『CG3+2』は、カリフォルニア・ギター・トリオがトニー・レヴィン、パット・マステロットと連名で2002年に発表したスタジオ・アルバム。
解説
2001年発売のオフィシャル・ブートレグ『Live at Key Club』に引き続き、キング・クリムゾンのトニー・レヴィンとパット・マステロットが全面参加した[1]。「メルローズ・アヴェニュー」、「ブロックヘッド」、「トレイン・トゥ・ラミィ」は、バンドが初期2作のアルバムで発表した曲のリメイクで、「21世紀のズンドコ節」は、日本の楽曲「ズンドコ節」に、キング・クリムゾンの楽曲「21世紀のスキッツォイド・マン」および「ヴルーム」のフレーズが挿入されている[1]。バート・ラムズは本作の音楽性に関して「今まではクラシックの曲をアレンジしたり、サーフ・ギターをやってみたりしたけれど、今回のトニーとパットの入った作品によって、焦点がもう少しロック寄りに定まったという気がする」と説明している[4]。
François Coutureはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け、イエスの「燃える朝焼け」、マハヴィシュヌ・オーケストラの「ダンス・オブ・マヤ」、それに森谷英世がアレンジした日本の伝統曲2曲を聴き所として挙げている[1]。
収録曲
特記なき楽曲はバート・ラムズ、ポール・リチャーズ、森谷英世の共作。
- メルローズ・アヴェニュー - "Melrose Avenue" - 2:18
- スカイライン - "Skyline" - 4;42
- ダンシング・アン - "Dancing Ann" (Hideyo Moriya) - 3:38
- 燃える朝焼け - "Heart of the Sunrise" (Jon Anderson, Chris Squire, Bill Bruford) - 7:15
- 花笠音頭 - "Hanagasa" (Traditional) - 3:33
- 21世紀のズンドコ節 - "Zundoko-Bushi" (Traditional/Robert Fripp, Pete Sinfield, Ian McDonald, Greg Lake, Michael Giles) - 3:37
- ブロックヘッド - "Blockhead" - 3:47
- ダンス・オブ・マヤ - "Dance of Maya" (John McLaughlin) - 7:14
- スワンピィ・スペース - "Swampy Space" (Bert. Lams, Paul Richards, H. Moriya, Tony Levin, Pat Mastelotto) - 3:40
- スワンピィ・リターン - "Swampy Return" (B. Lams, P. Richards, H. Moriya, T. Levin, P. Mastelotto) - 2:10
- トレイン・トゥ・ラミィ - "Train to Lamy" - 5:13
- イヴ - "Eve" - 4:16
- ホワット・アイ・アム - "What I Am" (B. Lams, P. Richards, H. Moriya, T. Levin, P. Mastelotto) - 6:28
- ザ・チェイス - "The Chase" (B. Lams, P. Richards, H. Moriya, T. Levin, P. Mastelotto) - 7:59
日本盤CDボーナス・トラック
2曲ともオフィシャル・ブートレグ『Live at Key Club』より[5]。
- アパッチ - "Apache" (Jerry Lordan) - 3:09
- ディシプリン - "Discipline" (R. Fripp, Adrian Belew, T. Levin, B. Bruford) - 4:47
参加ミュージシャン
脚注
外部リンク