アタック・アタック! (Attack Attack!) とは、アメリカ合衆国,オハイオ州,ウエスターヴィルにて結成されたメタルコアバンドである。
ポスト・ハードコアやメタルコア、そして、シンセイザーを用いたダンスミュージックなどが、巧みに融合されたダンサブルな次世代サウンドで、全米で人気を獲得。インディーズバンドながら、最新作「Attack Attack!」は全米アルバムチャートにて、初登場26位を記録した。
なお、多くの歌詞にクリスチャン的な要素が含まれているが、メンバー全員がクリスチャンというわけではない。そのため、彼ら自身は、自らをクリスチャン・バンドと称してはいない。
2013年4月に解散。その後2020年10月に再結成。
メンバー
- アンドリュー・ウェツェル / Andrew Wetzel - ドラム (2005–2013, 2020-)
- アタック・アタック!唯一のオリジナルメンバー。
- アタック・アタック!解散後に「Nine Shrines」というバンドを結成している。
- クリス・パーケットニー / Chris Parketny - ボーカル (2020-)
- ドラムのアンドリューが結成したNine Shrinesのボーカル。
- キャメロン・ペリー / Cameron Perry - ベース (2021-)
- ライランド・ラウス / Ryland Raus - ボーカル・ギター (2022–)
- クリーンボーカルを務める。
元メンバー
- リッキー・ロルツ / Ricky Lortz - ボーカル・ギター (2007)
- 結成当時のメンバー。自主制作音源「If Guns Are Outlawed, Can We Use Swords?」にクレジットされている。クリーンボーカルを務めた。
- ニック・ホワイト / Nick White - ベース (2007-2008)
- オースティン・カーライル / Austin Carlile - スクリーミング (2005–2008)
- 脱退後オブ・マイス・アンド・メンを結成。そちらも2016年に病気療養のため脱退している。
- ニック・バラム / Nick Barham - スクリーミング (2008–2009)
- 元スリーピング・ウィズ・サイレンスのドラマー、ゲイブ・バーハムは実の兄弟。
- ジョニー・フランク / Johnny Franck - ボーカル・ギター (2007–2010)
- 2010年まで在籍。クリーンボーカルを務めた。
- 非常に敬虔なクリスチャンである。
- 脱退後に「The March Ahead」というバンドを結成。現在は 「Bilmuri」というソロプロジェクトで活動しており、ケイリブが客演した曲「Thicc Thiccly」も存在している。
- ケイリブ・ショーモ / Caleb Shomo - シンセサイザー (2008–2012)・スクリーミング (2009–2010)・ボーカル (2010–2012)
- バラム脱退後から、スクリーミングを担当。ジョニー脱退後にはアルバム「This Means War」でリードボーカルを務めた。元はシンセサイザーのみを担当していた。
- ジョンとは、14歳からの親友。
- 現在は「Beartooth」というバンドを結成し、リードボーカルを務めている。
- ジョン・ホルガード / John Holgado - ベース (2007–2012)
- フィル・ドリュアー / Phil Druyor - ボーカル (2012–2013)
- 元I Am Abominationのボーカル。
- タイラー・サップ / Tyler Sapp - ベース (2012–2013)
- ジェイ・ミラー / Jay Miller - ベース (2020-2021)
- アンドリュー・ホワイティング / Andrew Whiting - ギター (2005–2013, 2020-2024)
タイムライン
略歴
2005年結成。当時はAmbianceというバンド名であった。
2008年に自主制作音源「If Guns Are Outlawed, Can We Use Swords?」を発表後に、Rise recordsと契約を結び、同年11月11日に『Someday Came Suddenly』でデビューを飾る。このアルバムは全米アルバムチャートにて初登場193位を記録。
2010年に発表された2ndアルバム『Attack Attack!』で、全米アルバムチャートにて初登場26位を記録。しかし、その後クリーンボーカルを担当していたジョニー・フランクが、キリスト教との関わりに専念するため、バンドから脱退する。
2011年、『Attack Attack!』のデラックス・エディションが発売された。このアルバムには、ジョン・フェルドマンがプロデュースした新曲2曲と、バンドフロントマンのケイリブ・ショーモ自身がプロデュースを行った新曲2曲が追加されている。
2012年1月17日、3rdアルバム『This Means War』がリリースされた。全米アルバムチャートにて、初登場11位を記録。プロデューサーは前2作でタッグを組んでいたジョーイ・スタージスではなく、ボーカルのケイリブが、彼のホームスタジオで全面的に行った。ちなみに2011年末の時点では、前作のデラックスエディション(新曲のみ)でコンタクトを取ったジョン・フェルドマンをプロデューサーとして起用する予定だったが、その後キャンセルとなっている。
2012年12月に入ると、ジョン・ホルガードが脱退。続く12月18日、ケイリブが正式にバンドから脱退した。その後、ポスト・ハードコアバンド”I Am Abomination”の元ボーカリストのフィル・ドリュアーを新ボーカリストに迎えいれる。
2013年4月、解散を発表。
2020年10月、再結成。 アンドリュー・ホワイティングとアンドリュー・ウェツェル以外は新たなメンバーを迎え、『Someday Came Suddenly』のプロデュースを手掛けたジョーイ・スタージスと共に新譜を制作した[1][2]。同年12月7日には新曲「All My Life」のデジタル形式でのリリース、MVも公開した[3]。
2023年5月、アンドリュー・ホワイティングが活動を休止し、2024年1月18日に脱退[注釈 1]。オリジナルメンバーはドラムのアンドリュー・ウェツェルのみとなった。
ディスコグラフィー
アルバム
発売日
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アルバムのタイトル
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販売レーベル
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全米ビルボードアルバムチャート最高位
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2008年11月11日
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Someday Came Suddenly
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Rise
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193位
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2010年6月8日
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Attack Attack!
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Rise
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26位
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2012年1月17日
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This Means War
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Rise
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11位
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EP
- If Guns Are Outlawed, Can We Use Swords? (2008年)
- Long Time, No Sea (2021年10月29日)
- Dark Waves (2023年3月31日)
デジタルシングル
- Last Breath (2011年6月27日)
- The Motivation (2011年12月20日)
- All My Life (2020年12月7日)
- Kawaii Cowboys (2021年4月20日)
- Brachyura Bombshell (2021年4月30日)
- Fade with Me (2021年7月16日)
- Press F (2021年9月17日)
- Brachyura Bombshell(HIGHSOCIETY Remix) (2022年7月1日)
- Dark Waves (2023年2月10日)
- Concrete (2024年5月17日)
脚注
注釈
- ^ 公開されたアーティスト写真には彼が写っていない。
出典
外部リンク