7ORDER
7ORDER(セブンオーダー)は、日本の6人組ボーイズグループである。所属レコードレーベルは、日本コロムビア。2019年始動。2021年1月13日にメジャーデビューした。本項目では彼らの活動プロジェクト『7ORDER project』(セブンオーダープロジェクト)、および2016年から2018年まで同メンバー構成でジャニーズ事務所に所属していたジャニーズJr.内の7人組グループ・Love-tune(ラブ・トゥーン)[4]についても記述する。 概要2016年にジャニーズ事務所にて、前身グループ『Love-tune』として結成された。2018年11月から2019年3月にかけて全員が事務所を退所。同年4月19日放送開始の新番組『イケダンMAX』に安井を除く6人のレギュラー出演が決定[5]したことをきっかけに、芸能活動を再開する。のちに7人揃っての出演となり[6]、『7ORDER project』が始動。ジャニーズ事務所からグループの全員が退所し、メンバーの変更なく再度グループを結成したのは7ORDERが初となった[7]。 2021年から2024年まで広告代理店である株式会社Birdmanとグロースパートナーシップという業務提携を行っていた[1]。 2024年3月19日、株式会社「L&L’s」が所属母体となり、完全独立を発表[8]。 音楽パフォーマンスにおいては、バンドスタイル、ダンススタイルの二刀流[9]で活動しているのが大きな特徴となっている[注 1]。メンバーのスキルや興味は多種多様のため、音楽活動だけに留まらず、俳優、声優、デザイナーといった様々なエンターテイメント活動を行っている[12]。 7ORDER project2019年5月22日に始動した、同7人によるプロジェクト。"ハッピーをみんなで作り上げていく"がモットーであり、テーマは「ハッピー」。キャッチコピーは「Make Happy ORDER」[13]。音楽、演劇、アート、ファッションなど、メンバーのスキルを生かしながら興味と活動の幅を広げて「ジャンルレス」に活動することで、ファンとかけがえのない瞬間を共有する[12]。目標は、メンバー1人1人がいろいろな世界に飛び出して、持ち帰った経験をもとに、プロジェクトチーム[注 2]で新しいエンターテイメントを作ること。 「7ORDER」は、7人の音楽活動での名義、またプロジェクトと同様のモットーを掲げ、エンターテイメント活動を展開していくグループである。「クリエイティブチーム」と紹介されることもある[17]。安井は、メンバーが認識している『7ORDER project』と『7ORDER』の違いについて、前者が7人の個々の活動も含めた挑戦全体を示す名称であるのに対して、後者は単にグループ名としての呼称であると語っている[18]。 メンバー
元メンバー
来歴2016年3月4日、レッスン中の安井を訪れたジャニー喜多川社長がグループ名を決め[4][31]、『ジャニーズ銀座2016』のホームページ[32]の更新により、ジャニーズJr.内ユニットとして一般に発表される。この時のメンバーは安井謙太郎、真田佑馬、森田美勇人、萩谷慧悟の4人であった[32]。 同年5月21日、『ジャニーズ銀座2016』にて、長妻怜央、諸星翔希、阿部顕嵐の3人を含むメンバーで、Love-tuneとして公演を行ったことから、メンバーはこの日を結成日としている[33]。一般には2016年6月29日、舞台『DREAM BOYS』の製作発表会見にて、当初のメンバーに長妻、諸星、阿部の3人を加えた7人で同舞台に出演することが発表され[34]、7月に行われたコンサート『サマステジャニーズキング』においても同じ7人で公演が行われた[35]。 2017年10月18日 - 20日には初の単独ライブ「Love‐tune Live 2017」が行われる[36]。 2018年2月23日 - 3月27日、SixTONES、Snow Man、Travis Japanとの合同コンサートである「ジャニーズJr.祭り 2018」に出演。3月25日はLove-tuneの単独公演となり、グループ初の横浜アリーナでの単独ライブとなった[37]。 2018年11月30日、有料公式サイト「ジャニーズジュニア情報局」にて、全員の退所が発表される。退所日は真田佑馬、諸星翔希、萩谷慧悟、阿部顕嵐、長妻怜央が同日、森田美勇人は同年12月31日、安井謙太郎は2019年3月31日。ジャニーズJr.としては異例の退所発表をしたのは、これまで活動できたのはファンの応援があってこそであり、うやむやにしたくないというメンバーの特別な思いがあったからだと、翌日12月1日放送のラジオ番組『らじらー!