XULRunner
XULRunner(ズールランナー)は、XUL+XPCOMアプリケーションの組み込み、起動を可能にするランタイムパッケージである。XULRunnerはそのバージョン番号と同じFirefoxと同じコードベースを使用している。XULRunnerは、GRE (Gecko Runtime Environment) の後継技術であり、Geckoレンダリングエンジンの組み込み技術として利用が可能である。このことから、XULRunner を「新GRE」と呼ぶこともある。配布パッケージを利用することで、C++、JavaScript (XPConnect)、Perl (PlXPCOM)、Python (PyXPCOM)、Java (JavaXPCOM)、Ruby (RbXPCOM) などから、提供コンポーネントを呼び出すことが可能である。現在、XULRunnerには 1,000 以上のXPCOMコンポーネントが含まれている。バイナリパッケージは、Windows、Linux、macOS の各オペレーティングシステム用のものが提供されている。また、Firefox 3以降にはプライベートなXULRunnerパッケージが同梱されているため、XULRunnerアプリケーションをFirefoxの環境上で実行することも可能である。 2015年7月にMozillaはXULRunnerの開発を終了することを発表した[1]。 ソフトウェアの構成XULRunnerは、主に以下の機能を提供している。機能の詳細は、What XULRunner Providesを参照されたい。
システム要件XULRunnerが要求するシステム要件は、Firefoxと同等である。Firefoxのシステム要件を参照されたい。 ライセンスXULRunnerには、Mozilla Public License (MPL) バージョン2.0が適用されている。 XULRunnerで動作するアプリケーション脚注関連項目外部リンク |