道井 緑一郎(みちい ろくいちろう、1963年2月7日[1] - )は、日本の外交官。出入国在留管理庁審議官、内閣官房内閣審議官を経て、駐フィジー兼ツバル兼ナウル特命全権大使。
人物・経歴
愛知県名古屋市出身。愛知県立旭丘高等学校を経て、1986年一橋大学経済学部卒業、外務省入省[2]。在アメリカ合衆国日本国大使館一等書記官[3]、在ミャンマー日本国大使館参事官[4]、外務省総合外交政策局国際テロ対策協力室長、外務省国際法局経済条約課長等を歴任[5]。
2009年から外務省国際法局条約課長を務め[6][7]、学習院大学法学部法学科講師(特殊講義(国際法実務)担当)[8][7]、九州大学大学院法学府講師(国際公法研究第二担当)[9]、国際法学会評議員、国際法協会日本支部特別会員なども兼務した[10][11]。
2012年在ロシア日本国大使館公使(経済部長)兼在アルメニア日本国大使館公使、在トルクメニスタン日本国大使館公使[6][12]。2015年外務省経済局参事官[13]。2016年ボストン総領事[14]、ボストン桜友会会員[7]。2019年に法務省に出入国在留管理庁が設置されると、同審議官(国際担当)に就任[15][16]。
2021年内閣官房内閣審議官(内閣官房副長官補付)兼TPP等政府対策本部企画・推進審議官(大使)[17][18][19]。2023年からは、中国の南太平洋での一帯一路構想に対抗するため、従来ノンキャリアや、他省庁出身者が就くことが多かった、太平洋諸島フォーラムの本部がある駐フィジー兼ツバル兼ナウル特命全権大使を務めた[20][21][22]。
著書
同期
脚注
|
---|
全権大使(キャンベラ常駐) |
- 在オーストラリア大使が兼轄
- 斉藤鎮男1972-1973
- 吉田健三1974-1976
- 大河原良雄1976-1979(在オーストラリア大使としては引き続き1980年まで駐箚)
|
---|
全権大使(スバ常駐) | |
---|
カテゴリ |
- 先代
- 宇山智哉
|
- 内閣官房TPP等政府対策本部企画・推進審議官
- 2021年 - 2023年
|
- 次代
- 田島浩志
|
- 先代
- 新設
|
- 出入国在留管理庁審議官(国際担当)
- 2019年 - 2021年
|
- 次代
- 中川勉
|
在ボストン日本総領事 (2016年 - 2019年) |
---|
名誉総領事 | |
---|
総領事 | |
---|