ExA-Arcadia
exA-Arcadia(エクサ・アルカディア[2])は、2019年に日本を含む世界市場向けに発売されたアーケードゲーム基板。WindowsPCベースの汎用システム基板で、4本のゲームROMスロットを備える。開発元はexA-Arcadiaで国内販売代行が株式会社Show Me Holdingsである。 概要アーケードビデオゲームの再興(“video games back to the arcade”)を果たすべく、ネットワーク接続を必須とせずプレイ毎の課金が不要[注 1]、画面出力を16:9液晶と4:3ブラウン管に両対応させるなど[注 2]、世界各国の中小ゲームセンター事情に配慮して仕様策定されている[7][8][5]。 開発を率いるのはビデオゲーム収集家・EVOのバーチャファイター4エボリューション入賞ゲーマーとしても知られる実業家エリック・“ShouTime”・チャング[5]。2017年秋から開発を始めて徐々に情報を公開し、2018年のJAEPOにて公式に発表した[7]。なお、名称の「エクサ」は百京倍を表す接頭辞に由来し、無限の可能性の意が込められている[8][注 3]。2019年のJAEPOにおいて、日本国内における発売時期が2019年夏予定と発表された他、国内販売はサファリゲームスと共和コーポレーションが担当する予定[9]であったが、11月末まで発売が延期となった。2020年8月から国内法人販売は株式会社エイコーと株式会社アクエスが担当する。国内個人販売はBEEP、KVCLAB、WGCが担当する。2019年11月27日、ロンチソフトのアカとブルータイプレボリューションが日本国内で稼働を開始した[1]。2024年12月現在までの稼働中タイトル数は42本となっている。 2021年春から米国で55インチ4Kモニター搭載exA-Arcadia専用筐体(1P、2P、4Pモデル)の販売が開始されている。 2022年のシュー大祭によって現行コンソールや他社基板より操作パフォーマンスが更に改善されて、最小入力遅延1フレームを実現できている。 2023年のJAEPOにてexA-Arcadiaが開発したJVS'(ダッシュ)規格によって操作パフォーマンスが更に改善されて、最小入力遅延0.3フレームを実現できている。2023年6月現在まで全世界に1000台以上稼働中となっている。 2024年のEVO JAPANにてexA-Arcadia製ARC-32汎用筐体の初公開されている。2024年4月現在まで全世界に2000台以上稼働中となっている。 また、アダルトゲームを対象とした互換基板『Hawt Pink Club』も存在する(後述)。 開発部
参入企業
システム基板の仕様
ARC-32汎用筐体の仕様
ARC-1専用筐体の仕様
他ハード一覧
ゲーム一覧稼働済
稼働予定
Hawt Pink Club
Hawt Pink ClubはオランダのHawt Pink Club BVがアダルトゲームを対象に開発したexA-Arcadia互換基板。2020年1月にアメリカ・ラスベガスで開催されたAVN Expo 2020で発表[23]。それ以降、長らく続報がなかったが、2021年4月に日本での発売元が株式会社ハッカーグローバルになることが発表[24]。同年7月にラスベガスで開催されたAmusement Expo International 2021で基板と対応ゲームがお披露目され、eXA-Arcadiaと互換性を有する基板であることが明らかになった[25]。
関連項目
脚注注釈
出典
関連文献
外部リンク
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