マット・クック
マシュー・デビッド・クック(Matthew David Koch, 英語発音: /ˈmæθju ˈdeɪvɪd ˈkʊk/; 1990年11月2日 - )は、アメリカ合衆国アイオワ州チェロキー出身のプロ野球選手(投手)。右投左打。現在は、フリーエージェント(FA)。 経歴プロ入り前2009年のMLBドラフト37巡目(全体1128位)でボストン・レッドソックスから指名されたが、この時は契約せずにルイビル大学へ進学した。 プロ入りとメッツ傘下時代2012年のMLBドラフト3巡目(全体107位)でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級ブルックリン・サイクロンズでプロデビュー。13試合(先発2試合)に登板して0勝2敗、防御率5.01、19奪三振を記録した。 2013年はA級サバンナ・サンドナッツでプレーし、18試合(先発15試合)に登板して6勝4敗、防御率4.70、68奪三振を記録した。 2014年はA+級セントルーシー・メッツでプレーし、22試合に先発登板して10勝4敗、防御率4.64、63奪三振を記録した。 2015年はAA級ビンガムトン・メッツでプレーした。 ダイヤモンドバックス時代2015年8月30日にアディソン・リードとのトレードで、ミラー・ディアスと共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した[1]。移籍後は傘下のAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、移籍前を含めた2球団合計で36試合(先発9試合)に登板して5勝8敗、防御率3.20、61奪三振を記録した。オフの11月20日にはルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]。 2016年、マイナーではAA級モービルとAAA級リノ・エーシズでプレーし、2球団合計で21試合に先発登板して6勝6敗、防御率4.08、74奪三振を記録した。9月6日にメジャー初昇格を果たし[3]、9日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でメジャーデビュー [4]。この年メジャーでは7試合(先発2試合)に登板して1勝1敗1セーブ、防御率2.00、10奪三振を記録した。 2017年、メジャーでは1試合のみの登板であり、1アウトも取れなかった(防御率∞)。マイナーではA-級ヒルズボロ・ホップスとAAA級リノでプレーし、2球団合計で10試合に先発登板して2勝2敗、防御率8.40、25奪三振を記録した。 2018年はメジャーで一時先発ローテーション入りし、19試合(先発14試合)に登板して5勝5敗、防御率4.15、50奪三振を記録した。 2019年は開幕メジャー入りするも、9試合で防御率9.15と滅多打ちに遭った。4月28日にDFAとなり[5]、5月3日にマイナー契約でAAA級リノへ配属された。オフの11月7日にFAとなった[6]。 ヤクルト時代2019年12月13日に東京ヤクルトスワローズと契約に合意し入団した[7]。 2020年は、3月に上半身のコンディション不良を発症して開幕は二軍スタートとなった。二軍公式戦(イースタン・リーグ)7試合に登板し、3勝2敗、防御率2.77と結果を残して、8月に1軍昇格[8]。8月22日の阪神タイガース戦でNPB初登板初先発したが、4回6失点で降板した[9]。最終的にイースタン・リーグでは5勝を挙げ最多勝を獲得したものの、一軍では1勝も挙げることができず、11月16日に今シーズン限りでの退団が発表された[10]。 インディアンス傘下時代2021年4月23日にクリーブランド・インディアンスとマイナー契約を結んだ。傘下のAAA級コロンバス・クリッパーズでは34試合に登板して4勝2敗、防御率5.83の成績を残したが、オフの11月7日にFAとなった[6]。 マリナーズ時代2022年3月10日にシアトル・マリナーズとマイナー契約を結んだ。シーズンでは開幕を傘下のAAA級タコマ・レイニアーズで迎え、4月13日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]。4月29日にDFAとなり[12]、5月5日にマイナー契約でAAA級タコマへ配属された[6]。オフにFAとなった。 ロッキーズ時代2022年11月29日にコロラド・ロッキーズとマイナー契約を結んだ。2023年6月27日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[13]。この年は39試合(先発1試合)に登板し、3勝2敗、セーブこそなかったもののプロ初ホールドを含む6ホールド、防御率5.12と及第点の成績を残した。 翌2024年も同チームに残留したが、開幕はマイナーで迎えた。5月19日にメジャー昇格。23日に行われた交流戦のアスレチックス戦で、メジャー復帰後初となるセーブを挙げた。しかし、27日にマイナーに降格。それ以降はマイナー暮らしが続き、9月30日にFAとなった。結局、この年メジャーでは、前述の登板を含め、2試合にリリーフ登板したが、1セーブのみに終わり、防御率81.00、WHIPも12.00と散々な成績に終わった。 投球スタイル
最速153km/hの直球とカッター、スライダー、チェンジアップ、カーブを投げ、制球力が持ち味である[16]。 詳細情報年度別投手成績
年度別打撃成績
年度別守備成績
記録
登場曲
背番号
脚注
関連項目外部リンク
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