ISW11F
ARROWS Z ISW11F(アローズ ジー[2] あいえすだぶりゅー いちいちえふ)は、富士通東芝モバイルコミュニケーションズ(富士通ブランド、現・FCNT)によって日本国内向けに開発された、auブランドを展開するKDDIおよび沖縄セルラー電話のストレート型スマートフォンである。ISシリーズの一つ。CDMA 1X WIN(CDMA2000 1xEV-DO、現・au 3G)および+WiMAX(モバイルWiMAX)に対応。 なお、雑誌などの書籍では富士通製になっていることが多い。製造型番はFJI11。 概要auの2011年冬モデルの中で「防水/ハイスペックスマートフォン」と位置づけられ、ARROWSシリーズの筆頭機種となった。 富士通ブランドとしては初となるau向けスマートフォンで、モバイルWiMAX(IEEE 802.16e-2005)に対応したハイエンドに位置づけられるモデルである。 auでは初めてのデュアルコアCPUであるOMAP4430を採用している。 なめらかで吸い付くようなタッチ感があると宣伝されており、「サクサクタッチパネル」と謳われている。 防水・防塵性能を有し、公式テザリング(USB・Wi-Fi)にも対応している。 カメラにはソニー製の裏面照射型CMOSイメージセンサー「Exmor R for mobile」が採用されている。 ディスプレイにはau端末としては初めてHD液晶(1280×720)が搭載される。なお、ディスプレイ方式はTFTで、色配列はRGBストライプ式。 バッテリーの型番は「TSI12UAA」でありWindows Phone IS12T(TSI12)と同じ。 マイクロUSBは充電とマスストレージ機能が利用できるほか、変換アダプターの使用によりUSBメモリーやキーボード・マウスなどを利用できる。またキーボードとマウスはBluetoothによる接続でも使用出来る。 ホームUIは富士通独自の「NX! comfort UI」のほか、au標準のOcean Observation社のUI「au HOME」、Android 2.3標準の「ランチャー」の3つが用意されている。ただしAndroid 4.0にバージョンアップした場合au HOMEは削除され「NX! comfort UI」とAndroid 4.0標準の「ランチャー」に変更される。 現在発売されている+WiMAX対応スマートフォンの中で唯一、音声通話中のWiMAXによるデータ通信に対応していない。本機はモバイルネットワークをOFFにした場合の+WiMAX接続ができず、音声通話中のモバイルネットワーク切断と合わせて発生する事象である。 なお2011年12月28日に開始した、モバイルWiMAXにおける64QAMによる上り最大15.4Mbpsの通信には非対応となっている。 2013年現在、ARROWSシリーズで唯一、通常サイズのSIMカード(au ICカード)を採用している機種である。
歴史
対応するKDDI製アプリ
以下の一覧にはプリインストールされているもの、au Marketにてダウンロード対応するものが混在する。
主な機能・サービス
※ PC向けWebブラウザが標準装備されておりFlashコンテンツもフル表示可能。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。
アップデート2011年12月26日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。[9]
2012年2月20日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。なおauによると、このソフトウェアは2012年3月29日のアップデートのために必須とのこと。[10]
なお、アップデートする際にはバックライト消灯時間を30分にしてから手動でのアップデートをする必要がある。 2012年1月19日にケータイアップデートが公開されたもののソフトウェアの不具合が確認され、これらの修正を含め2012年3月29日に以下のソフトウェアがケータイアップデートによって公開された。[11]
2012年4月19日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。[12]
2012年7月5日に以下の不具合の修正がケータイアップデートによって行われた。これにより本機種のアップデートはIS12Tに次ぐ7回となった。
2012年11月13日にAndroid 4.0.3へのOSアップデートが実施された[13]。ドコモ向け兄弟機F-05Dは11月8日にアップデート開始済み。なお、通常のケータイアップデートではなく、専用アプリによる更新。
Android 4.0.3での変更点2012年11月13日より本機種にAndroid 4.0.3へのOSアップデートが提供されている。アップデート後は元に戻すことはできない。OSアップデートにおける主な変更点は次の通り。
本体発熱時に充電や一部機能が停止する事象本機は仕様上、他の機種に比べて発熱しやすく、高温になると一部機能が停止する機能が付属されている。ただし、Android 4.0.3へのアップデートで対策が取られた模様。 本機に同梱されている注意書きには「通話、インターネット、カメラ、アプリなどを長時間使用したり、充電しながら使用すると本機が熱くなることがあります。もし本機が熱くなった場合、充電またはご使用中の一部機能を停止することがありますが故障ではありません。そうなった場合は、本機の温度が下がってから使用してください。」と記載されている[15]。 脚注
関連項目
外部リンク
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