アイ・シー・スターズ
アイ・シー・スターズ(英: I See Stars)は、アメリカ合衆国ミシガン州出身のエレクトロニコアバンドである。2009年にアルバム『3-D』でデビューを飾り、アスキング・アレクサンドリア、ザ・ワード・アライヴといった人気バンドとの共演を果たしながら、着実に知名度を獲得。メタルコアにキーボードやシンセサイザーなど、エレクトロな要素を加えた音楽スタイルが特徴である。 来歴バンドの結成と活動初期(2006年 – 2008年)ボーカルのデビンとドラムのアンドリューは実の兄弟であり、幼い頃から一緒に音楽を演奏していた。デビンは、「僕ら兄弟は小学校の頃から、ギターのブレント、ベースのジェフと同じ地区に住んでいたんだ」と話している。 2006年、I See Starsという名前で正式にバンド活動を開始。 2007年、デビューEP『Green Light Go!』をリリース[1]。 2008年、スメリアン・レコードと契約。 デビューアルバム『3-D』(2008年 – 2009年)2008年、フロリダ州オーランドでアルバムのレコーディングを開始。 2009年4月14日、デビューアルバム『3-D』をリリース。その後まもなく、スクリームとキーボードを担当していたザック・ジョンソンがバンドを脱退。理由は明らかにされていないが、ザックは自身のインスタグラムにおいて、なぜ辞めさせられたのかわからないと主張[2]。ザックの脱退後は、ウィ・ケイム・アズ・ロマンズの元メンバーである、クリス・ムーアが加入した[3]。 2009年6月19日-8月1日、エマロサがヘッドライナーを務めた「The Artery Foundation Across the Nation Tour 2009」に、アワー・ラスト・ナイト、イン・フィアー・アンド・フェイス、バーデン・オブ・ア・デイ、ブロードウェイらと出演[4]。 2010年3月3日-4月4日、「The Artery Foundation Across the Nation Tour 2010」にアタック・アタック!、ブリーズ・キャロライナ、アスキング・アレクサンドリア、ベリー・トゥモローらと出演[5]。 2ndアルバム『The End Of The World Party』(2010年 - 2011年)2010年3月、2枚目のアルバム『The End Of The World Party』の製作を開始。前作『3-D』のプロデューサーであるキャメロン・ミゼルを再び迎え入れて、レコーディングは進んだ。 2010年6月14日、クリス・ムーアが「音楽性の違い」を理由に脱退を発表。ザック・ジョンソンがメンバーとして再加入し、同年開催されたワープド・ツアーに参加した。 2010年11月4日、『The End Of The World Party』のプレビュー動画をYouTubeにて公開。アルバムリリース前から収録曲がライブなどで披露された。 2011年1月2日、アルバムのトラックリストを公開。 2011年2月22日、2枚目のアルバム『The End Of The World Party』をリリース。 2011年2月27日、オーストラリアで開催された『Soundwave 2011』に出演[6]。 2011年5月31日、テレビ番組『ジミー・キンメル・ライブ!』に出演し、『Glow』と『What This Means to Me』をパフォーマンス。これにより、全米テレビデビューを果たした。 3rdアルバム『Digital Renegade』 (2011年 – 2012年)2011年7月15日-8月29日、ブリーズ・キャロライナがヘッドライナーを務めた「Scream It Like You Mean It Tour 2011」に出演。 2011年10月26日-11月29日、オブ・マイス・アンド・メンがヘッドライナーを務めた「Monster Outbreak Tour 2011」に、フォー・ザ・フォールン・ドリームス、アバンドン・オール・シップス、ザッツ・アウトレイジアス!らと出演[7]。 2012年1月6日-29日、「Leave It 2 The Suits Tour」を開催。ゲストバンドに、スティック・トゥ・ユア・ガンズ、メンフィス・メイ・ファイヤー、アワー・ラスト・ナイト、メイク・ミー・フェイマスを呼んだ。また、このツアーの宣伝動画で、新しいアルバムをリリースすることも併せて発表された。 2012年1月8日、公式フェイスブックページを通じて、アルバム収録曲『Filth Friends Unite』が先行公開された。 2012年3月14日、3枚目のアルバム『Digital Renegade』をリリース。 2012年8月30日、メンバー全員が「幻覚作用を引き起こす薬物」を使用目的で所持していたと見られ、逮捕された。容疑者としてメンバーの顔写真が公開され、デビンは「人生で最悪の13時間を過ごした」とツイッターでコメントを残した[8]。 2012年10月9日、ゲストボーカルにキャサディー・ポープを迎えた楽曲『Electric Forest』のリミックスバージョンとして『The Hardest Mistakes』をリリース。 