M65 (天体)
座標: 11h 18m 55.957s, +13° 05′ 31.96″ M65(NGC 3623)は、しし座にある渦巻銀河である。 概要M65はM66やNGC 3628と非常に接近して見え「しし座の三つ子銀河 (Leo Triplett)」とも呼ばれている[2]。3つの銀河はいずれも、しし座銀河群に属している。 中心部が明るく、周囲が拡散してやや不鮮明な楕円に見える。双眼鏡ではM66のみ見えることが多い。口径10cmの望遠鏡では、中心部の構造が分かりはじめる。口径20cmの望遠鏡では3つの銀河の存在が明瞭に観察できる。M65は中心核が割れたような感じに見える。 観測史1780年3月1日に、シャルル・メシエによってM66と同時に発見された[3]。メシエは「非常に微かで星はない」としている[3]。ウィリアム・ハーシェルは「非常に輝く星雲。南北方向に広がり径12'。明るい核があり、周りは急に拡散している」と記した[3]。ロス卿は1848年に「奇妙な星雲。左側に明るい核がある。やや上方と右側に条があり、渦状。核の部分だけよく分かれる」とし[3]、1854年には「核の片方に暗い場所があるようだ」とした。 2013年3月21日、日本のアマチュア天文家菅野松男によってII型超新星SN 2013am が発見されている[2]。菅野はこの発見により彗星・新星・超新星の新天体発見三冠を達成した[4]。 出典
|