Back numberのオールナイトニッポン
『back numberのオールナイトニッポン』(バックナンバーのオールナイトニッポン)は、ニッポン放送で2014年4月1日から2017年3月28日まで放送されていたラジオ番組である。パーソナリティはback numberの清水依与吏、小島和也、栗原寿。 概要この番組はback numberのメンバー3人が「日常の些細な事」や「恋愛の葛藤」に「日々の憂鬱」を「妄想と暴走の間」を行ったり来たりしながらトークを繰り広げる。 2014年3月7日にパーソナリティになることが発表された[1][2][3]。ニッポン放送は「10代男性リスナーが多い中、日頃、深夜放送をあまり聞かない20代女性にも聞いてほしいと起用しました」と起用の理由を説明している[1]。 オールナイトニッポンのチーフディレクター・宗岡芳樹は「特番を3回やった時、特に10代でback numberの曲とトークを初めて聴いたリスナーからの反響が非常に大きかったのが大きな起用理由。ラジオ好きな3人の素の喋りと曲とのギャップも楽しんでもらえれば。」と語っている[2][3]。 ボーカル兼ギターの清水依与吏は「まさか『back numberのオールナイトニッポン』と毎週言える日々が来るとは。純粋にすごいなぁと思います。」とした上で「毎週生なので緊張するとは思いますが、取り繕わずに、ありのままの、いつもの僕らで放送していけたら、と思っています」と抱負を述べている[1][2][3]。その後、2014年3月25日に行われた、オールナイトニッポン新パーソナリティ記者会見で、清水は「憧れの番組なので嬉しい。僕らラジオがすごく好き。楽曲作りやライブのように楽しんでやりたい。最初の3回くらいは緊張して一つも面白くないと思うけど、2回目の2時台くらいから面白くなるようにしたい。(自分たちの歌は)失恋の歌も多いので、そういう心に傷を持った方が聴いた時に明るくなってもらえるよう、曲と合わせて励ましあっていきたい。」と述べている[4]。 2017年3月1日(2月28日深夜)の放送分で、2017年3月29日(3月28日深夜)に番組が終了することが明らかにされた。これについては、ボーカルの清水が、「もっともっといいback numberを聴かせるために、自分たちで決めました」と話したうえで「普通に考えたらすごくバンドの状況もいいですし、恵まれた環境でやっているんですけども、ある意味俺はバンドにとって今がピンチだと思っていて。ある程度いろんな人が聴いてくれているという自覚が芽生えてしまったので、今までやってきたことをそのままやったら、古いものになってホントの“back number”になってしまう。自分たちのままで新しいback numberになるために、今のままじゃいけない。もっと音楽に費やさなきゃいけないんじゃないかと思った」とも語った[5]。 こうして、2017年3月29日(3月28日深夜)に最終回を迎え、この最終回の後半に、メンバーが最後の挨拶を行い、栗原が「3年間ありがとうございました。自分の生活の一部だったので、それがなくなるのは悲しいですけれども、これからそのパワーを、音楽で、ドラムで返していきますので、これからも長い付き合い、よろしくお願いします!」と語ると、小島が「ラジオという環境の中でみなさんと繋がれたのは本当にありがたかったし、自分はしゃべらないほうだったので、こういう形でしゃべるというのが、すごく不思議な感じでしたけど、みなさんのおかげで3年間続けることが出来ました」と語った[6]。そして、最後に清水が「星野源が火曜日に移るということで、僕らのことも気遣っていろいろ言ってくれましたけど、全然関係なく面白いラジオをやられてると思うんで、安心して去れるなと思ってます」と話し[6]、「僕らは今後も頑張るので、これからも『星野源のオールナイトニッポン』と『WANIMAのオールナイトニッポン0(ZERO)』をごひいきに宜しくお願いします。ここまでのお相手はback numberでした。3年間、ありがとうございました。またどこかで!」と発して、その後、番組の最後の2分間は、これまでのこの番組の名場面が放送されて、3年間の番組の歴史に終止符が打たれた[7]。 