高砂熱学工業
高砂熱学工業株式会社(たかさごねつがくこうぎょう、英: Takasago Thermal Engineering Co., Ltd.)は、日本の空調設備工事会社である。本社を東京都新宿区新宿六丁目(新宿イーストサイドスクエア)に置く。 資本金は131億円。空気調和設備の設計、施工を主要事業としている。JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[1]。 概要独立系。空調設備の技術を主軸とした建築設備の設計・施工/保守、その他環境制御システム等の設計・施工管理を行う。不動産開発事業や宇宙開発事業にも取り組み、事業の多角化を図る。 完成工事高(売上高)は14年連続で空調設備業界首位であり、技術面においても、空気調和・衛生工学会における論文賞や技術賞、技術振興賞の合計受賞件数は2位以下の会社を引き離して首位である。有効特許数も業界トップであり741件(特許/実用新案 /意匠/商標)、特許は国内477件・海外20件となっている(いずれも2021年3月末時点)。 また、経済産業省によって2020、2021、2024年度に健康経営優良法人に、2022、2023年度に健康経営優良法人(ホワイト500)に認定されている[2][3]。 沿革
主な施工実績ほか 不祥事・事件
その他2019年、高砂熱学工業はispace社による民間月面探査計画HAKUTO-Rへのコーポレートパートナー契約を締結した[広報 4]。高砂熱学工業は自社の保有する水電解技術を利用し、月面に存在する水分から酸素および水素を生成するための水電解装置を開発・提供し、2022年に打ち上げられたHAKUTO-R ミッション1に搭載された。また高砂熱学工業は水電解装置だけではなく、月面での水採集のためにサーマルマイニング技術の開発を行っている。サーマルマイニングは機械的な採掘よりも高効率に月面レゴリス内の水を回収できると予想されている[広報 5]。 脚注出典
広報資料・プレスリリースなど一次資料
関連項目
外部リンク |