Akinator
Akinator(アキネイター[2])とは、質問への5段階の回答例を元に、実在または架空の人物・キャラクターを絞込み推測しながら特定するプログラムエンジンであり、データベースを応用した人工知能(エキスパートシステム)の一種である。仕組みの詳細は絞り込み検索である。 概要最大の特徴として、20個ほどの簡単な質問だけで、回答者がイメージしている人物の名を当てることができる事が挙げられる。質問は5段階で回答する方式で、日本語版の場合「はい」「たぶんそう・部分的にそう」「分からない」「たぶん違う・そうでもない」「いいえ」で答える。 20個前後の質問で一つ目の答えが提示され、違う人物が出た場合さらに質問され合計30問前後、それでも当てられなかった場合には最大70問前後の質問が出され、当たらなかった場合は降参する。場合によっては質問の途中でも人物を提示する場合がある。絞込みに該当しなかった人物についても回答者が補足し加えてゆく事でデータベースを日々増やしており、学習し続けることでより少ない質問で回答を導き出すようになっている。 Elokence社の"Limule"と呼ばれるプログラムを利用しており、そのアルゴリズムはAkinatorオリジナルで、どのように作成されたかは秘密であるとしている[3]。 2023年現在、英語・フランス語・ドイツ語・ヘブライ語・ポルトガル語・スペイン語・アラビア語・ロシア語・日本語・中国語・韓国語・イタリア語・オランダ語・ポーランド語・トルコ語・インドネシア語に対応しており、世界中の有名人のみならず漫画、アニメ等に登場する架空の人物までも網羅している。各国語版ごとにデータが蓄積されているようで、日本語版が登場(2010年7月21日)して間もない頃は英語版より回答精度が低かった。 スマホ版のアキネイターでは、 ドイツ語・ヘブライ語・ポルトガル語・スペイン語・アラビア語・ロシア語・中国語・韓国語・イタリア語・オランダ語・ポーランド語・トルコ語・インドネシア語ではキャラクターを当てることができる。日本語ではキャラクター、場所、動物を当てることができる。英語・フランス語ではキャラクター、物、映画やTVショー、動物を当てることができる。 歴史2007年、フランス人電気通信技術者 Arnaud Megret によって、アキネイターを運営する会社 Elokence.com が設立された[1]。 2009年9月、スマートフォン向けゲームクリエイター会社、Scimob社と共同でアプリ版を発売した[4]。2011年11月から開発を内部化した[1]。 2010年7月21日、日本語版が登場。 2017年10月、Google アシスタント版(フランス語)を公開[5]。 特徴
脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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