翌週の『星野源のオールナイトニッポン』火曜日移動後第1回目の放送で、星野は1曲目にback numberの楽曲から「花束」を選曲した。 2017年12月19日、シングル「瞬き」のリリースを記念し、一夜限りの復活を果たすことが決定[8][9]。番組内では3人が新曲に込めた思いを語ったほか、3年間続いたレギュラー放送時の人気コーナーであった「トレジャー・オブ・ディスティニー」、「いよりんの星占い」、「いゃお!」を行った[8][9]。 2024年9月12日、『ニッポン放送70周年記念 オールナイトニッポン MUSIC WEEK 2024』の一環として一夜限りの復活を果たす[10][11]。放送前日にリリースされたシングル『新しい恋人達に』についてのトーク、バイマメンの曲紹介のほか、レギュラーコーナー「いよりんの星占い」「back calendar」、小島による何の曲をベースで弾いているかを当てる「ピッキングクイズ」などのコーナーを行った。 放送時間
ジングル※2014年放送開始のころ
Get The Party On コーナー現在のコーナー
メンバーの小島和也と栗原寿がフリートークを強化するために、レポートをしながらふれあいをするコーナー。毎週、番組側かリスナーからの指令によって、小島か栗原のどちらか1人がロケをして、フリートークのネタを仕入れるものである。バイマメンとは、清水が「小島と栗原の2人が良く連絡をとっていることから「マメだよね」」「『マメ』な人が二人いるから『二倍マメ』=バイマメだねと」「あ、バイマメってキャラクターにしたら面白そうじゃね? 『バイマメン!!』ってどう!?」という風に、すべて勝手に決めたものである。毎回のレポートで良かった人には、1バイマメンをプレゼント。先に10バイマメン(途中から1万バイマメンに変更)溜まったほうが、晴れて卒業。残った方は補習で、ポイントが貯まるまで継続する。バイマメンオリジナル曲大発表会の放送後、しばらく放送されていなかったが、2015年よりシーズン2として再始動し、桜ソングを制作。2015年12月に行われた公開録音で初ライブを敢行。その際に新曲制作が決まり、現在シーズン3が進行中である。2016年2月16日に通算5曲目となるバレンタインソングを発表。その直後、清水により引き続き失恋ソングの制作が決定した。2016年7月19日の放送で、大原櫻子・DAIGOと共に番組で制作したラブソングをリスナーに作ってもらい、プロデュースする企画がスタートした。清水曰く「リスナーに丸投げ」。
リスナーから何年前かの「思い出の記憶」というのを送ってもらい、それに合ったback numberの曲を流すもの。
清水のコーナーがないんじゃないんかということでできた、清水による1人しゃべりのコーナー。清水が“いよりん”というアイドルという設定でリスナーから星占いを募集し、紹介する。2015年10月頃からは、星占いのみのコーナーとなっている。清水曰く「改変の波に呑まれた」とのこと。小島と栗原は星占いのゲストという形で参加する。コーナー始めは「きょんばんりーん」、コーナー終わりは「バイバいより〜」が定番の挨拶となっている。
小島和也のTwitterのフォロワー(約19万人)を突き動かすコーナー。毎週あるテーマについて、メンバーがそれぞれ回答をし、小島を支持する人は主張・意見を述べたツイートにリツイートを、清水を支持する人はFAXを、栗原を支持する人はメールを送り、時間内で最も票を集めた人の勝ち。2016年4月26日の放送で新コーナーとして発表された。2016年8月9日より清水を支持する人はハガキでも可能になった。ただし、テーマを予想して当てる事が条件としている。
清水が昔書いていたブログ「ブロンソンの夜」。その「おっぱい」の記事のような、小ボケ、小ネタ、清水らしい言い回しを散りばめられた文章を書くコーナー。
ラジオブース内のプロレスラー栗邑選手が興奮した時に発する「いゃお!」を使った文章を送ってもらうコーナー 過去のコーナー
