せのぶら!
『せのぶら!』は、朝日放送(ABCテレビ)で2010年4月5日から2014年3月31日まで 平日の午前中に放送されていた旅番組・通信販売番組。関西を中心に活動する俳優・妹尾和夫の冠番組で、ステレオ放送、文字多重放送、ハイビジョン制作を実施していた。 当ページでは、2017年10月2日から(2023年の一時休止期間をはさんで)放送されている通信販売番組『せのぶら本舗』(せのぶらほんぽ)についても記述する。 概要劇団パロディフライの座長で、関西を中心にラジオパーソナリティとしても活躍している俳優の妹尾和夫の冠番組であった。 妹尾は番組の全編に出演。番組の前半に放送される関西界隈の紀行コーナー「妹尾和夫のぶらり街歩き」では、(放送上)毎回、一人でオールロケをこなしていた。ちなみに妹尾は、一回のロケで、半日以上も街を歩いていたという[1]。 「妹尾和夫のぶらり街歩き」の合間には、テレビショッピングコーナー「ええもんあります! せのぶら本舗」を挿入。アシスタントとして、堀友理子(出演時点では朝日放送アナウンサー)→ 小寺右子(同局アナウンサー)が出演していた。 制作局の朝日放送では、番組放送開始から2012年3月29日までは、毎週月曜日から水曜日までと(第2週を除く)木曜日に放送していた。以降は、毎週月曜日から水曜日までの週3日放送へ移行している。2014年1月6日以降の放送時間は、10:53 - 11:25(JST)。また、平日の早朝に、番組の全編または通信販売コーナー「ええもんあります!せのぶら本舗」の再放送を実施している。 長らく関西ローカルでの放送にとどまっていたが、2012年10月1日からは、朝日放送で過去に放送をした番組内容を同局の関連会社・スカイ・A Sports+でも放送をしている。CS放送を受信できる環境にあれば、関西以外でも視聴できるようになった。 朝日放送では、放送開始5周年を迎える直前の2014年3月31日で、当番組のレギュラー放送を終了[2]。ただし、終了後も再放送を続けた。 当番組では、2010年3月4日から一ヶ月間、毎週木曜日にパイロット版を放送。同年4月から、第2週の木曜日を除いて、毎週月〜木曜日にレギュラーで放送されるようになった。同年10月18日の放送からは、放送時間を10:53 - 11:34に変更(従来から放送枠を4分拡大)。「ええもんあります! せのぶら本舗」をはさみながら、「妹尾和夫のぶらり街歩き」を2部構成で放送していた。ただし、月に1週は、再放送として「傑作選」を編成。「妹尾和夫のぶらり街歩き」での過去の放送内容を再編集した内容を、改めて毎日1カ所ずつ放送していた。 2010年9月からは、エンディング(同年10月18日放送分からはエンディング後)に、「妹尾和夫のぶらり街歩き」の番外編として「きょうの『○○』」というミニコーナーを放送。以降は、毎週月 - 水曜日の早朝(『おはようコールABC』の前枠、基本として4:33 - 5:00)に、関西ローカルで当番組の全編再放送を実施している。 また、当番組の企画で、「ぶらぶらバッグ」と称するバッグを開発。番組の放送1周年に当たる2011年3月には「大改造!妹尾和夫のプレミアムルーム」という企画で、京都府内にある老舗旅館の客室プロデュースを手掛けた。これを機に、祝日を中心に、年に数回のペースで特別番組を放送するようになった。特別番組では、関西以外の地方でロケを実施した模様を放送すると共に、その地方ならではの名産品や取材した人々にまつわる逸品を通信販売で扱うことが多い。 木曜日については、番組開始から2012年3月まで、毎月第2週以外に放送。第2週の木曜日には、当番組を休止する代わりに、当番組の放送枠に『買いなび』(テレビショッピング番組)と『キニナリーノ!』(いずれも本来は、毎週金曜日に当番組の放送枠で編成)を編成していた。