福岡J・アンクラス |
---|
原語表記 |
福岡J・アンクラス |
---|
愛称 |
福岡AN |
---|
クラブカラー |
オレンジ |
---|
創設年 |
1986年 |
---|
所属リーグ |
日本女子サッカーリーグ |
---|
所属ディビジョン |
なでしこリーグ2部 |
---|
ホームタウン |
福岡県福岡市 |
---|
ホームスタジアム |
#スタジアムを参照 |
---|
運営法人 |
株式会社福岡アンクラス |
---|
代表者 |
長谷川慎一 |
---|
監督 |
河島美絵 |
---|
コーチ |
- 上田 慎吾(フィットネスコーチ)
- 有川 枝里(GKコーチ)
|
---|
公式サイト |
公式サイト |
---|
■テンプレート(■ノート)■サッカークラブPJ |
福岡J・アンクラス(ふくおかジェイ・アンクラス、FUKUOKA J ANCLAS)は、福岡県福岡市をホームタウンとする日本女子サッカーリーグに所属する女子サッカークラブ。その源流は福岡女学院中学校・高等学校のサッカー部から発し、サッカースクールを運営して福岡の女子を中心とした子どもにスポーツをする機会を増進している[1]。
概要
前史
1986年、福岡女学院中学校・高等学校のサッカー部として創設された[4]。「アンクラス」とはスペイン語で錨を意味する「アンクラ」の複数形で、福岡女学院中高の制服の胸のマークに由来する[4]。
1999年に九州女子サッカーリーグへ参加し、2005年まで7連覇を達成。また皇后杯全日本女子サッカー選手権大会では第21回大会、第23回大会、第24回大会に九州地域代表として参加している。
なでしこリーグ参戦以降
その実力により以前からL・リーグ入りと見られていたが、その当時は高校の部活動を前提としたため、トップチームを完全なクラブチームとして独立。その運営母体としてNPOを設立し、地元企業からの支援を受け、2006年に日本女子サッカーリーグに参加した。
2007年、クラブ運営団体は正式にNPO法人の認証を受け「特定非営利活動法人ANCLAS」となった。
2009年、スペランツァFC高槻との入れ替え戦を制して翌年からの1部昇格を果たす[4][5]。
2012年10月28日、アルビレックス新潟レディース戦で引き分けたことにより、なでしこリーグから降格が決定した。
2015年はなでしこリーグ2部に参加するも、リーグ戦で10チーム中9位。入れ替え戦で横浜FCシーガルズに敗北。2016年からチャレンジリーグに降格となった。
2017年はチャレンジリーグWESTで最下位となるものの、順位決定戦は1勝2分で残留圏内の総合10位でリーグ戦を終える。しかし同年10月、日本女子サッカーリーグ理事会において自主退会を勧告され、同シーズン限りでチャレンジリーグを退会した[6][7]。同年末に新たな運営会社を立ち上げ、NPO法人から運営を引き継いだ[8]。
2018年はセカンドチームの「ANCLASノーヴァ」が九州女子リーグ1部(Div.1)へ昇格したため、トップチームが2部(Div.2)、セカンドチームが1部に参戦することになった[9]。同年のリーグ戦でトップチームは2部優勝と1部昇格を果たしたが、ANCLASノーヴァは1部最下位で2部降格となった[10]。
2019年、常盤木学園高校との入替戦に勝利し翌シーズンのチャレンジリーグ昇格を果たした[11][12]。
2024年、地域リーグ優勝のVONDS市原レディースに敗れ九州リーグ降格が決まった。
クラブ組織
なでしこリーグに昇格したことや運営のリストラなどもあり、プロフェッショナルとアマチュアのけじめをつける必要に迫られたことから、2011年に組織再編を実施し、以下の体制に移行した。2016年、下部組織が再編された[13]。
- 福岡J・アンクラス
- トップチーム。主に社会人により構成されるが、一部ユースとの掛け持ち選手もいる。
- ANCLASノーヴァ
- 九州女子リーグ所属。2016年より再編によりANCLASユースから名称を変更した。「ノーヴァ(NOVA)」はスペイン語で「新星」を意味する。3つあった下部チームを再編し、中学・高校生が主な対象である。また18歳以上の選手もおり、本来ならトップチームに所属するところ、能力不足等により降格している。日本サッカー界における「重複登録禁止」適用拡大により学校部活チームとの掛け持ちはできない[注 1]。
