YGエンターテインメント(英: YG Entertainment、韓: YG 엔터테인먼트)は、韓国の芸能プロダクションである。キャッチコピーは「VIBE THE NEW FLOW」。
1996年に歌手のヤン・ヒョンソク(梁玄錫)によって、「ヒョン企画」として設立された。SMエンタテインメント、JYPエンターテインメント、HYBEとともに韓国4大芸能事務所に挙げられる。
代表的な所属アーティストとしては、日本を始め海外市場でも成功したBIGBANG・2NE1・WINNER・iKON・BLACKPINK・TREASUREなどが挙げられる。また、チェ・ジウやカン・ドンウォンなど海外で広く知られる有名俳優も多数所属する[1]。
所属アーティストの特徴
- 4大芸能事務所の中で随一の超実力主義で、グループ活動やソロ活動でも活躍できる個々のポテンシャルを重視しているため、会社内で行われる熾烈過酷極まる戦国な競争と練習生の実力テストでトレーナーや経営陣が求める成績、その時に企画中のアイドルデビュープロジェクトに不相応と判断されたYG練習生はどんなに嫌で継続を希望しても問答無用で練習生寮と事務所の育成契約を即打切追放処分となり、その空き部屋にYGスカウトマンや自社練習生契約オーディションで合格後に両親の承諾を受けて、YGスタッフが世界中から連れてきた新規練習生が利用するようになる。この為、特にYG練習生でソウルにあるYG本社付近に自分の実家や真面目に頼れる家族、親戚、友人がいない韓国の地方生まれと実家がとても大変な貧困家庭の出身で経済的支援困難の中で自分の夢を追う者と日本等の外国出身の場合は事務所のサバイバル生存と韓国生活に必要な住まいとYGアーティストデビューする為の機会を絶対に失くさぬよう本当に死に物狂いで365日24時間トイレで吐きたくなるような厳しいトレーニングとレッスンに打ち込む必要がある。
- 非常に難易度が高い実力とスキルを持ったラップパフォーマンス、自主制作アイドルに定評がある。
- 全体的に男女問わず、全体的に複数の音源チャートに爆発的に売れたり、長期間上位をキープすることがよくある。
- クールな表情と顔立ち、個性的で派手なファッションとメイクを好み、圧倒的なカリスマ性で人々を魅了する。
- 作詞作曲、振り付け、舞台演出、海外活動に必要な数か国以上の言語学習、演技力の研鑽、アルバムや衣装などのデザイン、アクロバットなど自己プロデュース能力のクオリティがとても高いため、自分の周りの支援や経済力等によるが、NIziuのMAYAやPURPLE KISSのメンバーのように仮にYGから練習生契約打切り通告を受けたり、自ら何らかの理由で退所しても、ここで味わった悔しさと超絶地獄のトレーニングで耕して研究自己研鑽で得た自分の魅せ方、得意分野、鋼のメンタルと才能を武器に(私を捨てたYGよ!ヤン・ヒョンソクよ!覚えておけよ!お前たちに逆襲してやる!)という勢いで、他の芸能事務所の練習生契約や韓国MNetなどが開催する大手KーPOPサバイバルデビューオーディション企画に参戦後に晴れて自分の夢であるアイドルデビューを叶えて、一定期間のアイドル下済みした後にK-POP業界の大スターとなったものも多い。
- レディガガなどの海外有名スターとのコラボパフォーマンスで世界中のファン層拡大を図る。
- アメリカンポップをベースとしたR&Bとヒップホップ色に強い。
- 日本を含む海外公演に強い。
- モード界からも愛されるファッションセンスを誇る人材が多く、世界各国のブランドや商品のアンバサダーを務める。
- カムバックが遅く、出演する音楽番組、活動が少ない。
- 自由な社風なので、不祥事が多い。
- ヤン・ヒョンソクが長期的にプロデュース担当になったアイドルグループは一時代を築くが、7年契約終了後はグループとしての活動が希薄となる。
- BLACKPINKのタイ人メンバーであるリサのおかげでタイのK-POP市場では絶大な人気を誇るが、逆に日本の方ではライバルであるTWICEの日本人女性メンバー3人のおかげでその売上実績等に対する岩盤崩しにかなり苦労を強いられた為、今後はK-POPの日本市場を強化するべく、自社子会社のYGJAPANや提携先である日本の音楽業界大手・エイベックスグループ傘下の育成施設(エイベックス・アーティスト・アカデミー、EXPG等)から語学堪能で多角的にも優秀なプロ歌手志望の純日本人や外国混血児の日本人を採用する方針である。
沿革
1996年3月、元ソテジワアイドゥルのメンバーであるヤン・ヒョンソクによって、「ヒョン企画」として設立された。
同年7月に3人組男性アイドルグループ「KEEP SIX」を輩出するも、失敗に終わった。
1997年、「MFエンターテインメント」へ改称。男性アイドルデュオ「JINUSEAN」をデビューさせ、成功を収める。
1998年、「Yang Goonエンターテインメント」へ改称。4人組男性アイドルグループ「1TYM」、ヒップホップ歌手ペリーなどを輩出。正統派ブラックミュージックで勝負をかけて成功した。
2001年、現在の「YGエンターテインメント」へ改称。
2003年、美少年イメージの男性歌手SE7ENを輩出させ、それまでの10代歌手市場を攻略。2005年2月23日には、SE7ENを日本に進出させて音楽スタイルをJ-POPに変えるなど、現地化戦略を駆使して市場を海外へ拡大した。
2006年にデビューしたBIGBANGと2009年にデビューした2NE1の成功で確固たる大型企画会社に生まれ変わる。
2011年7月、日本のavexとの合同レーベル「YGEX」を設立[2][3]。
2011年11月23日、KOSDAQへ上場。
2019年6月14日、BIGBANGのV.Iが関与したバーニング・サン事件、iKONのB.Iによる違法薬物使用など様々な疑惑が浮上し、騒動となる[4]。これを受けて、BIが薬を服用した疑いを隠し、内部的に解決しようとしたと疑われたヤン・ヒョンソク代表及び実弟のヤン・ミンソクが代表取締役から退任[5][6]。
