第百六十六号哨戒特務艇

第百六十六号哨戒特務艇
基本情報
建造所 船体:林兼重工業
兵装艤装:佐世保海軍工廠
運用者  大日本帝国海軍
艦種 特務艇
級名 第一号型哨戒特務艇
建造費 1,350,000円(予算成立時の価格)
艦歴
計画 マル戦計画
竣工 1945年7月23日
最期 1945年8月12日被爆沈没
除籍 1947年5月3日
要目(哨戒特務艇・計画時)
基準排水量 238トン
水線長 28.50m
水線幅 6.14m
吃水 2.35m
機関 400型中速ディーゼル1基、1軸
出力 400bhp
速力 9.0ノット
燃料 重油26トン
航続距離 8ノットで4,000カイリ
乗員 34名
兵装 25mm機銃 連装1基、単装2基
12センチ噴進砲2門
爆雷12個、魚雷落射機2基
搭載艇 短艇1隻
レーダー 13号電探1基
ソナー 三式水中探信儀三型1基
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第百六十六号哨戒特務艇[注釈 1](だいひゃくろくじゅうろくごうしょうかいとくむてい)は、日本海軍の特務艇(哨戒特務艇)。第一号型哨戒特務艇の1隻[注釈 2]だが、特務艇類別等級別表に登載されていない[注釈 3]。戦時中、被爆し沈没した。

艇歴

マル戦計画の特務艇、第2121号艦型の166番艇、仮称艦名第2286号艦として計画。1945年5月5日、第百六十六号哨戒特務艇と命名され、本籍を佐世保鎮守府と仮定[注釈 3]。6月7日、船体概成により林兼重工業株式会社から佐世保海軍工廠へ引き渡し。7月23日竣工し、本籍を佐世保鎮守府に定められ、羅津方面特別根拠地隊に編入。7月25日、羅津方面特別根拠地隊は元山方面特別根拠地隊に改編。8月12日、浦崎南西で空襲を受け被爆し沈没した。

1947年5月3日、第百六十六号哨戒特務艇は海軍編制の廃止に伴い除籍された。

脚注

注釈
  1. ^ 本来の艇名表記は第百六十六號哨戒特務艇。
  2. ^ 世界の艦船『日本海軍護衛艦艇史』p. 114。
  3. ^ a b 昭和20年内令第381号(特務艇類別等級別表の改正)には、本艇の艇名は記されていない。法的な裏づけがとれないため、本記事では本艇を「第一号型哨戒特務艇の何番艇」と記すことが出来ない。
脚注

参考文献

  • 海軍省復員庁
    • 昭和20年5月5日付 達第97号、内令第381号、内令第389号。
    • 昭和20年7月23日付 内令第668号、内令第668号ノ2。
    • 昭和20年7月25日付 内令第673号、内令第675号。
    • 昭和22年5月3日付 復員庁第二復員局 復二第327号。
  • 世界の艦船 No. 507 増刊第45集 『日本海軍護衛艦艇史』、海人社、1996年。
  • 防衛研修所戦史室 戦史叢書 第88巻 『海軍軍戦備(2) -開戦以後-』、朝雲新聞社、1975年。
  • 丸スペシャル No. 49 日本海軍艦艇シリーズ 『駆潜艇・哨戒艇』、潮書房、1981年。