美馬牛駅
美馬牛駅(びばうしえき)は、北海道上川郡美瑛町美馬牛北1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)富良野線の駅。事務管理コードは▲121706[2]。駅番号はF38。 歴史北海道官設鉄道十勝線(富良野線の前身)が1899年(明治32年)に開通した当初、この地に駅は設置されず、付近の住民は美瑛駅か上富良野駅を利用せざるを得なかった[3]。 しかし、美瑛駅 - 上富良野駅間は15.9 km と長く、かつ当地は上川郡・空知郡境の分水嶺にあたるため、列車運転上・また拓殖上から駅設置が要望され、少なくとも1914年(大正3年)には駅の設置を念願とした住民がいたという[4]。 最終的に、当地の農場主であった沼崎重平による鉄道省への設置運動が実り、1925年(大正14年)8月に設置が決定、翌年に開業した[3][4]。 年表
駅名の由来所在地名から。アイヌ語の「ピパウシ(pipa-us-i)」(カラス貝・多くいる・もの〔川〕)に字を当てたものである[9][10]。 一説には、当初駅名は前述の沼崎に因んだものや、隣接する現:上富良野町豊里地区から「豊里」の名称も考えられたが、「畜産北海道にふさわしい」として、「美馬牛」に決まった、とされている[4]。 駅構造2面2線の交換駅であり、互い違いに配置の相対式ホームもつ地上駅。跨線橋はなく構内踏切を渡る[11]。駅舎は富良野方面に向かって右手に設置されている[11]。無人駅。
利用状況乗車人員の推移は以下のとおり。年間の値のみ判明している年については、当該年度の日数で除した値を括弧書きで1日平均欄に示す。乗降人員のみが判明している場合は、1/2した値を括弧書きで記した。 また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
駅周辺駅の位置は運転上の諸点に重点を置いて設置したとされ[4]、開業当時はわずか3戸が駅前にあるのみであったが、駅開業後に市街を形成した[3]。構内の富良野方すぐに美瑛町と上富良野町の町境があり、上富良野町里仁・静修地区も駅勢圏に含んでいる[4]。
隣の駅脚注出典
JR北海道
関連項目外部リンク
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