錦橋 (豊平川)
錦橋(にしきばし)は、札幌市の豊平川にかかる橋。歩行者は隣接している錦橋歩道橋を渡る[3]。 概要市道定山渓東西線の橋であり、定山渓温泉の温泉街を経由せずに国道230号と北海道道1号小樽定山渓線を結んでいる。 かつては道道1号線のルートになっていた。 歴史最初の橋は1907年(明治40年)に架設したとされる。 1926年(大正15年)に一の沢発電所が完成し、取水口として一の沢ダムが建設された。錦橋周辺にはゆったりとした瀞(とろ)ができ[4]、「舞鶴の瀞」と呼ばれた[5]。かつては橋の下をボートが行き来し、屋形船から渓谷の紅葉を楽しんでいた時代があった。 1958年(昭和33年)に現在の橋が架けられ、1983年(昭和58年)には並行して川上に錦橋歩道橋(全長71m、幅2m)が架けられた。水道管を一緒に通すためワーレントラス橋になっている。橋名板には「錦歩道橋」と刻まれている。1994年(平成6年)に錦橋が改修されている[6]。 周辺1928年(昭和3年)に定山渓鉄道線の錦橋駅が置かれた。1939年(昭和14年)には錦橋駅から豊羽鉱山への引込線が伸びていたが[7]、1963年(昭和38年)に廃止された。錦橋駅は1969年(昭和44年)の定山渓鉄道線廃線とともに廃止となった。
参考文献脚注
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