もともとはテーマメールだったが、正式にコーナーとなった。リスナーの身の周りにいる「妖怪(特徴的な人や変わった人など)」を報告してもらうコーナー。「back number自身が妖怪なんじゃないか」ということで、2014年8月19日の放送をもって終了。
アルバム『ラブストーリー』にも収録されている「ネタンデルタール人」は「いろいろ妬んでる人の歌」だが、その仲間である「ヒガンデルタール人」の“声”をリスナーに考えてもらう。2014年9月23日の放送をもって終了。
リスナーから募った人生相談を、メンバーが雑談していくコーナー。
料理が得意な栗原が実践する“料理ができるまでの3つのプロセス”を送ってもらうコーナー。2015年4月14日の放送で新コーナーとして発表された。「全然たらこおにぎりができない」ということで、2015年4月28日の放送をもって終了。
もみあげ近辺がゴチャゴチャしている栗原のもみあげが思わず「シュッ」とストレートになる一言を送ってきてもらうコーナー。2015年4月14日の放送で新コーナーとして発表された。栗原がストレートパーマを当ててきたということで、2015年6月16日の放送をもって終了。
back numberの地元である群馬県は『上毛かるた』が有名であるが、それにならい恋の「切ないエピソード」をリスナーから募り、それをかるたにしていく。すべての読み札が揃ったということで、2015年6月30日の放送をもって終了した。完成したかるたはグッズ化、販売された。
平熱でお堅いANN告知ツイートをする小島に代わり、番組内容が気になるような、聴きたくなるような予告ツイートを考えるコーナー。2014年9月23日の放送で新コーナーとして発表された。小島とスタッフのよろしく性(方向性)の違いということで、2015年8月11日の放送をもって終了した。
『バクナンかるた』に送られたメールからスピンアウトさせてコーナー化した。“8cmシングル・ドンピシャ世代”の3人が、リスナーから送られてきたCDを手に取ってトークするコーナー。
半端ではないセンスを持つ作詞家・栗原先生から作詞のセンスを学んでいくコーナー。2014年9月30日の放送で新コーナーとして発表された。2016年3月29日の放送回に1回限り復活した。
誰にも読めない行動を取る男・栗原に一週間の間にあることをしてもらい、結果や感想などをクイズにして出題するコーナー。2015年6月16日の放送で新コーナーとして発表された。
かつて、アルバイトでガードマンをしていた栗原が「警備中に無線で報告してきたこと」を送ってもらうコーナー。2015年4月14日の放送で新コーナーとして発表された。2015年9月15日の放送をもって終了した。
大クイズマスター王の栗原がリスナーが送ったクイズに絶対に正解するコーナー。小島がリスナーが送った問題を読み、栗原が答え、清水が答えにフォロー的なコメントをするのがおきまり。「クイズ正解は一週間後」で、正解が出ないということで、2015年7月8日の放送で新コーナーとして発表された。2016年4月26日の放送をもって終了した。
「小島の冠コーナー」を考えるコーナー。2015年7月8日の放送で新コーナーとして発表された。2016年4月26日の放送をもって終了した。 特別企画
シングル「わたがし」のジャケットのモデル、通称「がしわたちゃん」のように"綿菓子"や"浴衣"が似合う夏の女子ナンバーワンを決めようという企画。2014年9月9日の放送をもって決定、終了した。
小島にある曲のベースを奏でてもらいそれをみんなで当てる、というナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポンでのコーナー「DJ TAKASHIのスクラッチクイズ!」のオマージュ企画。2016年3月29日放送分(第100回)に1回限りの復活した。 主なゲスト・特別放送
代理番組最初から特別番組として放送されるケースと、春休み、夏休み、正月休み、ライブの準備で休む時に代役として起用されるケースがある。
レギュラー放送開始前の出演回
レギュラー放送終了後の出演回
スタッフ
過去のスタッフ
脚注
外部リンク
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