裏町の怪老窟
『裏町の怪老窟』(うらまちのかいろうくつ、独: Das Wachsfigurenkabinett)とは、1924年に公開されたドイツのファンタジー・ホラー映画。白黒、サイレント。監督はパウル・レニ。蝋人形館テーマの第1号ともいわれる[5]。 蝋人形館の宣伝のために雇われた若き詩人が紡ぐ3つの奇怪な物語 - ハールーン・アッ=ラシード、イワン雷帝、切り裂きジャック - をオムニバス形式で描く。 ホラー映画にカテゴライズされることが多いが、ファンタジー冒険映画、歴史映画など複数のジャンルのエピソードから成るアンソロジー映画である。 いくつかの文献は、ドイツの脚本家・プロデューサーのレオ・ビリンスキをこの映画の共同監督、共同プロデューサー、編集者としている[6][7][8] 。 キャスト
制作ヘンリック・ガレーンの脚本には4つめのエピソードもあったが、レニはそれを割愛した。それはクリスティアン・ アウグスト・ヴルピウスの1878年の盗賊小説『リナルド・リナルディーニ』に基づくもので、ウィリアム・ディターレがリナルド・リナルディーニを演じていた。レニは代わりに『バネ足ジャック』の短い話をやることにした。しかし、リナルド・リナルディーニの蝋人形は映画の中に残っている。冒頭、4体並んだ蝋人形の左から3番目のつば広の帽子をかぶったものである。 リストア版2002年、キノ・インターナショナルが『裏町の怪老窟』のDVDをリリースした。これはCineteca del Comune di Bologna(CCB)によって復元されたプリントと、L'Immagine Ritrovataの復元版をマスターとしている。それに1924年の英語版にあった英語のインタータイトルを挿入している。作曲およびピアノ演奏はジョン・ミルサリス。83分[9]。 出典
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