- ANCLASアルバ
- 再編後は初心者を含む小学5年生〜高校生以下(従来は一般も対象)。「アルバ(ALBA)」はスペイン語で「夜明け」を意味する。小学生は原則、参加条件として#アンクラスジュニアスクール生に限定。
- アンクラスサッカースクール[注 2]
- 対象は小学生。
- アンクラスジュニア:対象は5歳から小学6年生の女の子[14]。交流試合のアンクラスカップ、ぽかぽかカップ(春)、さんさんカップ(夏)、わくわくカップ(秋)を行う。
再編により以下のクラブを廃止した。ユース春日は新生ユースの母体となった。
- ANCLASサテライト:年齢によりトップとユースに分割吸収された。九州女子サッカーリーグDiv.1所属。中学生から社会人。
- ANCLASユース福岡女学院SS (女学院)[1]:純然たる学校の部活動に移行。九州女子サッカーリーグDiv.2を脱退。中学、高校生。
- ANCLASユース春日 (曰佐中) →ANCLASノーヴァ:福岡県女子サッカーリーグ所属。中学、高校生。
- アンクラスキッズ(スクール)→ANCLASアルバ:幼児(4~5歳)対象。男女。
年度別成績・歴代監督
スタジアム
ホームゲームを開催するスタジアムは、ベスト電器スタジアム、福岡県営春日公園球技場、小郡市陸上競技場、北九州市立本城陸上競技場、鳥栖市陸上競技場、佐賀県総合運動場陸上競技場などである。但し、北九州にはギラヴァンツ北九州の関連団体として「ニューウェーブ北九州レディース」が存在するため、女子リーグ改革後は福岡・筑後圏での開催が主となっている。
ユニフォーム
ユニフォームの色
カラー
|
シャツ
|
パンツ
|
ストッキング
|
FP(1st)
|
オレンジ
|
オレンジ
|
オレンジ
|
FP(2nd)
|
白
|
白
|
白
|
GK(1st)
|
青
|
青
|
青
|
GK(2nd)
|
ピンク
|
ピンク
|
ピンク
|
|
|
|
チームカラー
ユニホームスポンサー
掲出箇所 |
スポンサー名 |
表記 |
備考
|
胸
|
PIVO |
PIVO |
|
鎖骨
|
ソウシン建設 |
株式会社 ソウシン建設 |
左側に表記
|
ファクトリュウ |
ベンジャミンランチ hakata gurume |
右側に表記
|
背中上部
|
サンエス警備保障 |
サンエス警備 GROUP |
|
背中下部
|
楽天地 |
博多もつ鍋 楽天地 |
|
袖
|
エスパシオ |
ESPAZIO NOTHING TO ANYTHING
|
左袖に表記
|
パンツ前面
|
モノコトクリエイション |
モノコト クリエイション
|
|
パンツ背面
|
RIKUYO |
株式会社RIKUYO |
|
出典: 2023シーズン ユニフォームについて
ユニフォームサプライヤー
所属選手・スタッフ
2023年[18]
スタッフ
選手
在籍歴のある選手
|
|
- 大屋夏希(琉球デイゴス)
- 丸形梨恵(ノルディーア北海道)
- 濵田百華(NGUラブリッジ名古屋)
- 平田光佐登
- 今中悠莉(ノルディーア北海道)
- 堂下弥里
- 谷岡奈緒(ノルディーア北海道)
- 土屋亜矢(引退)[20]
- 小林菜津美(引退)[20]
- 松浦舞鈴(引退)[20]
- 中島亜弥香
- 三浦ひかる
- 大畑恵美莉
- 水野寧凪
|
脚注
注釈
- ^ 男子のJリーグでは当初から、学校の部活とJクラブのユース兼属(重複登録)が禁じられているため、ユースに属する選手は、母校の部活に参加できない。例外は「特別強化指定選手」制度の適用を受けた場合のみである。
- ^ ANCLASジュニアスクールの開催地を記す。
月・筑紫エリア
- 小郡校 小郡小学校(小郡市、2024年4月より三国校廃止)
火・春日・那珂川エリア
水・東区エリア
木・西区・城南区エリア
金・糟屋郡、南区エリア
- 長住校 長住小学校(南区)
- 新宮東校 新宮東小学校(新宮町)
- ^ 成績は九州女子サッカーリーグ資料(2018年12月17日時点[15])に基づくが、勝敗数については合計を記載したもの(14勝1分0敗 勝点43)ではなく、星取表を踏まえたもの(15勝1分0敗 勝点46)に従った。
- ^ かつてアンクラスに所属していた佐藤楓は同姓同名の別人。
出典
関連項目
外部リンク