Kondara MNU/Linux
Kondara MNU/Linux(コンダラ・ムニュー・リナックス)はLinuxディストリビューションのひとつ。現在はメンテナンスされていない。 概要Kondara プロジェクトは、もともとRed Hat Linuxの開発版であるRaw Hideのソースの修正パッチや日本語対応を含むSRPMを配布するプロジェクトだった[1]。その後、方針を転換し、Linuxディストリビューションを開発するプロジェクトとなった。 名称のKondaraはアニメ『巨人の星』のオープニング曲「ゆけゆけ飛雄馬」の歌詞にある「思いこんだら」を「重いコンダラ」と誤認したことに由来するとされ[1]、 MNUは「ペンギンをさわった感じ」の擬音や英語の「Mount is Not Unmount」を略したものととされている[2] 。 Kondara プロジェクトの成果物をベースにして、デジタルファクトリが商用フォントやユーザーサポートを含むパッケージを発売していた。その中にはサーバ用途の機能を盛り込んだ Kondara MNU/Linux Server 1.1[3]、ウェブ・クラスタリング機能つきの Kondara MNU/Linux Web Cluster 2000など[4]独自の機能を盛り込んだものがあった。サーバの提供などの面で Kondara プロジェクトに貢献した面もあるが、Kondara 1.2/2000の混乱、Asumi リリース撤回事件、 さらに「Kondara」「mph」の商標を管理していたデジタルファクトリがKondara関連事業をエスピーに譲渡したことで商標の取り扱いが複雑になり、最終的にプロジェクトの解散に至った[5]。 なお、事業譲渡先のエスピーは販売・商用サポートを継続していたが、2005年末にすべてのサポートを終了している[6]。 歴史
成果数多くのパッチやソフトウェアが、Kondara プロジェクト内で作られた。とくに、サブプロジェクトである「北斗のK」によるKDEの改良や、「Gnome野郎Aチーム」によるGNOMEの改良がその代表例である。主に日本語対応や国際化対応のために各種ソフトウェアのハックが行われ、さまざまなコミュニティへの貢献が行われた。また、以下のソフトウェアが制作された。
派生版
脚注
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