VERITAS File System
VERITAS File System(VxFS)は、エクステントベースのファイルシステム。VERITASソフトウェアが開発した[1]。OEM契約により、VxFSはHP-UXオペレーティングシステムの主要ファイルシステムとして使われている(ただし、HP-UXでは JFS と呼ばれている)。また、ライセンスに基づきオンラインのデフラグメンテーションとリサイズをサポートしたものは Online JFS と呼ばれている[2]。他にもAIX、Linux、Solaris、OpenSolaris、UnixWare、OpenServer などでサポートされている[要出典]。VxFSは、本来AT&Tの UNIX Systems Laboratories のために開発された。VxFSは Veritas Storage Foundation(他に Veritas Volume Manager を含む)の一部としてパッケージ化されている。 歴史ベンダーによれば、VxFSは世界初の商用ジャーナリングファイルシステムだという[3]。これは、商用製品として初めてのジャーナリングファイルシステムとも解釈できるし、ハードウェアにバンドルされていない製品として初めてとも解釈できる。 VxFSの最初の開発者の1人として Dan Koren が挙げられる[4]。彼はあるメーリングリストで、1990年にAT&Tとの契約でVxFSの開発を開始し、約1年で release 1.0 を完成させたと記している[5]。他の文献でも1991年に最初の製品をリリースしたという点で一致している[6][7]。 1990年代初めにはインターネットは広く利用可能というわけではなかったため、Unix系OSに新たなファイルシステムを導入するのは今よりも難しく、リリースと商用化の間に1、2年の遅延が生じることも珍しくなかった。 バージョン履歴VxFS のディスク上のレイアウトにはバージョンがあり、ファイルシステムがマウントされた状態でアップグレード可能である。バージョンは今のところ7まで存在する。
バージョン8または9で、透過的圧縮と透過的暗号化が追加サポートされる予定。 パラレルアクセスモードVxFSには、シングルインスタンスモードとパラレルアクセスモード(クラスタモード)という動作モードがある。パラレルアクセスモードは複数のサーバが同時に同じファイルシステムにアクセスできるモードである。このモードで動作するVxFSは Veritas Cluster File System と呼ばれる。 どちらのモードでもVxFSとしてのディスク上のレイアウトは同じであり、モードの切り替えに際して変換などは不要である。 脚注
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