しかし、当番組では、同年3月29日を最後に、木曜日の放送を終了。同年4月2日からは、放送時間を変えないまま、週3日(月 - 水曜日)の放送へ移行している。 なお、朝日放送では、2012年10月1日から『ワイド!スクランブル・第1部』(テレビ朝日制作)の飛び乗り時刻を従前の11:45から11:30に繰り上げた[3]。当番組の放送枠を、毎週月 - 水曜日の10:53 - 11:30に変更した。また、同日からスカパーのスカイ・A Sports+でも、毎週月 - 水曜日の12:00 - 12:45に放送を開始した(内容は過去に関西ローカルで放送されたものをアトランダムに放送)。 2012年12月12日の放送分では、急遽『ANN緊急特番 北朝鮮ミサイル発射』(10:53 - 11:25)[4]を放送することになったため、当番組は休止。2013年1月4日には、通常は放送しない金曜日の9:55 - 10:30に放送した。2013年10月5日からは、「えぇもんもりもり せのぶら!本舗」を、単独番組として毎週木・金曜日の早朝(基本として3:44 - 4:19)に編成している。 2014年1月6日から、『ワイド!スクランブル・第1部』を従前の飛び乗りネットからフルネット(当時は11:25開始)に移行するため、当番組の放送枠を毎週月 - 水曜日の10:53 - 11:25に変更。しかし、朝日放送の地元である大阪市内の主な商店街をほぼすべてロケで訪問してきたことや、同年4月1日(火曜日)からテレビ朝日での開始時刻が10:30に繰り上がる『ワイド!スクランブル・第1部』のフルネットを堅持するためなどから、放送開始5周年の節目に当たる同年3月31日でレギュラー放送を終了した。その一方で、当番組と同様の構成による西川きよし司会の自社制作番組『西川きよしのおしゃべりあるき目です』を、毎週月 - 水曜日の9:55 - 10:30(『ワイド!スクランブル・第1部』の前枠)に放送開始した[2]。 朝日放送では、当番組と同じ構成による西川きよしの冠番組(『西川きよしのおしゃべりあるき目です』→『きよし・黒田の今日もへぇーほぉー』)を、3年半にわたって放送。『ワイド!スクランブル・第1部』については、2015年1月5日から月 - 水曜日のフルネットを解消したうえで、11:45(『ANNニュース』全国ニュースパート)からの飛び乗りネットに戻していた。しかし、2017年9月27日で『今日もへぇーほぉー』を終了したうえで、翌週(10月2日)から『ワイド!スクランブル・第1部』月 - 水曜日のフルネット(10:25開始)を再開(木・金曜日は飛び乗り時刻を10:30に繰り上げ)。このような事情を背景に、同日から月 - 水曜9:55 - 10:25に『せのぶら本舗』の放送を開始した(詳細後述)。 番組内容「妹尾和夫のぶらり街歩き」「人情深いおっちゃん」である妹尾が、関西界隈の商店街やスポットを1人で歩き回り、人と物に触れていく企画。 放送上は、毎週1ヶ所を3日間にわけて紹介。妹尾が行く先々で、「オモロイ人(面白い人)」や「美味しいもの(グルメ)」と出会いながら、出会った人々の笑顔を自前のデジタルカメラで撮影する模様を放送する。ちなみに、当番組のエンディングでは、撮影した画像の一部を紹介していた。 2010年9月のロケからは、番組特製のステッカーを取材先に配布。同年10月21日から、第2週を除く木曜日のみ、妹尾が大阪やその近郊のスポットを巡る「大人の遠足」を放送していた。 2010年10月18日放送分から2012年3月までは、エンディング後に、当コーナーの番外編として「きょうの『○○』」というミニコーナーを放送していた。2012年4月からは、「せのぶら占い」にリニューアル。