アックーモリ
アックーモリ(伊: Accumoli)は、イタリア共和国ラツィオ州リエーティ県にある、人口約500人の基礎自治体(コムーネ)。 2016年8月24日未明、この村の近傍でイタリア中部地震が発生し、村でも大きな被害が出た。 地名日本語文献では「アクーモリ」[4][5]、「アックモリ」[6][7]などの転記例がある。 地理位置・広がりリエーティ県北東部、アルタ・ヴァッレ・デル・トロント(Alta Valle del Tronto、トロント河谷上流域)に位置するコムーネ。アックーモリの町は、アマトリーチェから北北西へ8km、ノルチャから南東へ約16km、アスコリ・ピチェーノから西南西へ約32km、県都リエーティから北東へ約45km、州都・首都ローマから北東へ約108kmの距離にある[8]。 南隣のアマトリーチェとともにリエーティ県の突出部にある町で、町域は3つの州(ウンブリア州、マルケ州、アブルッツォ州)と隣接する。アックーモリも1927年まではラクイラ県に属していた。 隣接コムーネ隣接するコムーネは以下の通り。括弧内のAPはアスコリ・ピチェーノ県(マルケ州)、PGはペルージャ県(ウンブリア州)、TEはテーラモ県(アブルッツォ州)所属。
地勢アペニン山脈の中の盆地に所在する町で、グランサッソ・エ・モンティ・デッラ・ラガ国立公園 (it:Parco nazionale del Gran Sasso e Monti della Laga) に含まれる。町域を南から北へトロント川が流れる。 気候は典型的な内陸アペニン山脈のそれで、冬は寒冷で雪が多く、夏の気温は暑くならない。 気候分類・地震分類アックーモリにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona E, 2921 GGである[9]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 1 (sismicità alta) に分類される[10]。 歴史町は12世紀に築かれた。この時期のヴァッレ・デル・トロントはノルマン人の支配下に置かれ、のちにナポリ王国が支配した。 2016年8月24日、イタリア中部地震がアックーモリの近傍で発生した(イタリア国立地球物理学火山学研究所(INGV)は、最初の地震の震源を北緯42度42分22秒 東経13度13分23秒 / 北緯42.706度 東経13.223度とし、リエーティ県下・アックーモリ近傍の地震としている[11]。この地点はアックーモリの町域内で、アックーモリ集落の北西約2.5kmにあたる[4][8])。多くの建物が倒壊し、11人の死者を出した[12]。
行政分離集落アックーモリには、以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
交通道路
脚注
外部リンク |
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