釜石市立釜石東中学校
釜石市立釜石東中学校(かまいししりつ かまいしひがしちゅうがっこう)は、岩手県釜石市鵜住居町にある市立の中学校である。通称「東中」。 沿革
通学区域
東日本大震災の影響2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波によって、4階建ての校舎が水没する被害を受けた。欠席していた生徒1人が死亡し、保護者を失った生徒が数多く発生した[5]ものの、学校にいた生徒は地震発生直後に約1.5 km離れた峠まで走って逃げ、隣の釜石市立鵜住居小学校の児童ともども全員無事で、「釜石の奇跡」と呼ばれた[6]。これは古くから津波に苦しめられてきた三陸海岸沿岸地域の言い伝えである「津波てんでんこ」に基づいた防災教育が奏功したものである[7]。当校では、平均して週1時間を防災教育に充て、年3回避難訓練を行っており、2009年、2010年には兵庫県・毎日新聞社・公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構主催の「ぼうさい甲子園」の優秀賞を受賞していた。 震災後、釜石中学校で教室を間借りして1年間授業を行った後、約3 km内陸にあり仮設住宅にも近い紀州造林(北越紀州製紙子会社)のパレット製造工場であった釜石工場(2009年閉鎖)[8]の跡地に建設された仮設校舎[9]にて授業を行った。 校舎の再建にあたっては、紀州造林跡地と鵜住居町中心部の間で検討が行われた[10]が、最終的に鵜住居町中心部(第13地割)に建設されることが決定した[11]。 学校周辺
他は、釜石市立鵜住居小学校#学校周辺を参照。 交通アクセス→「釜石市立鵜住居小学校 § 交通」も参照
脚注
関連項目
外部リンク
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