アディソン・リード
アディソン・デボン・リード(Addison Devon Reed, 1988年12月27日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡ランチョクカモンガ出身の元プロ野球選手(投手)。右投左打。愛称はリーダー[1]。 経歴プロ入りとホワイトソックス時代2010年のMLBドラフト3巡目(全体95位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、プロ入り[2]。 2011年9月4日のデトロイト・タイガース戦でメジャーデビュー[3]。 2012年5月23日にロビン・ベンチュラ監督からクローザーに指名された[4]。この年は29セーブを挙げた。 2013年もクローザーとして活躍し、6月22日]のカンザスシティ・ロイヤルズ戦では通算50セーブを記録した。8月22日には、2003年のロサンゼルス・ドジャースのエリック・ガニエ以来、ホワイトソックスとしては史上初となる6試合連続セーブを記録した[5]。最終的に、48回のセーブ機会で40セーブを挙げた。 ダイヤモンドバックス時代2013年12月16日にマット・デビッドソンとのトレードで、アリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[6]。 2014年3月3日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意した[7]。ダイヤモンドバックスでも引き続きクローザーを務め、62試合に登板して32セーブ(リーグ9位タイ)を挙げ、通算100セーブも達成した。しかし、投球内容は安定していたとは言えず、大事な局面で被弾するケースが目立った[8]。11被本塁打はメジャーのリリーバー全体でワースト3位タイの本数[8]であり、防御率は4.25・7敗を喫した。 2015年はクローザーの座から陥落し、38試合にリリーフとして登板。防御率4.20・2勝2敗・WHIP1.50と、不安定なピッチングが続いた。 メッツ時代2015年8月30日にミラー・ディアス、マット・クックとのトレードで、ニューヨーク・メッツへ移籍した[9]。メッツでは調子を上げ、17試合に登板して防御率1.17・WHIP1.04・奪三振率10.0という好成績を残した。ダイヤモンドバックスとの合計では55試合にリリーフ登板し、3勝3敗4セーブ、防御率3.38、WHIP1.38という成績を記録。4年連続55試合以上に登板したほか、被本塁打3本はこの4シーズンで最少。防御率も、キャリアハイの数値をマークし、通年では安定感があったと言える。 2016年はリーグ2位タイとなる80試合に登板して防御率1.97・WHIP0.94を記録。奪三振率も2年ぶりに10.0台に復帰した。 2017年はクローザーのジェウリス・ファミリアが、家庭内暴力の影響で離脱が見込まれた為、リードがクローザーを務めた[10]。チームを出るまでに48試合にリリーフ登板し、防御率2.57・1勝2敗19セーブ・WHIP1.12という成績を記録した。 レッドソックス時代2017年7月31日にジェイミー・カラハン、スティーブン・ノゴセク、ヘルソン・バティスタとのトレードで、ボストン・レッドソックスへ移籍した[11]。レッドソックス加入後はクローザーで投げず、29試合の登板でセーブは0だった。メッツとの合算では、77試合のリリーフ登板で2勝3敗19セーブ、防御率2.84、WHIP1.05、奪三振率9.0という成績だった。なお、この77試合登板という数値は、MLB全体で3位タイの数字である[12]。オフの11月2日にFAとなった[13]。 ツインズ時代2018年1月15日にミネソタ・ツインズと2年1675万ドルで契約を結んだ[14]。 2019年5月16日にDFAとなり[15]、21日に自由契約となった[2]。 投球スタイル150km/h前後のフォーシームを軸に、スライダーを組み合わせる投球スタイルであり[8]、球種は少ない。左打者に強く、対左打率はそれぞれ2013年が.210[16]、2014年が.219[8]という好数値を記録している。速球のノビがあり、三振奪取能力が高い[8]。欠点は、被本塁打が多い点である。 詳細情報年度別投手成績
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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