2012年10月11日より、フォーリング・イン・リヴァースの「The Thug in Me Is You Tour」に数日間参加したが、フォーリング・イン・リヴァースのボーカルであるロニー・ラドクとの間に確執が生まれ、以降のツアー日程では不参加となった。 2012年11月16日-12月16日、「Monster Outbreak Tour 2012」に出演。出演予定だったスーサイド・サイレンスが、ボーカルのミッチ・ラッカーの死去により、降板せざるを得なくなってしまったため、その後任を務めた[9]。 4thアルバム『New Demons』 (2013年 – 2014年)2013年2月16日-17日、「SCREAM OUT FEST 2013」に出演。初来日を果たした[10]。 2013年6月15日-8月4日、「Warped Tour 2013」に参加。未発表楽曲『Ten Thousand Feet』をステージで披露。後に、アルバム『New Demons』に収録された。 2013年6月17日、リリース予定のアルバムに収録される楽曲『Violent Bounce (People Like ¥øµ)』をオルタナティヴ・プレスがウェブサイト上で独占初公開した。 2013年10月22日、4枚目のアルバム『New Demons』をリリース。プロデューサーにジョーイ・スタージスを迎え入れて製作された。 2013年10月26日-11月24日、「Started From The Bottom Now We Here Tour」を開催。ザ・ワード・アライブ、クラウン・ジ・エンパイアらと共演[11]。 2014年1月31日-2月16日、アッティラの『The New King's Tour』にサポートアクトとして出演[12]。 2014年7月11日-8月3日、「The All Stars Tour 2014」でヘッドライナーを務めた[13]。 5thアルバム『Treehouse』(2015年 - 2018年)2015年8月28日、リミックスアルバム『Phases』をリリースし、「Phases Tour」の開催を発表したが、ジミー・グレガーソンが脱退。詳細な理由は明らかにされておらず、後にメトロ・ステーションのツアーメンバーとなった。また、ザック・ジョンソンも同時期に脱退しており、アルバム『Phases』やツアーへの参加もしていない。 2015年12月22日、ジミーとザックは、それぞれのインスタグラムを通じて、数ヶ月前にバンドを脱退していたことを発表した[14][15]。その後、ザックは新しいバンドTherefore Farewellを結成するが、程なくして脱退。最終的に、ジェントバンドOuter Glowを結成した。 2016年6月17日、5枚目のアルバム『Treehouse』をリリース[16]。 2016年6月24日-8月13日、「Warped Tour 2016」に参加[17]。 2016年10月25日-12月6日、スメリアン・レコード主催の『10 Years In The Black Tour』に、アスキング・アレクサンドリア、ボーン・オブ・オシリス、アフター・ザ・ベリアル、アポン・ア・バーニング・ボディ、バッド・オーメンズらと参加[18][19]。 2017年12月3日、Crossfaithが主催した「ACROSS THE FUTURE」に出演[20]。 ライブツアーへの復帰と新曲活動(2019年 - )2019年2月1日、Kayzoの「Doghouse Takeover Presents: Unleashed Tour」に出演することを発表。エレクトロとメタルの融合をコンセプトに掲げ、多くのアーティストが参加した。 2019年8月2日、11月初旬に開催されるアワー・ラスト・ナイトの「Let Light Overcome the Darkness Tour」に出演することを発表した[21]。 2019年8月11日、「iMatter Festival 2019」に出演[22]。 2019年8月15日-25日、デビューアルバム『3-D』のリリースから10周年を記念して、アコースティックツアーを開催した[23]。 2019年11月19日、アワー・ラスト・ナイトがカバーしたルイス・キャパルディの『Someone You Loved』にデビンがゲストボーカルとして参加[24]。 2021年2月、バンドのマネージャーであるニック・ウォルターのインスタグラムにおいて、新曲のレコーディング模様が公開され、1ヵ月半のレコーディングを終えたことを発表した。 2023年5月16日、2枚の新しいシングル『Anomaly』と『Drift』をリリース[25]。 2023年9月8日、シングル『Are We 3ven?』をリリース[26]。 2023年11月15日、シングル『D4MAGE DONE』をリリース[27]。 現在のメンバー
旧メンバー
ディスコグラフィアルバム
デジタルシングル
EP
ShYbeastShYbeast(シャイビースト)は、ボーカルのデビン・オリバーによるソロプロジェクトである。2019年4月5日、シングル『Do You Mind』をリリースして活動を開始。2019年12月9日より、アーティストグッズも販売された[28]。 ディスコグラフィシングル
EP
脚注
外部リンク
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