーリーが根底にある。ただしゲーム本編はストーリー性に乏しく、エンディングでもはっきりとした結末は語られない。 アイテム以下のようなパワーアップアイテムが登場する。最初から存在するものもある他、「メタルバード」と呼ばれる、赤い球体に白い羽根が付いたキャラクターを破壊すると出現し、FLY以外は取得せずに攻撃を当てるとランダムで変化する。 ショットのパワーアップは、ミスをした際にその時に使用していた物のみ失われる。なお、ショットには下記の他にノーマルショットがあり、ショットのパワーアップを何も所有していない場合のみ使用可能。
通常ステージに時折登場する銀色の「ミニドラゴン」というキャラクターに殴られると、ショップに入る事ができ、上記のアイテムのうちいくつかを購入可能。ただし、本作には金銭の概念は存在せず、アイテムは残機と引き換えである。 移植版
スタッフ
評価
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では合計20点(満40点)、『月刊PCエンジン』では85・90・95・90・80の平均88点、『マル勝PCエンジン』では8・7・9・8の合計32点(満40点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、21.60点(満30点)となっている[1]。また、この得点はPCエンジン全ソフトの中で195位(485本中、1993年時点)となっている[1]。同雑誌1993年10月号特別付録の「PCエンジンオールカタログ'93」では「業務用からの移植だが、PCエンジン版ではライフ制の採用などのアレンジを加えたことにより、難易度は若干低めになっている」と紹介されている[1]。
ゲーム誌『ファミコン通信』のクロスレビューでは合計21点(満40点)[9]、『メガドライブFAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、14.96点(満30点)となっている[2]。
脚注
外部リンク |
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