2010 FNS歌謡祭
『2010 FNS歌謡祭』(2010 エフエヌエスかようさい)は、フジテレビ系列で2010年12月4日 19:00 - 23:10(JST)に生放送(テレビ大分では12月12日の13:00 - 17:10(JST)に放送)された通算39回目の『FNS歌謡祭』。 概要今回のテーマは「最強のコラボレーション」である[1][2][3][4]。 前回まで5年連続で司会を務めていた黒木瞳が司会を外れ(理由は言及されなかったが、おそらく同時期に愛知県名古屋市で自身の座長舞台が開催されたため。黒木は第40回(2011年)にも起用されずそのまま降板となった)、SMAPの草彅剛の単独司会となる。『FNS歌謡祭』における単独司会は第37回(2008年)での黒木以来だが、男性では史上初。男性のみの司会体制は第18回(1989年)以来21年ぶり4回目。 第32回(2003年)以降、第1水曜日での放送となっていたが、今回は『クイズ!ヘキサゴンII』や『はねるのトびら』、2010年10月改編で水曜日21時へ移動してきた『ホンマでっか!?TV』など、水曜日の人気レギュラー番組の改編期以外の休止を極力避けるためと、土曜日のレギュラー番組『めちゃ2イケてるッ!』のメンバーであるナインティナインの岡村隆史の休業に伴う処遇で、放送日が第1土曜日に移動された。この影響から、放送時間も8分短縮の19:00 - 23:10[注 1]までに変更され、例年同時期に開催の『K-1グランプリ』は翌週へ開催が延期された。 番組史上初の土曜日のゴールデンタイムに移動となったことで、フジテレビが土曜18:00 - 18:30枠にレギュラー放送されている『MUSIC FAIR』の当日放送分は生放送編成で一部の当番組出演アーティストがゲスト出演する形式となり、当番組プレ番組のような扱いであった。当番組の会場には『MUSIC FAIR』の司会者である鈴木杏樹・恵俊彰(ホンジャマカ)も観覧としてゲスト出演していた。尚、土曜日のゴールデンタイムの編成を日本テレビ系列に定めているため本番組を同時ネットできないクロスネット局のテレビ大分でもこの回の『MUSIC FAIR』は通常通り同時ネットで放送された(なお、本番組は先述の通り後日時差ネットされた)。 平均視聴率は21.7%で第26回(2007年)以来3年ぶりの20%越えを果たした。2010年民放音楽番組最高視聴率を記録し、民放音楽番組唯一の20%超であった。また瞬間最高視聴率は20時59分頃「感動の名曲集PART2」で29.4%だった。(いずれも関東地区、ビデオリサーチ調べ) 今回まで5年連続で進行役を務めた高島彩(本番組直後にフジテレビを退社しフリーアナウンサーに転身)はフリーの立場で第40回の司会に起用された。 演歌・歌謡曲勢での出演は2年ぶりとなり、坂本冬美と氷川きよしの2人に留められた。 当日のステージ前回は全46曲だったのに対し、今回は74曲と大幅に曲数が増えた。そのためトークがほとんどなかった。 徳永英明と和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」[注 2]、伊藤由奈とKの「Precious」、平井堅と久保田利伸の「Missing」、鈴木雅之と菊池桃子の「渋谷で5時」、長瀬智也と横山剣の「タイガー&ドラゴン」、坂本冬美とビリーバンバンの「また君に恋してる」など様々なコラボレーション(共演)が実現した。また、嵐と松下奈緒の共演が実現し、松下のピアノ演奏にのせて嵐が「果てない空」を歌った[注 3][注 4]。 嵐は当日コンサート開催のため、VTR出演[注 5]となった。また、19時台と22時台に日本テレビ系列でメンバーのレギュラー番組(前者は同メンバーの相葉雅紀が司会を務める『天才!志村どうぶつ園』、後者は『嵐にしやがれ』)が放送されるため、20・21時台のみの出演となった。 当初、TOKIOと玉置浩二(安全地帯)がコラボレーションで「NaNaNa (太陽なんていらねぇ)」(玉置が作詞・作曲)を披露する予定だったが、玉置が体調不良で生出演を急遽キャンセルし、TOKIOが単独で披露する形となった。なお、安全地帯としてのステージは嵐同様、VTR出演となった。 AKB48の前田敦子は21時台に日本テレビ系列『土曜ドラマ・Q10』出演のため、この時間帯は出演を一時控えた。また、放送当時16歳だった渡辺麻友などの18歳以下のメンバーも20時いっぱいで退席。 黒木メイサが1日公開の映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』(TBSが制作に携わっている)の宣伝、菅野美穂がフジテレビ系列で当時放送されていた関西テレビ・共同テレビ制作の自身主演ドラマ『ギルティ 悪魔と契約した女』の主題歌「この夜を止めてよ」をJUJUが披露するのに合わせてそれぞれゲスト出演した。また、例年通り小倉智昭も出演。 今回のトップバッターは、第34回(2005年)から6年連続で務めることになるSMAPが担当して、「This is love」を披露したが、トップバッターでは史上初のNAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)の別のアーティストとのコラボレーションで披露した。尚、NAOKI(LOVE PSYCHEDELICO)は、「This is love」の作詞・作曲を担当した。 第34回(2005年)以降、SMAPが大トリを務めることが慣例化していたが、今回はメンバーの香取慎吾が23:00(JST)から自身のテレビ朝日系列でのレギュラー番組『SmaSTATION!!』生出演により退席したため、SMAP単独で大トリを務めることができず、SMAPの「世界に一つだけの花」を香取を除く4人と他の出演アーティスト(全員ではない)、進行役で大合唱の形で番組を締め括った。 ジャニーズ事務所からは近藤真彦、SMAP、TOKIO、KinKi Kids、V6、嵐の6組が出演した。 出演者司会進行
出演アーティスト
ゲストミュージシャンゲスト
音楽・演奏
セットリスト
スタッフ
脚注注釈
出典
外部リンク
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