校内写生
『校内写生』(こうないしゃせい)は、遊人による日本の漫画。また、それを原作としたOVA、OV、ゲーム。 概要1989年から1991年にかけて『リイドコミック』(リイド社)にて連載された。多数のメディアミックス展開がなされた遊人の代表作の一つで、初期の単行本の売り上げは100万部を突破した。 2014年からは、『メンズゴールド』(リイド社)や電子書籍に掲載していた『新・校内写生』が日本文芸社から刊行された。OV版のタイトルと同一だが、内容は新作(ただし単行本には前作が一部収録)である。 世の女子高生たちの行動や体験を描き、その魅力に迫るという作品で、毎回登場人物が異なるオムニバス形式の短編となっている。主に女子高生たちに魅了されて男性がオナニーを行うというストーリーが多いが、中にはギャグやパロディを含むストーリーも存在する。 単行本リスト
OVA版1990年から1992年にかけて全3巻がリリース。遊人としては初の映像作品となる作品であり、原作同様のオムニバス形式で、原作と全く同じエピソードが収録されている。 なお、1994年には『校内写生 うるし原智志コレクション』というOVAがリリースされたが、これは『校内写生2』に収録されたうるし原智志による作画の2話を収録しただけのものである。 また、先述の全3巻(『校内写生』『校内写生2』『校内写生Final』)は、2001年に全2巻のDVDとして、『校内写生1』『校内写生2』のタイトルでリリースされた。『校内写生Final』は、6つの収録エピソードが『校内写生1』『校内写生2』に別けて収録されている(『1』…Aをねらえ!、一番怖い話、行けッ世界平和の為に、『2』…世にも幸福な物語、スランプの乗り越え方、伝説の少女)。 発売当時は年齢制限が設けられておらず、一般指定として発売されていたが、DVD化の際に年齢制限が設けられ、現在ではアダルトアニメとしてDVD発売している。 校内写生 (1990年)
校内写生2 (1991年)
校内写生Final (1992年)
OV版
計6期にわたって、OVがリリースされた。 校内写生 完全実写版(1992年)4話収録のオムニバス形式。(1992年12月21日、JVD)。2001年にDVD化(2001年11月9日、JVD)。
校内写生 認定実写版(1993年)2話収録。(1993年8月27日、JVD)。2002年にDVD化(2002年12月13日、JVD)。
校内写生'96 A FRAGILE HEART(1996年)Vシネマ。(1996年5月24日、JVD)。2002年に『校内写生'97 渋谷レイパーズ』と同時収録でDVD化(2002年12月13日、JVD)。
校内写生'97 渋谷レイパーズ(1997年)Vシネマ。(1997年2月21日、JVD)。2002年に『校内写生'96 A FRAGILE HEART』と同時収録でDVD化(2002年12月13日、JVD)。
新 校内写生(1998年)新シリーズ。(1998年7月1日、日本コロムビア)。DVD化されていない。
新 校内写生U(ウルトラ) 盗撮マニアVS女子高生(1998年)新シリーズの第2弾。(1998年12月1日、日本コロムビア)。現在DVD化されていない。
ゲーム1991年7月27日にフェアリーテールのX指定より、PC-9801VM、X68000、FM TOWNS、MSX2向けの18禁アドベンチャーゲームとして全3巻が発売された[1]。
それぞれ、原作の漫画版のエピソードを基にゲーム化。第1巻は6篇のオムニバスで、それぞれ原作のエピソードをなぞるシナリオとなっている。第2巻と第3巻は共通した世界観で主人公は同一人物となっており、幾人かのキャラクターが連続して登場している。原作でのエピソードを随所に挿入しながら、メインのシナリオを進めていく(美少女仮面の設定はゲームオリジナル)。 MSX2版はまずまずの人気を博し、『MSXマガジン』『MSX・FAN』誌上においてTOP10にランクインした。 1993年2月19日には全3巻をまとめた『遊人SPECIAL COLLECTION』がPC-9801VMとX68000向けにのみ発売された[2]。前年に起きた沙織事件の影響で性表現や描写が修正され、ゲーム開始時にあらかじめ用意した単語から女性器や性行為を現す言葉を選ぶ方式になっている。 脚注外部リンク |