空知鉄道
空知鉄道[注 1](そらちてつどう)とは、北海道岩見沢市にある個人所有の庭園鉄道である[1][2]。 概要札幌市電の運転士である個人が、岩見沢市内の自己所有地にて運営している[3]。 土地の外周に沿うように軌道が敷設されている。軌間は381 mm(15インチ)で最高速度は5 km/h。 車両はホームセンター等で購入した材料で自作したもので、1910形とト1001形の2両を1編成として運行される。 歴史
北村本線の駅北村(きたむら)駅(廃駅)[12]所在地は岩見沢市北村赤川3739番地。駅番号はK01。駅構造は地上駅、ホームは1面1線。開業日は2015年9月25日、廃止日は2023年5月31日。北村本線当初の起点駅。 北村駅から赤川駅までの一部区間は道路と並走するような線形をしていた。5月31日をもって廃止された後、翌日の6月1日に軌道の撤去作業が行われた。現在、線路傍にはまだ0キロポストがあるが、ホーム柵には立入禁止のテープが張られており侵入できないようになっている。廃止について空知鉄道代表は「初めて開業させた路線を手放すのは断腸の思い」であったと述べている[13]。また、廃止の理由については、
としている。 赤川(あかがわ)駅[12]所在地は岩見沢市北村赤川3739番地。北村駅から35m。駅番号はK02、電報略号はアカ。駅構造は地上駅、ホームは1面1線。開業日は2015年9月25日。乗換は北海道中央バス(岩見沢駅方面及び月形方面)。有人駅で出札窓口有り。 空知鉄道の玄関口であり見学案内をする際の拠点となる。車庫内にある屋内構造の駅で、列車が運転しない時間はシャッターが閉じられる。駅構内に「駅務区・乗務区」がある。2023年5月31日で北村本線北村駅~赤川駅間が廃止となったため北村本線の起点駅となった。非常列車停止装置や案内放送装置、フルカラーLED案内表示板がある。 南赤川(みなみあかがわ)駅[12]所在地は岩見沢市北村赤川2741番地。北村本線の駅。駅番号はK03。電報略号はミナ。駅構造は地上駅。ホームは1面2線。開業日は2022年7月17日。無人駅。 延伸開業により新たに設置された駅で、構内には北車両基地への分岐線もある。 車両
1910形とト1001形共に台車は鋼材(アングル材など)で製作。台車の溶接・車輪の旋盤加工については外注。[14] 施設見学最寄り駅はJR岩見沢駅。岩見沢駅からは北海道中央バスの月形駅前行きに乗り、「岩見沢バスターミナル」から「赤川」で降車。なお、岩見沢駅と赤川駅の距離は約8.3kmである[16]。 2019年度より定期的に一般公開を実施している。また、鉄道関係者は別日に見学対応を行っている。2021年度までは見学会日程を公表して予約不要だった。2022年度から毎月1回第3日曜日に施設見学を予約不要で行った。夏にテレビ等メディアで取り上げられ、その後空知鉄道では対応できない人数が来てしまい、8月の開催をもって年内の見学対応を全て中止した。2023年度夏よりエアリザーブを使った事前予約による見学が行われた。次年度以降も実施する予定[12]。 運行情報や見学予約は随時下記外部リンクの公式HPに記載されている。 脚注注釈
出典
関連項目外部リンク |
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