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この項目では、岐阜県可児市の山(標高313m)について説明しています。長野県伊那市の山(標高1320m)については「鳩吹山 (長野県)」をご覧ください。 |
鳩吹山(はとふきやま)は、岐阜県可児市の西端にある標高313mの山。
概要
地元住民に里山として、親しまれている。そのすぐ北側には木曽川が流れている。北斜面は急勾配の岩壁が多く、その岩の上からは日本ライン下りの観光船を見降ろすことができる。東側には木曽川の支流の可児川が流れている。山頂には三等三角点と休憩用のテーブルとベンチがなどあり、北側の展望がある平らな広い山頂はハイカーの絶好の休憩地となっている。その山頂からは美濃加茂市街地や、白山、北アルプス、御嶽山、中央アルプス、恵那山、南アルプスなどの遠方の山々を見渡すことができる。最寄りの駅は名鉄広見線の可児川駅である。
鳩吹山遊歩道
可児市が遊歩道や休憩舎などの施設を整備し[2]、四季を通じて地元のハイカーが利用している。石原口及び真禅寺口の登山口付近には東海自然歩道が通っている。登山道を含む山一帯では、ガスバーナーなどの火気使用は禁止されている。西山休憩舎付近からは、南西方向へ継鹿尾山を経て寂光院まで登山道が伸びていて、その西側は東海自然歩道になっている。西山の西側の愛知県犬山市の山域には、多くのコースからなる栗栖遊歩道がある。
鳩吹山の植物
山腹には、シデコブシの自生地があり、遊歩道周辺にはヒカゲツツジ、ミツバツツジ、ヤマザクラ、ヤマツツジ、ショウジョウバカマ、スミレなどが自生している。
遊歩道の入口
- カタクリ口
- 飛騨木曽川国定公園内の可児川下流域自然公園にはカタクリ[3]の群生地がある。この群生地で2012年(平成24年)から、『カタクリまつり』が開催されている[4]
駐車場
駐車場(32台)とトイレがある。
- 大脇口 - 駐車場(5台)とトイレがある。
- 真禅寺口 - 駐車場(10台)とトイレがある。
- 西山口 - 西山林道の終点。
- 石原口 - 大平林道の峠。
休憩舎
周辺の山
放送施設
山頂には、コミュニティ放送局であるFMラインウェーブの送信所が置かれている。
脚注
- ^ a b c “基準点成果等閲覧サービス”. 国土地理院. 2011年3月13日閲覧。
- ^ 鳩吹山遊歩道 可児市観光協会、2011年3月13日閲覧。
- ^ 例年3月下旬頃に見頃を迎え、観光の名所となっている。この花の時期に合わせて、鉄道会社(JR東海と名古屋鉄道)によるハイキングのイベントが開催されている。
- ^ “第1回カタクリまつり” (PDF). 可児市観光協会. 2011年4月3日閲覧。
- ^ 『改訂版 愛知県の山』 山と溪谷社、2010年2月、ISBN 978-4-635-02372-6
- ^ 報道発表資料/可児市に開設するコミュニティ放送局の予備免許 総務省東海総合通信局 2012年(平成24年)6月14日
- ^ 報道発表資料/可児市に開設するコミュニティ放送局の免許 総務省東海総合通信局 2012年(平成24年)7月18日
参考文献
関連項目
ウィキメディア・コモンズには、
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