2019年6月20日、経営支援本部長で専務のファン・ボギョンが代表取締役に就任した[7]。ヤン・ヒョンソクは2023年BABYMONSTERのプロデューサーとしてメディアに復帰する。
2020年9月、新社屋を建設。旧社屋の隣に位置し、個人音楽作業室30室、大型録音スタジオとダンス練習室各7室をはじめ、社員食堂やコンビニ・ジム等を備えた地域のランドマーク的存在となっている[8]。
2021年11月に米ユニバーサルミュージックと新人デビューに向けて提携し、
2022年から放送予定のオーディション番組で選ばれたメンバーで新しいボーイズグループを結成予定であると発表。
2022年11月14日、新ボーイズグループ結成に向けたオーディション「2022 YG NEW BOY GROUP AUDITION in JAPAN」を開催
2023年3月、グローバルオーディションの実施を発表。JIKEI COMグループと提携して日本でも6都市で開催[9]。
系列会社
- YGエンターテインメントジャパン(2007年 - ) - 日本法人
- YGEX(2011年 - ) - 日本のavexとの合同レーベル[2][3]
- NONA9ON(2012年 - ) - 韓国の第一毛織との合同ファッション会社
- YG PLUS(2014年 - )- YGエンターテインメント・HYBE LABELS所属アーティストのレコード会社、プラットフォーム子会社
- YG KPLUS(2014年 - ) - 韓国のK PLUSとの合同モデルマネージメント会社
- YG SPORTS(2015年 - ) - 韓国のG-ADコミュニケーションズとの合同アスリートマネージメント会社
- HIGHGRND(2015年 - 2018年) - EPIK HIGHのTABLOによる社内レーベル
- THE BLACK LABEL(2015年 - ) - パク・テディによる社内レーベル
- PSYG(2016年 - 2018年) - PSYによる社内レーベル
- moonshot(2016年 - ) - 化粧品子会社
- YG STUDIOPLEX(2017年 - ) - 韓国のBARAMI BUNDAとの合同テレビドラマ制作会社
- YGX Entertainment(2018年 - ) - エンターテインメント子会社
- YGMM(2021年 - ) - タイのGMMグラミーとの合同エンターテインメント会社[10]
企業提携
2005年頃から市場を海外へ拡大し始め、下記国々の大手音楽組織と提携を結んだ。
所属
YGエンターテインメント所属のアーティスト、俳優、スタッフは総称して「YG FAMILY」と呼ばれる。
YG FAMILYは、これまでに6枚の共同アルバムを制作し、3回の合同ワールドツアーを開催した。
アーティスト
グループ
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- TREASURE(2019年 - )
- チェ・ヒョンソク
- ジフン
- ヨシ
- ジュンギュ
- ユン・ジェヒョク
- アサヒ
- ドヨン
- ハルト
- パク・ジョンウ
- ソ・ジョンファン
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役者
プロデューサー
- パク・テディ
- ペリー
- Choice37
- BIG TONE
- チェ・ピルガン(P.K)
- ハム・スンチョン
- カン・ウクジン
- DEE.P
- レベッカ・ジョンソン
- R.tee
- MILLENIUM
- AiRPLAY
過去所属
アーティスト
- KEEP SIX(1996年)
- 1TYM(1998年 - 2006年)
- Masta Wu(2000年 - 2016年)
- フィソン(2002年 - 2006年)
- GUMMY(2003年 - 2013年)
- BIGMAMA(2003年 - 2007年)
- SE7EN(2003年 - 2015年)
- 2NE1(2009年 - 2016年)
- PSY(2010年 - 2018年)
- イ・ハイ(2012年 - 2019年)
- EPIK HIGH(2012年 - 2018年)
- ケイティ・キム(2014年 - 2018年)
- ONE(チョン・ジェウォン)(2015年 - 2019年)
- G-DRAGON(2000年 - 2023年)
- V.I(2006年 - 2019年)
- T.O.P(チェ・スンヒョン)(2006年 - 2022年)
- SOL(2006年 - 2022年)
- D-LITE(2006年 - 2022年)
- iKON(2015年 - 2022年)
作品
YG FAMILY名義の作品を記載。
アルバム
- Famillenium(1999年7月29日)
- YG Family 2 (WHY BE NORMAL?)(2002年10月24日)
- Color Of The Soul Train(2003年12月18日)
- YG 10th (10th Anniversary Album)(2006年9月1日)
- 15th Anniversary 2011 YG Family Concert Live(2012年4月18日)
- 2014 YG Family Concert in Seoul Live(2014年11月28日)
公演
YG FAMILYによる合同コンサートを記載。
ワールドツアー
- YG Family's 10th Anniversary World Tour -past present & the future-(2006年)
- 15th ANNIVERSARY 2011 YG FAMILY CONCERT(2011年 - 2012年)
- YG FAMILY WORLD TOUR 2014 -POWER-(2014年4月12日 - 10月25日)[18]
脚注
外部リンク