妹尾をかたどったアニメーションを通じて、放送日の12星座占いの結果を2位〜11位→1位→12位の順に紹介していた。しかし、2012年10月の放送枠短縮(前述)を機に、「せのぶら占い」を終了している。 なお、再放送でリニューアル前の内容を流す場合には、「せのぶら占い」と同じ構成で「(再放送日時点での)今日の占い」を「きょうの『○○』」の後に追加している。 妹尾によれば、当コーナーのロケを通じて、延べ2万もの一般人と会ったという[1]。最初のロケと、残り2回のレギュラー放送(2014年3月26日・31日放送分)のロケは、妹尾の自宅・朝日放送の本社がある大阪市福島区で実施した。 「ええもんあります! せのぶら本舗」「妹尾和夫のぶらり街歩き」とは別に収録されるテレビショッピングコーナー。通称は「せのぶら本舗」。(2013年よりコーナータイトルを廃止)リポーターによる報告や、利用者による体験VTRをはさみながら、毎回1 - 2品を紹介する。当コーナーのみ、10回程度の放送分を、1日がかりで収録(『とことん全力投球!!妹尾和夫です』での妹尾の発言より)。紹介する商品の製造や販売に携わる人物が、スタジオに出演することもあった。レギュラー放送の最終回では、4年間のダイジェスト映像を「総集編」として放送したため、当コーナーを休止している。 木・金曜日の早朝5時台には、「ええもんもりもり!せのぶら本舗」というタイトルで、当コーナーの単独再放送を実施することもあった。 放送終了時点での出演者司会
「せのぶら本舗」リポーター
ナレーター
過去の出演者司会
リポーターナレーター
番組テーマ曲オープニングテーマ曲
エンディングテーマ曲
特別番組
放送終了時点でのスタッフ
過去のスタッフネット局と放送時間
せのぶら本舗『せのぶら本舗』(せのぶらほんぽ)は、朝日放送テレビ[6]で2017年10月2日から放送されている自社制作の通信販売番組。前述した『せのぶら!』および、西川きよしの冠番組内のテレビショッピングコーナーから構成やリポーターを引き継ぐ一方で、『おはようパーソナリティ道上洋三です』(朝日放送ラジオ)でアシスタントを12年間務めた秋吉英美(フリーアナウンサー)が進行役に加わっている。 放送時間は基本として、月 - 水曜日の9:55 - 10:25。祝日などで特別番組を放送する場合には、放送時間の繰り下げか全編休止で対応することがある。また、夏の全国高等学校野球選手権大会中継期間中および、大会の閉幕直後は試合の有無を問わず休止[7]。同大会が新型コロナウイルス感染症流行の影響によって中止された2020年にも、2020年甲子園高校野球交流試合を朝日放送テレビで中継することになったため、例年と同じ対応を講じた。 なお、朝日放送テレビでは2023年には4月3日(月曜日)から12月26日(火曜日)まで、『せのぶら本舗』の放送を休止。この期間中は、浦川泰幸(『全力投球!!妹尾和夫です』シリーズで妹尾と共演していた朝日放送テレビアナウンサー)とナジャ・グランディーバの冠番組である『浦川&ナジャのウラのウラまで失礼します』(朝日放送ラジオ『ウラのウラまで浦川です』からの派生番組で通称『ウラナジャ』)が放送枠を引き継いでいた。 『ウラナジャ』は『せのぶら!』と同じ構成で、2022年7月26日(火曜日)と2023年2月11日(土曜日・建国記念の日)にも特別番組として放送。テレビショッピングコーナーには、『せのぶら本舗』の商品プレゼンター(フリーアナウンサーの梅山茜・川岸ゆか・すぎもとみさき・安堂サオリ)が日替わりで登場している。もっとも、朝日放送テレビでは2024年1月9日から『せのぶら本舗』の放送を再開。『ウラナジャ』については、「特別番組」扱いでの不定期放送に戻している。 脚注
関連項目
外部リンク
|
Portal di Ensiklopedia Dunia