『金色BITTER』(きんいろビター)は、日本の音楽ユニット・ウカスカジーの配信限定ミニアルバム。2019年8月19日にトイズファクトリーより発売された[6]。
背景・音楽性
制作は2年以上前から、Mr.ChildrenやGAKU-MCソロとしての活動の合間を縫って行なわれた[7]。本作では全曲SUNNYが編曲を担当している。
これまでウカスカジーが発表してきた明るく元気な楽曲とは異なる、落ち着いた楽曲が多く収録されている[8]。本作について、GAKUは「ウカスカジーは、ふたりともサッカーが好きなので、日本代表の応援歌を作ったりとか、背中を押すような応援曲というのが今まで多かったんです。今回もそうなるのかなという思いで作業を始めたんですけど、意外と『光があるのは影があるおかげ』『ポジティブなのはネガティブがあるおかげ』という、そういう影の部分にもどんどんフォーカスしていくようになりました」と語っている[9]。
アルバムタイトルについても、GAKUが「甘いんですけど、ほろ苦さもちゃんとある、チョコレートみたいなタイトルになりました」と発言している[9]ように、本作の方向性を表したものになっている。
2021年12月1日に発売されたオリジナルアルバム『どんなことでも起こりうる』に本作の楽曲が全曲収録された[10]。
リリース・プロモーション
前作『Tシャツと私たち』以来およそ3年ぶりに発売されたアルバムで、ウカスカジーのアルバムとしては初となる配信限定でのリリースとなった。また、本作の発売と同時に過去の2枚のアルバムのダウンロード配信・ストリーミング配信も解禁されている[6]。
アートワーク
本作のアートディレクターは榮良太が担当[8]。ジャケットには金色のアルミ箔に包まれたコインチョコレートが使用されている[9]。また、本作がウカスカジー初となる週間チャート1位を獲得した[1][4]ことを記念して、本作のジャケットをモチーフにしたキーホルダーが販売された[11]。
ツアー
本作の発売日当日である8月19日から29日まで、5会場5公演に渡るホールツアー『ウカスカジー TOUR 2019 WE ARE NOT AFRAID!!』を開催[12]。本作の収録曲が全曲披露された[13]。また、本作発表と同時に、2019年9月29日に豊洲PITで同ツアーの追加公演が開催されることも発表された[6]。
バンドアミーゴ[注 1]として、SUNNY(キーボード・コーラス、バンドマスター)、設楽博臣(ギター)、藤谷一郎[注 2](ベース)、脇山広介(ドラム)が参加。計6人編成での演奏、パフォーマンスとなった。
追加公演となった2019年9月29日の豊洲PIT公演の模様は、映像作品『ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜』に収録されている[14]ほか、2019年11月30日にBSスカパー! にて放送された[15]。
収録曲
- We are not afraid [3:35]
- ミュージック・ビデオが制作されており、2019年に開催されたライブツアー『ウカスカジー TOUR 2019 WE ARE NOT AFRAID!!』福岡サンパレスホテル&ホール公演で収録が行なわれた[16]。3テイク撮影が行なわれ、収録翌日にMIFAの公式YouTubeチャンネルで公開された。監督は稲垣哲朗 (KITE) が務めた[17]。
- 敗戦の夜に [4:43]
- 2018年に開催されたホールツアー『ウカスカジー TOUR 2018 日本のアンセム』で初披露された。
- Mr.Childrenの楽曲「天頂バス」の歌詞の一節が登場する。
- 言葉 [5:10]
- 「niko and ...」CMソング[18][19]。
- 『ウカスカジー TOUR 2018 日本のアンセム』で初披露された。
- Hi-Five [4:37]
- 『ウカスカジー TOUR 2018 日本のアンセム』で初披露された。
- GAKU-MC曰く、「知らない人同士が気軽にハイタッチ出来るような、そんな幸せな空気が作れるような曲」を目指し制作された。
- 雪物語 [4:42]
- 2017年に開催されたライブツアー『ウカスカジー ツアー2017 ポジティ部 VS グッジョ部』Zepp Sapporo公演中の「20分で曲を作ってみよう」というコーナー[注 3]で生まれた楽曲が元になっている[9]。
- 時代 [5:34]
- 本楽曲に込めた思いとして、桜井和寿は「ついつい、新しいものを否定して、古き良きものを懐かしんでしまいがちですが、きっと新しいものも良くなっている。否定するんじゃなくて、どんどん新しいものを受け入れて、明日を、未来を肯定していきたい」とコメントしている[21]。
- ミュージック・ビデオが制作されており、MIFAの公式YouTubeチャンネルで公開されている[22]。監督はチェンコ塚越が務め、映像の中ではメンバー2人の幼少期の写真も使用されている。
- また会う日まで [4:15]
- ライブをイメージして制作された楽曲[13]。
参加ミュージシャン
- 桜井和寿:Vocal (#1 - #7), Chorus (#1 - #7)
- GAKU-MC:Rap (#1 - #7), Chorus (#1 - #7)
- SUNNY:Keyboards (#1 - #7), Programming (#1 - #7), Chorus (#2, #7)
- 設楽博臣:Electric Guitar (#2 - #7)
- 沼能友樹:Electric Guitar (#1), Acoustic Guitar (#2, #3, #6, #7)
- 藤谷一郎:Electric Bass (#2 - #7), Contrabass (#2, #6), Fretless Bass (#3)
- 山田 "Anthony" サトシ:Electric Bass (#1)
- 脇山広介:Drums (#2 - #7)
- 中畑大樹:Drums (#1)
- 川上鉄平:Trumpet (#3)
- 眉村ちあき:Chorus (#4)
ライブ映像作品
曲名
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作品名
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We are not afraid
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ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
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ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜
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敗戦の夜に
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ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
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言葉
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ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
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ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜
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Hi-Five
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ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
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雪物語
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ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
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ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜
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時代
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ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
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ウカスカジーの夢工場 〜TOUR “アディショナルタイム”〜
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また会う日まで
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ウカスカジーの大冒険 〜TOUR "WE ARE NOT AFRAID!!"〜
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脚注
注釈
- ^ ウカスカジーのバックバンドの呼称。
- ^ 追加公演となった2019年9月29日の豊洲PIT公演のみ、藤谷一郎の代わりに山田 "Anthony" サトシが参加。
- ^ 曲のテンポやコード、歌い出しをくじ引きにより決定し、観客の前で20分以内に楽曲を制作し披露するという企画[9]。
出典
参考文献
外部リンク
- 公式サイト
- ミュージック・ビデオ
- ライブ映像
- 歌詞
- インタビュー
- コメント
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- 5日・12日・19日・26日 天気の子(RADWIMPS)
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Billboard JAPANダウンロード・アルバム・チャート「Billboard Japan Download Albums」第1位(2019年9月2日付) |
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6月 |
- 3日 プロメア ORIGINAL SOUNDTRACK(澤野弘之)
- 10日 三毒史(椎名林檎)
- 17日 TIM(アヴィーチー)
- 24日 True Colors -The 1st Mini Album(U-KNOW)
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- 5日・12日・19日・26日 天気の子(RADWIMPS)
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