角田大河
角田 大河(つのだ たいが、2003年5月21日 - 2024年8月[注釈 1])は、日本中央競馬会(JRA)に所属していた元騎手である。父は同じくJRA所属の調教師である角田晃一、兄も同じくJRA所属の騎手である角田大和。 来歴兄の大和は実父が営む厩舎に所属したが、大河は同じ栗東トレーニングセンターで開業する先輩騎手の石橋守に預けられ、38期生として競馬学校卒業を迎える[1][2]。 2022年3月5日、阪神1Rでメイショウソウゲツに騎乗してデビューして1着、初騎乗・初勝利を飾った[3]。続く阪神2Rもメイショウトールに騎乗して1着となり、栗田伸一・福永祐一に並び史上3人目となるデビュー2連勝を達成した[3]。 7月3日、同期の今村聖奈がテイエムスパーダに乗って芝1200mのJRAレコードを打ち立て重賞初騎乗初制覇を達成したCBC賞で、大河も重賞初騎乗(騎乗馬シホノレジーナ、14着)[4]。 →「今村聖奈 § 2022年」、および「CBC賞 § CBC賞の記録」も参照
12月18日の朝日杯フューチュリティステークスでウメムスビに騎乗し、今村よりも2節早くGI初騎乗を果たす(15着)[5]。この年は36勝を挙げ、新人騎手特別賞を受賞した[6]。 2023年3月25日のGIII毎日杯でシーズンリッチに騎乗して1着となり、デビュー2年目にして重賞初制覇を達成した[7]。 2024年8月10日、JRAより死去したことが発表された[8][9]。死没日・死因等は遺族の意向により公表されていない[10]。21歳没。令和デビューの騎手では初の物故者となった。落馬事故以外での騎手の死去は中央競馬では2015年2月に死去した後藤浩輝以来となる。 当時、自身初の「北海道シリーズ」に参戦していたが[11]、函館競馬場で自身が起こした不祥事に関して8月2日午前10時に行われたJRA側の事情聴取を最後に、同日午後より連絡が取れなくなっていた[注釈 2]。9日夜に親族から連絡があったことにより、JRA側が角田の死去を把握した[13]。JRAウェブサイト上の「引退騎手名鑑」では9日を騎手引退日としている[14]。 不祥事
騎手成績
主な騎乗馬脚注注釈出典
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