MAアルミニウム
MAアルミニウム株式会社(エムエーアルミニウム)は、日本のアルミニウム専業の準大手メーカー。2022年4月1日にアルテミラグループとして設立され、同日、三菱アルミニウム株式会社から事業の譲渡を受けた。 ここでは事実上の前身である、三菱アルミニウム株式会社(みつびしアルミニウム)についても記述する。三菱アルミニウム株式会社は、三菱グループに属し、三菱マテリアルが過半数の株式を保有する連結子会社で、かつ三菱金曜会及び三菱広報委員会[4]の会員企業であった[5][6]。事業譲渡後、2022年4月、三菱アルミニウム株式会社は株式会社エム・エム・エーに商号変更し、法人としては存続している。 沿革
不祥事アルミニウム箔カルテル問題2005年11月11日、公正取引委員会より、食品の包装材の材料などに使われるアルミニウム箔について、製造販売会社6社とその子会社1社が価格カルテルを結んでいたとして排除勧告を行った。排除勧告の対象は、当社の他、東洋アルミニウム(大阪市)、日本製箔(同市)、住軽アルミ箔(東京都千代田区)、サン・アルミニウム工業(千葉市)、東海アルミ箔(横浜市)、及び当社子会社のエムエーパッケージング(東京都港区)。 エムエーパッケージング社以外の6社は2002~2004年にかけて、アルミ箔加工用の原材料1キロあたりの販売価格を現行より、2002年10月出荷分で50円▽04年4月分から40円▽05年2月分から30円、それぞれ値上げすることを決定。三菱アルミ以外の6社は、錠剤などの容器のふたに使われるアルミ箔の価格を現行より、2004年7月出荷分から5~10%値上げすることを決めた。また7社は、値上げに応じない顧客に対し、納期を意図的に遅らせていた。顧客が抵抗し値上げが進まなかったため、実質的な値上げ幅は1キロあたり20~30円だった。 アルミ製品データ改竄当社富士製作所において、顧客2社に出荷したアルミ板で、性能を満たしたようにデータを書き換えていたことが、2016年11月に実施した同社の社内調査で判明。資料が残る過去数年分も調べると、さらに14社に対して基準に満たないアルミ製品の品質データの数値を改竄(かいざん)していることが明らかとなった。改竄は数年前から社内で認識されていたにもかかわらず、調査で発覚するまで改竄が行われていた。同社では契約の性能を満たしていない製品を、顧客の了承を得て出荷する「特別採用」と呼ぶ商慣行を悪用、無断納入していた。 脚注・出典
関連項目外部リンク |
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