高柳 光希(たかやなぎ こうき、1998年〈平成10年〉6月17日[2] - )は、TBSテレビのアナウンサー[3]。
来歴
静岡県浜松市出身[2]。浜松開誠館高校から立命館大学の情報理工学部へ進学[4]。大学卒業後の、2021年4月1日付でアナウンサーとしてTBSテレビに入社。同期は、小沢光葵と佐々木舞音。
入社後は、テレビで情報系の番組(『THE TIME'』『ひるおび』)や定時ニュースを主に担当しているほか、小沢・佐々木と共にスポーツアナウンサーとしても活動。入社2年目に当たる2022年度には、2022年の7月改編から月曜日の午後 - 夕方帯にTBSラジオで「ニュースデスク」、2023年の1月から『Nスタ』(土曜以外の曜日の夕方にテレビで放送される報道・情報番組)で金曜日の「ニュースプレゼンター」に抜擢されている。なお、2024年には1月の第1週にニューイヤー駅伝テレビ中継での実況や定時ニュースを担当していたが、翌週(8日)からアナウンス業務を4ヶ月間休止。「個人的に学びたいことがある」との理由からTBSテレビの「社内留学制度」を活用したことに伴って、事業投資戦略局内の事業投資戦略部[注 1][5]で研修などに臨んでいた[6]。「社内留学」を4月26日(金曜日)で満了したことに伴って、翌週(5月第1週)から『Nスタ』の木・金曜分などでアナウンス業務を再開。
人物
身長177cm。足のサイズは26.5cm[動画 1]。血液型はO型。
スポーツ歴は、水泳・体操・ソフトボール・野球・陸上競技。
立命館大学への在学中には、陸上競技部に所属。棒高跳びで4m80cmという自己最高記録を残した[2][7]。2023年7月7日(金曜日)の『Nスタ』では、同期の部員(女子部の部長)だった田中佑美(女子100メートルハードル走選手)[注 2]を「ゲキ推しさん」(ニュースプレゼンターとして16時台に進行しているコーナー)で取り上げるとともに、TBSテレビのアナウンサーになってから初めて田中を取材した映像が放送された。
TBSテレビへの入社後から短距離走に取り組み始めたところ、100m走で11秒17のタイムを記録している。また、日本陸上競技連盟からB級の審判員に認定[2]。さらに、50mの距離を逆立ちで歩くことや、バク宙などを特技に挙げている[3]。
好きなテレビ番組は『SASUKE』[3]。TBSテレビへの入社が内定した時期から、アナウンサーとして実況するのではなく、「選手」として出場することを熱望していた。現に、正式入社後の2021年から、以下のように参加している。
- 2021年には、年末の第39回大会開催に向けたタレントオーディションに参加。ステージごとの分析とエリアごとの攻略法をまとめたリポートを提出するなど、ステージの完全制覇に向けて強い意欲を示した[7]ところ、入社1年目にして合格に至った[注 3]。TBSの現役アナウンサーからの出場は、入社時の先輩だった国山ハセン(2022年12月31日付で退社)が在職中に第32回大会(2016年)へ出場して以来5年振りだが、オーディション経由での参加は初めて[8]。72番のゼッケンを付けて臨んだ本番では。スタート台で名前を紹介された際にバク宙を披露したものの、1stステージの第2エリア・ローリングヒルの下り部分でリタイアを余儀なくされた[動画 2]。
- 2022年の第40回記念大会には、3923番のゼッケンを付けて出場。しかし、1stステージ[注 4]の最終エリア・2連そり立つ壁の2枚目の頂上に手を掛けられずタイムアップ。ちなみに、『Nスタ』金曜日のニュースプレゼンター就任初日(2023年1月6日)には、このエピソードを自己紹介(16時台前半の「第0部」で放送)に盛り込んでいる。
- 2023年の第41回大会では、49番のゼッケンを付けて出場。しかし、1stステージ[注 5]の新エリア・ツインダイヤの1個目から2個目への飛び移りに失敗して落水する形でリタイア。
2023年からは、ニュースを担当している『ひるおび』月曜日(ニュースを放送する前の「午前枠」)の企画で、南波雅俊(先輩に当たるスポーツアナウンサーで元・高校球児)と揃って相模湖(神奈川県)の「足こぎスワン世界大会」(2人1組による足漕ぎボートの100mのタイムトライアル)にも出場している。
- 2023年の第5回大会では、2人とも競技としての「足こぎスワン」を経験していなかったにもかかわらず、1分20秒16というゴールタイムで(出場69チーム中)26位に入った[9]。
- 2024年の第6回大会には、「TBSアナウンサーズ」と銘打って出場。この大会には歴代最多の153チームが出場していたが、「TBSアナウンサーズ」は1分12秒75(トップのチームから約1秒差)という好タイム(8位)で入賞を果たした。
2024年には、「最強スポーツ男子頂上決戦」の第13回大会(『最強スポーツ男子頂上決戦2024秋』というタイトルで10月14日にTBSテレビ系列で放送)にも出場。TBS(テレビ)の現職アナウンサーがこの大会に挑戦することは、前身番組(1995年から2010年まで放送されていた『最強の男は誰だ!壮絶筋肉バトル!!スポーツマンNo.1決定戦』)を含めても初めて[10]で、総合成績は9位(110ポイント)だった。
出演番組
