堀口 亘(ほりぐち わたる、(旧姓:松元、1964年4月改姓[1])、1929年7月14日 - )は、日本の法学者。専門は、商法・金融商品取引法。学位は、学士(東京商科大学)。一橋大学名誉教授。元日本商品先物取引協会会長、元日本私法学会理事。授勲瑞宝中綬章。
田中誠二(一橋大学名誉教授)門下。長男は商法学者の堀口勝(東洋大学准教授)。指導学生に川村正幸(一橋大学名誉教授)、野田博(一橋大学教授)等がいる。
来歴
学歴
- 1936年4月 大阪府豊能郡南豊島第二小学校(現豊中市立豊島小学校)入学
- 1942年3月 大阪府豊能郡南豊島第二国民学校(在籍中に名称変更)卒業
- 1942年4月 大阪府立豊中中学校(現大阪府立豊中高等学校)入学
- 1943年1月 旧制成城中学校(現成城中学校・高等学校)へ転校
- 1947年3月 旧制成城中学校卒業
- 1947年4月 東京商科大学(現一橋大学)附属商学專門部入学
- 1950年3月 東京商科大学附属商学専門部卒業
- 1950年4月 東京商科大学学部入学
- 1953年3月 東京商科大学学部卒業
職歴
- 1953年4月 一橋大学法学部助手
- 1956年9月 - 1957年6月 エール大学留学
- 1958年11月 一橋大学法学部専任講師
- 1962年 同助教授
- 1970年 同教授
- 1971年4月 - 1973年3月 一橋大学評議員併任
- 1975年3月 - 1976年3月 パリ第2大学留学
- 1993年3月 一橋大学を定年退官し、後に一橋大学名誉教授の称号を受けた。
- 1993年4月 - 2004年3月 関東学院大学法学部教授
- 2004年4月 - 2007年3月 東洋大学大学院法務研究科教授
非常勤
- 青山学院大学経済学部 非常勤講師(1960年4月 - 1983年3月)
- 青山学院大学法学部 非常勤講師(1977年4月 - 1983年3月)
- 中央大学法学部 非常勤講師(1966年4月 - 1973年、1993年4月)
- 東洋大学法学部 非常勤講師(1984年4月 - )
- 獨協大学法学部 非常勤講師(1992年4月 - )
- 一橋大学法学部 非常勤講師(1993年4月 - )
他。
学会活動
他。
社会的活動
- 学術審議会専門委員(1972年2月 - 1973年12月、1979年2月 - 1981年1月、1989年2月 - 1991年1月)
- 金融制度調査会第二委員会委員(1988年2月 - 1990年7月)
- 東京工業品取引所公益理事(1988年5月 - )
- 金融制度調査会制度問題専門委員会委員(1990年9月 - 1991年6月)
- 同委員会フォローアップ会合委員(1991年11月 - 1992年1月)
叙位・叙勲
ゼミ生
指導学生には川村正幸(一橋大学名誉教授)[3]、芳賀良(横浜国立大学教授)、古山正明(長崎大学教授)、品谷篤哉(立命館大学教授)[4]、野田博(一橋大学教授)[5]、布井千博(一橋大学教授)[6]、諏訪康雄(法政大学名誉教授)[3]、土橋正(青山学院大学教授)[7]、吉田正之(新潟大学教授)[8]等がいる。
著作
- 『会社法概論』
- 『通説手形小切手法』
- 『ハンドブック証券取引法』
- 『コンメンタール証券取引法』(田中誠二と共著)
- 『手形・小切手の法律実務』(岡村勲と共著)
- 『コンメンタール 手形法』勁草書房 1971年(田中誠二・山村忠平と共著)[9]
など。
脚注