穂瑞沙羅華の課外活動『穂瑞沙羅華の課外活動』(ほみずさらかのかがいかつどう)は、機本伸司によるSF小説のシリーズ。処女作『神様のパズル』(2002年)の直接の続編で、2009年から2017年までに以下の全5作が、いずれも角川春樹事務所(ハルキ文庫)から刊行されている。
なお、『神様のパズル』の直接の続編ではないスピンオフ作品として、本シリーズ以前に『神様のパラドックス』(2008年)も書かれている。 パズルの軌跡
あらすじ2029年春。前作『神様のパズル』における事件の後大学を卒業し、どうにか就職を果たした綿貫基一の元に、ベンチャー企業「ネオ・ピグマリオン」の社長・樋川からメールが届く。樋川は、量子コンピュータを使ったメンタルヘルス事業の他に、資産家の子息たちの失踪事件の捜索まで請け負っていた。捜索に不可欠な量子コンピュータの性能向上のため開発者である穂瑞沙羅華に綿貫を通じて協力を求めてきたのである。沙羅華に再会する口実にと、樋川の申し出を受けた綿貫だったが、今は普通の女子高生としての生活を送っている沙羅華に協力を拒まれてしまう。しかし彼女が、ただ普通の女子高生を演じているだけと綿貫に見抜かれ「おまえは、本当に幸せなのか?」という追及を受けて渋々ながら協力に応じる。 登場人物
究極のドグマ
あらすじネオ・ピグマリオンに無事入社できた綿貫と、入れさせられた沙羅華。しばらく経っても会議に出席するだけでなにもしない沙羅華に、樋川は猜疑心を持ち、「量子コンピューターによる実績を出してほしい。」と命令されて沙羅華は依頼を受けることになる。しかし沙羅華は、依頼された多くの未解決事件や重大凶悪事件に見向きもせず、ある老婆から依頼された猫探しを引き受けた。 彼女の狂詩曲
あらすじ巨大加速器むげんは稼動以来、新しい発見を見出せず、税金の無駄遣いを指摘され、事業仕分けの対象とされてしまった。沙羅華は対象回避の新発見は難しいとしながらも、仕分け回避に協力する。その作戦とは、沙羅華のアイドルデビューだった。 恋するタイムマシン
あらすじ卒業のカノン
あらすじ外部リンク角川春樹事務所・書籍情報 |
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