秋田国家石油備蓄基地
秋田国家石油備蓄基地(あきたこっかせきゆびちくきち、英文社名:Akita Oil Storage Co.,LTD.)は、秋田県男鹿市船川にある石油備蓄基地。 概要石油公団(現・独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)が、国家備蓄三千万キロリットル体制の確立を目指し[2]、苫小牧東部国家石油備蓄基地(苫小牧東部地域)、むつ小川原国家石油備蓄基地(むつ小川原開発計画)、福井国家石油備蓄基地(福井臨海工業地帯)、白島国家石油備蓄基地(白島)、上五島国家石油備蓄基地(上五島)とともに建設を進めた石油備蓄基地である[3][4]。1989年に操業を開始した(全面操業開始は1995年)[5]。 埋め立てて造成された約110ヘクタールの敷地に、約39ヘクタールの西基地と約71ヘクタールの東基地が立地する。備蓄方式は全国初の地中式を採用。西基地は地上式タンク4基と地中式タンク4基、東基地は地中式タンク8基で構成される[6]。建設費は1500億円[3]。 当初は石油公団、日本鉱業(現・ENEOS)、金融機関31行、秋田県などの出資によって設立された旧・秋田石油備蓄が所有・管理にあたっていたが[2]、2004年の国家石油備蓄の直轄事業化に伴い国に移管された。操業管理は旧・秋田石油備蓄を前身として設立された「秋備株式会社」が受託した。現在、備蓄基地は独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が所有している。 秋備は2007年に「秋田石油備蓄株式会社」に商号変更した[7]。また、2018年に東京電力ホールディングス傘下の東京電力フュエル&パワーが、政府系機関が実施した入札で、本基地を含め4か所の操業を2018年度から5年間、合計約180億円で落札したことに伴い、同年6月、秋田石油備蓄は東京電力フュエル&パワーのグループ企業となった[8][9]。 沿革
設備
出典
関連項目外部リンク
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