梁川大橋(やながわおおはし)は、福島県伊達市の阿武隈川に架かる国道349号の道路橋である。
概要
- 全長:385.0 m
- 支間割:86.7 m + 104.5 m + 104.5 m + 86.7 m
- 幅員:6.5(12.0) m
- 形式:4径間PC連続箱桁橋
- 活荷重 - B活荷重
- 線形条件
- 縦断勾配 - i=3.0 %(↑) - VCL=300 m - i=3.0 %(↓)
- 横断勾配 - 2.0 %
- 架設工法 - 片持ち架設工法
伊達市梁川町字清水町・梁川町八幡字江越から梁川町五十沢字越五十沢に跨り、一級水系阿武隈川を渡る国道349号の橋梁である。橋は車道2車線で、下り線側に幅員3.5mの歩道が設置されている。現在の橋は老朽化と交通量増大に伴い2008年(平成20年)2月に架け替えられて完成したものである。総工費は22億2千万円[1]。
南詰にて梁川バイパスと接続する。RC(鉄筋コンクリート)より丈夫なPC(Prestressed Concrete)による箱形断面の主桁を採用し、コンクリートとコンクリート内を通したPC鋼材によって支えている。ケーブルはコンクリートに埋め込む内ケーブル方式ではなく、箱桁の中空部を通す外ケーブル方式を採用し、ケーブルの目視点検や交換、将来の荷重増に対応するケーブル増設を可能にしている。支承には耐震性にすぐれた超高減衰ゴム支承が採用された。
沿革
古くは梁川舟場(ふなば)という渡し場があった。また、阿武隈川の舟運で栄えた地であり、近くには川港もあった。明治時代に初めて橋がかけられて以来梁川橋(やながわばし)として親しまれたが、2008年(平成20年)10月15日に開通した橋から梁川大橋と名前を変えた。2008年(平成20年)時点でも、橋の最寄りの福島交通路線バス停留所名は舟場である。ただし、当バス停は2009年10月のダイヤ改正で路線廃止となっている。
- 明治初期 - 橋が架けられたが、後に阿武隈川の増水で流失している。
- 1927年(昭和2年)11月3日 - 再度木橋が架けられ、梁川の渡し場は廃止となる。
- 1957年(昭和32年)5月 - に永久橋に架け替えられる。
- 全長 - 372 m
- 幅員 - 6 m
- 形式 - 13径間連続鈑桁橋 [要出典]
- しかし、通過可能車両は14 t以下に制限され、平成になって老朽化のために橋の路面に陥没ができるなどの事故も相次いだため、掛け替えが計画された。1990年代後半から掛け替え工事が少しずつ始まり、2005年(平成17年)11月14日以降架け替え工事を本格化した。
- 1927年(昭和2年)に架けられた先々代の橋の位置に、2008年(平成20年)2月に完成した。当初、2008年(平成20年)7月に開通予定だったが、取り付け道路の工事が遅れたため、2008年(平成20年)10月15日に開通を延期した。開通にあたっては開通式実行委員会が組織され、梁川天神社の宮司、地元の三世代家族代表、地元の名士、伊達市立五十沢小学校の児童による鼓笛隊などを招待して、開通式を行った。
隣の橋
(上流) 徳江大橋 - 梁川大橋 - 兜橋 (下流)
脚注
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バイパス |
那珂バイパス - 太田南バイパス -大ぬかりバイパス - 下関バイパス - 小田川工区 - 鮫川バイパス - 土鍋工区 - 楢坂工区 - 小野バイパス - 船引バイパス - 下田工区 - 針道バイパス - 岩代拡幅 - 境木バイパス - 月舘バイパス - 御代田バイパス - 掛田バイパス - 梁川バイパス
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主要構造物 |
万代橋 - 梅香トンネル - 幸久大橋 - 玉簾大橋 - 水瀬大橋 - 風越トンネル - 口太山トンネル - 鳴石トンネル - 御代田トンネル - 広瀬橋 - 梁川大橋 - 川張2号トンネル - 白幡橋
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道の駅 | |
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旧道 | |
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座標: 北緯37度52分7.0秒 東経140度36分30.9秒 / 北緯37.868611度 東経140.608583度 / 37.868611; 140.608583