諏訪 康雄(すわ やすお、1947年 - )は、日本の法学者。専門は労働法。法政大学名誉教授。中央労働委員会会長、労働政策審議会会長を歴任。2018年4月旭日重光章受章。
略歴
東京都出身。一橋大学法学部卒業後、1972年一橋大学大学院法学研究科修士課程修了。指導教官は堀口亘[1]。ボローニャ大学留学を経て、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学。
法政大学大学院教授、労働政策審議会会長、中央労働委員会会長などを歴任。短時間労働者の雇用管理の改善等に関する法律や、育児休業制度作成に関わった[2]。
大学院では【雇用政策研究(マクロ)】【地域雇用政策事例研究】【比較雇用政策研究】【研究法(博士後期)】等の科目を担当した。
趣味は「平凡で読書、音楽・美術鑑賞。特技らしきものは特になし」と語る[3]。
門下生に石山恒貴、齊藤弘通、菊池桃子らがいる。
略年譜
- 1970年 一橋大学法学部卒業
- 1972年 一橋大学大学院法学研究科修士課程修了
- 1974年 ボローニャ大学留学(イタリア政府給費生)(1976年迄)
- 1977年 東京大学大学院法学政治学研究科博士課程単位取得退学
- 1977年 法政大学社会学部専任講師 就任
- 1979年 同 助教授 昇格
- 1982年 ニューサウスウェールズ大学客員研究員
- 1986年 ボローニャ大学法学部客員教授
- 1987年 法政大学社会学部教授 昇格
- 1993年 『イタリアの労働事情』を刊行する[4]。
- 1994年 『判例で学ぶ雇用関係の法理』を刊行する[5]。
- 1996年 中央労働委員会委員
- 2004年 法政大学大学院政策科学研究科教授
- 2008年 法政大学大学院政策創造研究科教授
- 2009年 労働政策審議会会長
- 2013年 法政大学 退職、法政大学名誉教授
- 2013年 中央労働委員会会長 就任
- 2017年2月26日 中央労働委員会会長を任期満了で退任[6]。
- 2017年2月 『雇用政策とキャリア権』を刊行する[7]。
- 2017年6月 認定NPO法人キャリア権推進ネットワーク理事
- 2018年4月 旭日重光章を受章
著書
- 『判例で学ぶ雇用関係の法理』(菅野和夫と共著, 総合労働研究所、1994年)
- 『労使紛争の処理 平成8年度』(日本労働研究機構、1997年)
- 『雇用と法』(放送大学教育振興会、1999年)
- 『労働者派遣法の改正と職業紹介の見直し』(教育文化協会、2000年)
- 『職業キャリアをどう支援するか』(教育文化協会、2003年)
- 『労使コミュニケーションと法』(労働政策研究・研修機構、2006年)
- 『キャリア・チェンジ! : あきらめずに社会人大学院!新たなキャリアを切り拓こう』(生産性出版、2013年)
脚注
- 先代
- 菅野和夫
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- 厚生労働省労働政策審議会会長
- 2009年 - 2013年
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- 次代
- 樋口美雄
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- 先代
- 菅野和夫
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- 厚生労働省中央労働委員会会長
- 2013年 - 2017年
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- 次代
- 山川隆一
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