2024年には、前述した「社内留学」に伴って、担当番組への出演を1月の第2週から4月末まで見合わせていた[6]。
現在
テレビ
- ひるおび
- 『JNN NEWS』キャスター
- 水曜日13時台:2021年10月13日 - 2023年9月27日
- 当初は小沢との隔週交代、2022年4月6日からは毎週担当。金曜日にも13時台を担当することがあった。
- 月・火曜日11時台:2023年10月2日 -
- 「社内留学」の期間中は担当を見合わせていたが、2024年5月6日(月曜日)から担当を再開。
- 月曜日午前枠のプレゼンター(2022年7月4日 - 2023年9月25日)
- TBS NEWS(2022年4月 - )
- Nスタ(平日版のニュースプレゼンター)
- 金曜日担当:2023年1月6日 -
- 起用時点での年齢は24歳6ヶ月で、(総合司会を含めた)この時点における平日版の現職キャスター陣では最年少。
- 木曜日担当:2023年3月30日 -
- 木・金曜日とも、TBSテレビと一部のネット局で17時台に放送される「歩いて発見!すたすた中継」(担当曜日の増加と同時に始まったコーナー)において、関東地方(TBSの放送対象地域)の中継先から出演する場合がある。この場合には、JNN全国ニュースなどのスタジオパートに登場しない。ちなみに、2023年アジア競技大会開幕前日の9月22日(金曜日)には、大会のPRを兼ねて、開催地の杭州市内から「すたすた中継」向けにリポートを担当。
- 「社内留学」の期間中は、「ニュースプレゼンター」ではない南後杏子(後輩アナウンサー)が関東地方からの「すたすた中継」でリポーターを随時務めたほか、自身のポジションを他の「ニュースプレゼンター」が共同で代行していた。2024年5月2日(木曜日)から、木・金曜日の「ニュースプレゼンター」に復帰。
- ラヴィット!
- 9時台の『JNN NEWS』キャスター
- 水曜日担当:2023年4月5日 - 2023年9月27日
- 月曜日担当:2023年10月2日 - 2023年12月
- 木曜日担当:2023年10月5日 - 2023年12月
- 2023年8月以降は、本編の企画にも、以下のように随時出演している。
- 2023年8月18日(金曜日):「夏SASUKE2023 in赤坂サカス」(赤坂サカス内の広場で当時開催していたイベント)のコースを利用した「ラヴィット!SASUKE王決定戦」に参加。
- 2023年8月29日(火曜日):レギュラーアナウンサーの田村真子(アシスタント)・佐々木(本来は木曜日のロケ企画や『JNN NEWS』の金曜分に出演)および、本編の企画へ頻繁に登場している赤荻歩・南波雅俊両アナウンサーと揃って、本編のオープニングパートに登場。「きょうはなんのひ?」(谷口智則が描き下ろした番組オリジナルの絵本)の群読を、スタジオ(『Nスタ』と共用しているTBS放送センター内のNスタジオ)からの生放送で披露した。
- 中居正広の金曜日のスマイルたちへ(不定期)
- 2023年5月から、料理関連のロケ企画で進行を担当。
ラジオ
過去
テレビ
- お笑いの日2021(2021年10月2日) - 新人アナウンサーとしてのお披露目を兼ねて、小沢・佐々木と揃って出演。
- TBS秋の新番組プレゼン祭(2021年10月3日)
- THE TIME'(木曜日進行キャスター、2021年10月7日 - 2022年9月29日)
- 後続番組の『THE TIME,』にも、冒頭の30分間(5:20 - 5:50)のみ出演していた。
- 報道特集(スポーツキャスター、2021年10月9日 - 2023年3月25日)
- ゴゴスマ -GO GO!Smile!-(水曜日ニュースキャスター、CBCテレビ制作、2021年10月13日 - 2023年9月27日)
- 当時担当していた『ひるおび』13時台のニュースに続いての出演で、当初は小沢との隔週交代、2022年4月6日からは毎週担当。
- S☆1
- 土曜版ニュースキャスター(2022年4月2日 - 2023年3月25日) - 『報道特集』に続いて出演
- 日曜版メインキャスター代理(2022年7月31日)- メインキャスター・石井大裕の夏季休暇に伴う担当
以下は「挑戦者」として参加したアトラクション型のスポーツ・バラエティ番組で、( )内の日付は番組の放送日。
ラジオ
脚注
注釈
- ^ 先輩アナウンサーの出水麻衣も、アナウンス業務と並行しながら2023年から在籍。
- ^ 放送の翌月(2023年8月)に開催の世界陸上ブダペスト大会で、この種目に日本代表選手の1人として出場。
- ^ 同期入社の小沢もタレントオーディションに参加していたが、高柳と揃っての合格には至らなかった。
- ^ 杉山真也・熊崎風斗・近藤夏子に見届けられながらの挑戦で、競技の実況を南波雅俊(いずれも先輩アナウンサー)が担当。
- ^ 杉山・近藤のほか、同期の2人(同大会からリポーターを担当している佐々木、高柳の挑戦を見届けるために応援に駆け付けた小沢)にも見守られながらの挑戦で、競技の実況は熊崎が担当。
- ^ この大会では、同期入社の小沢も世界陸上中継の実況に初めて参加。男子やり投げ予選の中継(「Paraviコーナー」でも動画のライブ配信を実施)で実況を任されていたが、高柳と違ってブダペストへ派遣されている。
動画
出典
関連項目
外部リンク