サタデー』で安井の口から語られた[38]。 2019年5月22日、『7ORDER project』の始動が発表される。同日に開設された公式YouTubeチャンネル[注 4]にて、午後8時から生配信が行われた。配信には、これまでTV番組『イケダンMAX』[注 5]やイベントにも姿を見せていなかった安井も合流した7人が揃って出演。8月22日から初の単独公演『舞台「7ORDER」』の全27回の開催も決定した[15]。 2020年3月6日、「7ORDER」名義にて、初となる楽曲『Sabãoflower[注 6]』を自主レーベルからリリースし、完全受注生産にてCDデビューを果たす。同楽曲は、真田佑馬が作詞作曲したセルフプロデュース作品である。また、リリースと同時に、表題曲のみデジタル配信が開始される。CDには、表題曲の他に舞台『RADICAL PARTY -7ORDER-』で披露した『LIFE(Dance ver.)』も収録された。メンバーが直々にシーリングスタンプで封をするなど、メンバー自身の意思で「特別な思い出の一品」になるように工夫された。[17] 2020年7月17日、初の単独ライブ「UNORDER」を開催。コーナーの1つであった「気配切り選手権」で優勝した安井謙太郎がリーダー、準優勝した長妻怜央が副リーダーに就任した[39]。 2020年9月26日、初の写真集である「WE ARE 7ORDER 1st PHOTO BOOK」を宝島社から発売[40]。予約段階でAmazon 本カテゴリ総合ランキングで1位になり、発売前にもかかわらず重版が決定した[41]。 2021年1月13日、日本コロムビアから1stアルバム『ONE』とLIVE Blu-ray/DVD『UNORDER』をリリースしてメジャーデビューを果たした。また同日に初の単独日本武道館公演「WE ARE ONE」も開催された[42]。 2021年3月5日から3月29日まで渋谷PARCOで初の写真展「WE ARE 7ORDER IN PARCO」が開催された。この写真展は、写真家浅田政志が日本武道館公演に密着したものとなっている[43]。 2021年7月10日、「女子学生が選ぶ!2021年下半期トレンド予測」の7位に選ばれる[44]。 2021年8月19日、「7ORDER×サンリオキャラクターズ」の始動が発表された。メンバーの長妻怜央が作った7ORDERのキャラクター「小田ちゃん」とハローキティやマイメロディといったサンリオの人気キャラクターのコラボグッズの販売及びポップアップショップの展開が9月以降に行われた[45]。 2021年9月14日、株式会社Birdmanとグロースパートナーシップ契約を締結[1]。同社の取締役の一人である伊藤統彦は、従来の芸能事務所とは違った対等な関係であると述べており、エンタメ界の新たな例になればと語っている[46]。 2021年11月28日、初のホール、アリーナツアーである「7ORDER LIVE TOUR 2021-2022「Date with.......」」がスタート[47]。国立代々木競技場やぴあアリーナMMなどを回るこのツアーは自身最大の8万5千人を動員した[48]。 2022年2月14日、「7ORDER 武者修行TOUR〜NICE“TWO”MEET YOU〜」が、2月14日付オリコンチャートの週間ミュージックDVD・Blu-ray総合ランキングで1位に輝いた[49]。7ORDERのライブビデオが週間総合ランキングで1位となるのはこれが初である。 2022年4月18日、3作目の写真集「7ORDER Special PHOTO MAGAZINE Shall we.......?」が、週間1.1万部の売上げを記録し、4月18日付「オリコン週間BOOKランキング 写真集」で1位を獲得した[50]。 2022年9月24日、『北九州ロックフェスティバル2022 with SDGs spirits』に出演[51]。自身初となる大型野外フェスへの参加となった[52]。 2022年12月20日、今勢いのあるアーティストに贈られる『Primez Active Award』アーティスト賞を受賞した[53]。 2023年6月14日、森田美勇人が同日をもってグループを脱退することを報告した[30]。 2024年3月19日、株式会社「L&L’s」が所属母体となり、グループのリーダーである安井謙太郎が同社のCEOを務め、企業の経営・運営を自身で行う。なお、株式会社Birdmanとのグロースパートナーシップ契約が終了し、完全独立となる[8]。 2024年5月22日、5周年を記念したYouTube生配信にて、阿部が自身の将来を見据え、俳優業に専念することを報告した。尚、阿部はグループを脱退はせず、一つのグループとしての新しい活動形態として活動していくこととなった[54][55]。 2024年12月29日、阿部顕嵐が翌年5月末をもってグループを卒業することを報告した[56]。 作品
7ORDER projectの作品について記載する。順位はオリコン週間ランキング最高位を示す。 シングル
配信シングル
アルバム
CD未収録曲JASRAC公式サイト上の「作品データベース検索サービス」におけるアーティスト名に「7ORDER」を含む楽曲の検索結果における情報をもとに記載。
映像作品ライブ
舞台
MV
タイアップ
出演7ORDER projectとしての出演を記載する。 バラエティ
ラジオ
CM
合同ライブ
フェス
イベント
配信イベント
単独ライブ
ファンミーティング
舞台7ORDER projectシリーズの舞台作品について記載する。
写真展
書籍写真集
Love-tune
Love-tune(ラブ・トゥーン)は7ORDERの前身となるジャニーズJr.内の7人組ユニット。 以下はLove-tuneとしての活動を記載。 グループ名ジャニー喜多川社長により命名。グループ名「Love-tune」はバンドをイメージした4人組(結成当時)ということから、音に関する単語が取り入れられる。他にも、「ラブサウンド」、「エキサイティングサウンド」などが候補として挙げられていた。読み方は「ラブ・トゥーン」で、「ラブ・チューン」ではない[4][31]。Love(愛)とtune(旋律、調和)は独立した単語ではなく、造語のように一語で読ませたいために、「t」が小文字で、「-」で繋げる表記になっている[31]。同名への第一印象として、安井と真田がユニット名に「Love」が入ることに驚きつつも好印象だったと語り、萩谷と森田が「いい」と思ったと語るなど、メンバーはそれぞれ、同名を気に入っている[31]。 解散、グループ全員退所2018年11月30日にジャニーズ事務所の有料公式サイト「ジャニーズジュニア情報局」にて全員の退所が発表され、その後全員退所となったが、この退所に関してはジャニーズ事務所とグループ側の間における契約問題が発端とされる。日刊サイゾーは、週刊文春が「ジャニーズ事務所とジャニーズJr.たちが契約書を取り交わすという説明会で、Love-tuneのメンバー7人だけは契約を保留。『一度持ち帰ってゆっくり考えたい』としたところ、露出が極端に減り、その後の解散、退所につながった」と報じたこと、を報じている[150]。尚、cyzo womanは、2018年3月の時点で、「King & Princeの今春CDデビューが発表されたのに伴い、ジャニーズ事務所がこれまでジャニーズJr.に対して行われなかった事務所との専属契約を結ぶことになり、Love-tune側がこれを拒否した」と、事務所側とグループ側との間に契約問題が起きていることを報じており[151]、またcyzo womanはグループの解散、退所の発表に対し、「ジャニーズJr.内のユニットやメンバーに関して、ジャニーズ事務所側から解散、退所などが正式発表されるケースはほとんど無かったが、人気やファンへの影響に鑑み、公表することとなったようだ。」との見解を示した[152]。 この退所に関し、Kis-My-Ft2の千賀健永がメンバー(森田は欠席)をご飯に誘い、退所することを止めたが、すでに全員退所が決まっていた為、止めることが出来なかったことがあった[153][55]。 2019年6月18日に死去したジャニー喜多川に対しては、「(舞台の)神戸公演のリハーサルがあり、(9月4日の東京ドームでの「お別れ会」には)直接は行けないが、心の中で7人とも(見送りを)したいなと思っている」と答えた[154]。 作品 (Love-tune)CD未収録曲 (Love-tune)JASRAC公式サイトの「作品データベース検索サービス」において、アーティスト名に「Love-tune」を含む楽曲の検索結果をもとに記述。
出演 (Love-tune)テレビ番組 (Love-tune)
舞台 (Love-tune)
合同コンサート
イベント (Love-tune)単独ライブ (Love-tune)
CM (Love-tune)脚注注釈
動画
出典
外部リンク
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